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やる気スイッチを押せるのは、自分自身。

今日は、「やる気スイッチ」について考えてみようと思います。
これも、自信や自分自身を本人がどう認識しているか、ということと深く
関わっている気がします。
ですが、精神面のお話をする前に、まずは身体面のことについて少し触れたいと思います。

どうやら、やる気と肩甲骨のストレッチには関係があるようなんです。


最初に、素敵な記事をシェアさせてください。
ご自身の体験とともに書かれていて、動画もあり、とても分かりやすかったです。

noterまいさんの記事
「本当に1回で効果が出た肩甲骨ストレッチ」

先日たまたま観たテレビ番組で、とある体操を紹介していました。
まいさんの記事中にもあるような動きを番組内でもしていたのですが、
専門家の方が、
「肩甲骨を動かすとやる気が出るが、なぜかは解明されていない」
と仰ってました。どうやら、肩甲骨をしっかり動かしてあげると、
やる気が出る脳内物質(ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンあたり)が分泌されるのだそうです。
でも、その仕組みはまだわからない、と。
麻酔がなぜ効くのかわからない、というのと似てるなあと思いました。

シェアをご快諾頂いた、まいさん。ありがとうございます。

そして、精神面のお話です。

兄と妹の「やる気スイッチ」の違い

うちの子たちは、兄・妹で「やる気スイッチ」もやっぱり違います。
妹の方は、スイッチがわりと柔らかいんです。
ポチっと自分で押す時もあるし、ちょっとこっちが水を向けるだけで
そうだねー、と切り替えられます。

例えば、
・漫画を心置きなく読みたいから、先に宿題しよー。
・漢字テストちょっとがんばりたいから、自主学習でやっとくか。
・英検とかなんかとっとくといいらしいから、受けてみようかな。

と、こんな感じです。
要するに、やってみようかな、と思うことが容易いようです。
言い換えると、新しいものに対してあまり不安を抱きにくいというか。
多分、楽観的なんです。

加えて、この子は「とりあえずやる」ができます。
これが強いですね。
明確な、あるいは近い目標がなくても、こちらが
「後々やっとくと役に立つよー」とか
「他のこともそうだけど、身に着けた知識は簡単になくなったりしないし、いろんなことを学んでる間に、お互い繋がってもっと面白くなるんだよー」とか言うと、
じゃあとりあえずやるか。となって取り組めるんです。

一方、兄はというと・・・。
スイッチに辿り着くまでに、何個か鍵がかかってます。
その鍵は、好きなものに対しては、わりと簡単に開くんですけど、
そうじゃないものには、なかなか開きません。

基本的に、繊細で慎重な子です。
つまりは、新しいもの・場面・人が苦手です。
できそうにない気配を察知すると、すぐに鍵をかけ直します。
(中3の今は、かけ直してからもう一度自分会議にかけてくれるようになったようです。小学校の時は、再検討されずにシャットアウトでした…。)

さらに、「やるべき明確な理由がないと動けない」タイプです。
しかも、他者がいいと言ったから、とかいう理由では駄目なんです。
自分の中で、動く理由が確立される必要があります。
とりあえず、ではやれないんです。
ある意味、ものすごい自分の気持ちに正直だし、省エネなのかも。。

だから、「やりたいこと」ではなく「やらないといけないこと」を始めるのにかなり時間がかかります。。

環境を整えたり、いかに必要性や重要性を説いたところで1/10ほどしか
彼の中には残らない感じです。
当然ですよね。
やる気がない状態でそんなこと言われたって、うるさいだけでしょう。
ただただ関係が悪化するだけです。
ついでに、余計にやる気が起きなくなります。

「とりあえず」はできない兄のやる気スイッチが入ったら

けれども、一旦やる気になると、妹よりもきめ細やかな仕事をします。

先日は、妹の習い事で早朝から夕方まで3人で出かけていたのですが、
帰ったら玄関の靴から何から家中が整えられていました。

洗濯ものを畳んで、収納して、新しいのを干して、給食のエプロンをアイロンかけて。朝、放りっぱなしになっていたお皿も洗って、お昼も自分で作って片付けもして、掃除機は1~3階まですべてかけ、ベッドメイクをし、出しっぱなしになってた小物たちも見事に片付けられていました。

疲れ果てて帰ってきましたが、元気が出ました。
頼んだりしてなかったのに、自ら動いてくれたのが嬉しかったです。
しかも、隅々まで目が行き届いているのは、一目瞭然でした。

でも、
「ありがとう!」って言ったら
「なにが? おれ別になんもしてないで」
とか言うんです。
もう、素直に褒めさせてよ~。
幼少期から相変わらずのシャイ・ボーイです。

親や周囲ができること。

受験に対しても、ようやく意識が変わってきたみたいです。
見学に行きたい高校を教えてくれたりするようになってきました。
いかんせん、学習に関しては劣等感がすごいのできっと内心は
途方に暮れているんだろうと想像してますが。。

もう、それはね。
仕方がないです。
だって、やってきてないんですもん。
ツケは自分で払ってもらわないと。

覚悟を決めて、向き合ってもらうしかないので、こちらは見守りつつ
何か要請があれば、サポートするという形を取ろうと思っています。

柔らかいスイッチも、ガード固めなスイッチも、
結局押せるのは、自分しかいないんだなあと思います。

あれこれ言ったり見せたりはしますが、
親や周囲ができることは、限られていて。

でも、それでいいんだと思っています。
主導権が親や他人がずっと握っている状態はあまり健全ではない気がします。子どもは、自分の手で人生を切り拓いて行くんですから。
そうやって、生きていくための力をつけさせるための期間なんですよね。
子育てって。

親ができるのは、ちょっとだけ後ろからついていくことかもしれません。
先導するのではなく、子どもが不安になって振り向いた時に、
「大丈夫、ここにいるよ」って。
言ってあげられる距離感で。
「あなたなら、大丈夫」って。

乗り越えられそうにない壁を目の前にした子どもを背負ってあげるのではなく、こんな道具が要るとか、足場の作りかたを教えてあげるとか。
時には休憩させたり、間違えても他のルートから登れるぞ、とか。
そんなサポートができたらいいな、と思います。


《 今日のまとめ 》
〇やる気を出すのにはストレッチをするのも一つの方法。
〇やる気スイッチも、人それぞれ違う。
〇「なんとなく」やれるタイプとそうでないタイプがある。
〇「やる気スイッチ」を押せるのは、本人。
 親や周囲ができることは、サポート。

読んで頂きありがとうございました。
みんな、たくましく育ちますように。



 











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