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投資を始めたばかりの方へのアドバイス

あくまでも個人的経験からのアドバイスです。
私は素人投資家です。
素人とはいえ、30年間投資をしています。

職業として金融業務に携わったことはありませんが、
個人投資家として多くの成功と多くの失敗を経験しています。

現在最終的には資産が形成されたので、成功していると言えます。
さらに、今後は、大きな失敗をしない自信があります。

私の経験をもとに、投資を始めたばかりの方へのアドバイスです。正直に表現しています。ということは、金融の教科書に書いてある一般論ではない場合もありますので、ご了承の上、読み進めてください。




推奨事項6項目


1. 今年2023年中につみたてNISAを始めること
2. 毎月余剰資金を積み立てる
3. 生活防衛資金以外の普通預金、定期預金は全て解約する 
4. 給与が増えたたら、増えた分だけ積立金も増やす
5. ETFではなく投資信託で積み立てる
6. 個別株を買ってみよう


禁止事項7項目


7. ロボットアドバイザーは利用しない。
8. 窓口証券会社には行かないこと
9. 仮想通貨には手を出さない
10. レバレッジをかけたFXはしないこと 
11. 不動産投資は十分な知識ができてから
12. 先物には絶対に手を出さない
13. 信用取引はベテランになってから


推奨事項6項目 説明

1. 今年2023年中につみたてNISAを始めること

来年2024年から新NISAが始まります。来年から始めようではなく、今年から始めましょう。今年始めた分だけ、非課税枠が多く使えリメリットがあります。

来年になるとブームが起きます。そのブームを先取りしましょう。

今年NISA口座を作っておくと、来年の新NISA口座も証券会社が作ってくれますよ。今年といっても、多分9月中までかな? 各ネット証券を調べてみてください。


2. 毎月余剰資金を積み立てる

毎月の収入から、毎月の支出を引いてください。黒字家庭ならいくらか残りますよね。ある程度の貯金を既にお持ちのご家庭は、残った余剰資金は全額投資しましょう。

投資とは、運用商品を買うことです。何を買うか迷っているときは、毎月積み立てている投資信託を買い増しすればいいだけです。商品を時間かけて検討したい方は、全額アメリカ米ドルMMFを買ってしばらく寝かせましょう。金利4%ですよ。


3. 生活防衛資金以外の普通預金、定期預金は全て解約する 

生活防衛資金とは、何かあったときのための準備金です。一時的に事故などで休職したり、退職した時などの資金です。通常は雇用保険による失業給付金も受け取る権利もあります。生活防衛資金とは、個人の家庭でのいざという時の蓄えのことです。

月30万円のご家庭なら、6ヶ月分の180万円を預金として、手をつけないようにしましょう。

さて、その180万以外の定期預金は全て解約して、普通預金も全ての現金は、証券会社に入れましょう。


4. 給与が増えたたら、増えた分だけ積立金も増やす

毎月投資信託で3万円づつ積み立てているとします。ベースサラリーが増えたら、その増えた分を投資信託積立金も増やしましょう。

30万の給料が31万になったら、毎月3万の積立金を毎月4万に増額します。そうすることで、生活水準レベルアップを抑制することができます。


5. ETFではなく投資信託で積み立てる

ETFの方が一般的には信託報酬料は安い傾向にあります。しかし、近年の投資信託の手数料値下がりでETFとの違いは、ほぼなくなってきました。

確定申告や外国税額控除など、総合的に考えると、投資信託だけで大丈夫です。投資経験が5年くらい経てばETFもやってみると良いと思います。

私の経験では、ほとんどETFで運用しています。その理由は毎日値動きが見たいことと、運用資金が大きいので、ETF0.03%と投資信託0.1%の差、0.07%が大きな金額差になるからです。


6. 個別株を買ってみよう

優先順位は低いのですが、個別銘柄株を買うことをお勧めします。近年、「eMaxis Slim S&P500だけ買っておけばいいよ」みたいな風潮が一般的になりました。

私も大いに賛成です。実際に私の資産もアメリカへの積立投資で築き上げました。 成功への近道なので、全員に薦めますが、何をしている理解できない方もおられるでしょう。

経験を通して理解促進するためには、個別銘柄を買ってみましょう。聞いたことのある馴染みがある日本株を買ってみましょう。

投資信託と比べると、個別銘柄の値動きは激しいです。だから、損する覚悟を十分に持って、無くなってもいいくらいの気持ちで、有名大企業に少額投資してみましょう。

私個人の経験は個別銘柄株を10年以上持ち、大きくキャピタルゲインを得た数銘柄の経験があります。しかし、そんな上手い話は簡単にはないので、始める時は、一攫千金を狙わずに少額から始めてください。

我が家の長男25歳が、数十万円の軍資金で、単一銘柄株式投資を始めています。もちろん、ベースは毎月のつみたてNISAをした上での話です。すると、急に、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析について、食卓で話し始めるようになりました。

面白いものですね、教えてもらうのではなく、やはり、単一銘柄株を自分の意思で選んで買うと、一気に知識アップし始めています。

ちなみに、「企業の業績や財務状況などを調べる」のがファンダメンタルズ分析、「株価チャートの動きや形を調べる」のがテクニカル分析です。

私は、少数派ですがテクニカル分析派です。


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禁止事項7項目 説明

7. ロボットアドバイザーは利用しない

ロボット投資と呼ばれている、ウェルスナビ、楽ラップなどの自動運用システムは利用しないことです。高い手数料を取られるだけです。同じ運用成績の、安い手数料の投資信託がたくさんありますから。私は一度も利用したことはありません。相談者にも、絶対に勧めません。

もし、AIが運用してくれることに素晴らしい価値を感じたら、それを信じて投資をすることを止めはしませんので、どうぞご自由に。そんな人へのアドバイスは、絶対に他と比較をしないでください。比較をすると、自分が儲け損なっていることに気づいてしまいますから。


8. 窓口証券会社には行かないこと

ネット証券一択です。楽天証券でもSBI証券でもマネックス証券でもどこでもいいのでネット証券をメインにしてください。

それでも窓口証券窓口で対面の相談に乗って欲しい方はおられるでしょう。ぜひご自身で勉強するよりも、窓口のセールスレディのアドバイスを信じれることをすれば良いと思いますよ。

私からのアドバイスは、絶対にネット証券と比較してはいけません。ネット証券で100円で売っているトマト(商品)が、窓口証券なら同じトマト(商品)が1,000円販売されていることに気づいてしまいます。

トマトって何? と思われた方は、
詳しくはこちらを参考に。
”企業の利益>顧客の利益” 大手証券会社のダメな一例
①大手証券会社は、儲けたいだけなんだね  〜退職金の相談〜


9.  仮想通貨には手を出さない

ビットコイン、イーサリアムなど仮想通貨がよく話題になりますね。かなり儲かった話に踊らされて、興味津々の方も多いことでしょう。通貨なので、取引することに問題はないのですが、ブロックチェーンとは何か? など最低限の知識を得てから始めることをお勧めします。

レアケースからも知れませんが、私の友人は乗っ取られて、仮想通貨で大損をこいたことを聞きました。しかし、そんなことは多くはないと思いますよ。

私は一度も取引をしたことがありません。その理由は、儲けたお金が、雑所得になるからです。所得税は累進課税方式なので、所得が多い人には、税率がとても高いんです。

ビットコインで大儲けしても、ほとんど税金で持っていかれてしますので、割に合わないと判断しました。それなら株式の方がいいですよね。分離課税だから税率20.315%で済みますから。

今年は所得が少額なので、仮想通貨を始めてみようかと思い始めています。

総合課税とか分離課税とか確定申告をしない人は、いづれにしろ、手を出さない方が良いでしょう。


10. レバレッジをかけたFXはしないこと 

FXとはゼロサムゲームです。誰かが得すると、誰かが損することをゼロサムゲームと言います。投資というよりはギャンブルです。

特にレバレッジをかけてFXをする行為は、ギャンブル賭け金を借金してまで、競馬を1点買いしている行為と同じです。

ギャンブルと似ているなと思う理由に、ものすごい短期間で、大きなお金が動きます。競馬なら数分間の勝負で、白黒がはっきりするでしょ。FXも為替の値動きが激しいので、あっという間に、数百万、数千万が動きます。

株式なら、数ヶ月かかるような値動きが一瞬で起きてしまうのです。

ロスカットで、強制的にポジションクローズするシステムは働きますが、ボードから目が離せなくなるのも、FXの特徴です。

FXはもちろん合法なので、やましい取引ではありません。競馬やボートもそうですけどね。ギャンブルでもFXでも、ちゃんとルールを把握した上で取り組んでください。

興味本位なら、しないでください。


11. 不動産投資は十分な知識ができてから

不動産投資は、資産形成する上で、重要な手法です。ある程度の資産をお持ちの方は検討した方が良いでしょう。

私は不動産投資は未経験です。経験してないので、偉っそうなことは言えません。だから、経験からくるメリット、デメリットがわかりません。

十分な知識を持った後は、始めても良いと考えています。私はまだその知識がないので投資してないだけです。

友人たちの話では、不動産投資は、その業者が儲かるシステムであると言い切っていました。ということは、投資家は儲からないことになります。そのバランスが見極めることができるなら投資対象です。

不動産を担保にお金を借りることもできるし、ある程度の節税効果もありますからね。私も相続を考える上で、検討しています。


12.  先物には絶対に手を出さない

先物取引とは、いわゆるデリバティブ(派生商品)のひとつで、予め定められた期日(満期日)に特定の商品を予め決められた価格で売買することを約束する取引です。何のことかわからない人は、絶対にしないでください。

主に、トウモロコシなどの穀物や、金などコモディティを扱います。経済を回す上で必要なシステムと思っていはいますが、素人が手を出す必要はないでしょう。自分が扱えるを価格の限度をはるかに超えて、大金を扱うことは、絶対に避けてください。

特に最近、金の価格が上昇とニュースになって、素人が手を出しやすい商品にしてPR合戦が激しくなってきました。

まずは、王道の株式や投資信託を経験してないひとは、絶対にNGです。


13. 信用取引はベテランになってから

信用売り、信用買いって聞いたことありますか? 株式って、安い価格で買って、高い価格で売ると儲かるシステムですよね。

その逆で、先に株式を売って、下がったところで後で買い直すと、差額が儲かるシステムがあります。 それを信用取引と言います。

自分が持ってない株式を借りて、信用売りで先に売るんです。そして、後日、信用界で買い戻す方法です。

青天井に支払い金額が増える危険性があるんです。

何が危険かというと、
現物株式を100万買って、暴騰して1,000万円になったら900万得します。暴落して0円で売ったら、100万損します。

信用で株式を100万売って、暴騰して1,000万円になったら900万損します。暴落して0円で買い直したら、100万得します。

現物株式は自分で持っている100万円が無くなるだけです。
信用株式は自分では持ってない900万を払う義務があります。

実際には、FXトレードのようなポジション解消のロスカットが働くかもしれませんが、気をつける必要があります。

さて、私の経験は、信用取引をしています。
えっ? と思うかも知れませんが、思いのほか使えるシステムなんですよ。株式投資は上がらなくても、下げ相場でも儲けることが信用取引ならできるんです。詳しくは、またの機会に。


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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com