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キリがない承認欲求のために、ビュー数を増やすのではなく増やさない試みを実施



誰にでも承認欲求はあるものです。
自己承認欲求と他者承認欲求があります。

高次の承認欲求は、自分で自分を認めたい。
低次の承認欲求は、他者から認められたい。

自己承認欲求は、自分でスキルを向上し、成長して、自分への信頼を高めることで満たされます。
他者承認欲求は、他者から称賛、尊敬を浴びて、地位を得て、注目されることで満たされます。

マズローのピラミッドでは、低次の他者承認のままは危険な状態とされています。承認されるかどうかは他者の感じ方次第だからです。他者の感じ方をコントロールすることはできません。

他者からの承認を得るために、自分に負荷をかけて得られた承認は見せかけです。心からの満足感は得られず、薄っぺらいものになりがちです。

SNSで簡単に他者承認が得られる

SNS全盛期ですね。これはひとえに他者からの承認を確認できるツールだからでしょう。

インスタ、X、 Facebook、YouTube、note、などで投稿した内容は、特定の友人だけではなく、不特定の多くの人から、見られた回数や承認されたことを数値化してみる事が出来ます。

このSNSで承認されたイイねとか、
スキとか、
ビュー数とか、
フォローワー数
それらこそが、欲求を満たす数値です。

10個のイイねやスキをもらうということは、10人からの承認を得ることです。とっても嬉しいですよね。一時的には満足します。しかし、さらに10個欲しい。そして、さらに10個、20個欲しがる欲求は、30個、100個、1,000個と大きな数字を追い求めてしまいがちです。

キリがない承認欲求です。

◇   ◇   ◇

他者承認はコントロールできない

厄介なことに、この数字は自分ではコントロールできません。それは他者承認なので、他者の感じ方はコントロールできませんからね。

noteでは、フォローワーはフォローバックという名の意味不明な制度があるせいで、見せかけのフォローワーを増やすことができるらしいですね。

フォローワーの数は、自然と増えるものかと思っていましたが、どうも、意図的に増やすテクニックがあるんですね。

(参考にした記事→ちょいちょい気になる理解ができそうで理解ができない自意識過剰気味なnoteクリエイター3選

むやみやたらに記事を読まずにスキを押したり、
むやみやたらにフォローしまくったり、
むやみやたらにコメントを書きまくったり、

こんなことをして何になるのかさっぱり解りませんでしたが、これは1つの承認欲求の証と考えれば、その行動が理解できます。

私にとっては、意味のない、バカバカしい、くだらない時間潰しの行動に見えました。しかし、承認欲求を見せかけの数値を増やすことで満足する輩には、それが理にかなった行動パターンなんですね。

となると、そのような姑息な手段を使ってフォロワーを増やす事は、コントロールできることになります。

スキの数はコントロールすることができないと思っていますが、スキ返しって言葉があるようなので、これも、むやみやたらにスキをしまくって、スキ返しを期待する事で、コントロールができるのかもしれませんね。

◇   ◇   ◇

私は1年間かけて300以上の記事を、自分の思考の整理のため、自分の思いのテキスト化のために書いてきました。相手のニーズを満たすためにとか、一般受けするためにとか、そんな目的ではありません。

とはいうものの、私も他者からの承認欲求はあります。

ビューの数が増える!
スキの数が増える!
これはとても嬉しいものです。

さらに、
コメント書いていただける!
サポートの投げ銭をしていただける!
嬉しさの極みです‼️

まこさんnoteレビューをこれまで数回に渡り、多角的に分析をしてきました。
参照記事↓
まこさんnote データ&レビュー その1
まこさんnote データ&レビュー その2

エクセル(スプレッドシート)を用いてデータ分析をする事は、自分の記事のどこが認められたのかを確認する手段だったりします。多分、承認してくれた他者の行動心理が知りたかったんだと思います。

◇   ◇   ◇

どうして毎日更新をやめたのか?

まこさんnoteを毎日更新を止める宣言をして、
友人から「こんなにたくさんの人に読まれているのにもったいなくないですか?」

と聞かれました。

はい、もったいないです。
どんどん自然と増えてくるフォロワーとビュー数に、毎日私の承認欲求が満たされていました。

しかし、
この承認欲求の終わりはあるのでしょうか?

心理学研究によると、自分の目的を達成したことで、承認欲求を満たされた人は、一時的に幸せにはなるものの、また次の承認欲求を目指し始めると言うことがわかっています。

つまり、人間は、欲深くキリがない承認をずっと追い求めるのです。

◇   ◇   ◇

幸せベースラインをあげない方法

マズローの承認欲求のまこさんnote記事で書きました。
(参照記事→リンク

幸せのベースラインはどんどん上がっていくので、さらなる高みを目指さなければいけなくなります。これが人間の成長の根源です。

だから、幸せの感じ方は、時間と共に薄れてしまいます。追い求める人生がしんどい人は、その対策としては、幸せのベースラインを同じ場所でキープすることで毎日幸せを感じることができます。

私はセカンドライフを毎日楽しく健康で過ごすことを目的としています。そのためには幸せのベースラインを昨日も、今日も、明日も、同じ場所にキープしようと考えています。

幸せベースラインをあげない方法

私は、数年間、朝の散歩と体操をしています。
近くの神社やお寺を散歩コースに入れています。
手を合わせて、”歩いて来れた喜び”、”日の出が綺麗なこと” などの日常の何気ないことに感謝を伝えています。

神社やお寺は、お願いをする場所から感謝を伝える場所に変更してから、幸せをいつも感じられるようになりました。

”お願いごとをする” とは、成長することで幸せベースラインをあげること。
”感謝を伝えること” とは、今を満足して幸せベースラインをあげないこと。

まこさんnote:
”毎日幸せ” をマズローで説明、”幸せベースライン” が重要!


◇   ◇   ◇

ビュー数を増やさない試みを実施

まこさんnoteが、どんどん人気コンテンツ化していき(自分で言うな、コラッ)、ビューが増えていくことを気がかりになってきました。

だから、投稿間隔をあけて、ビューがこれ以上増えないようにしてみました。また、時間をかけて書くことので、記事の質を上げることの方が、自分の満足度は上がると想像して、投稿回数を減らす判断をしました。

約1ヶ月前の9月上旬にその試みを始めたので、投稿間隔をあけることにより、ビュー数、スキ数にどんな変化があったか検証してみました。

エクセル(スプレッドシート)のRawDataが下記の通りです。


上記Dataを棒グラフとして作図すると
下記のようになります。


★マーク:記事投稿をしてない期間


6月、7月、8月の単月平均を参考に載せています。
また直近の3週間もグラフに載せることで、投稿間隔がひらいたことで、どんな変化が起きたかをこの棒グラフから読んでみます。

★マーク(記事投稿をしてない期間)は、明らかに下がっています。

ビュー数について
投稿日:275回、262回、257回、276回の平均は267回
未投稿日:130回、164回、188回、206回の平均は172回
未投稿日は投稿日と比べて35%減少しました。

スキ数について
投稿日:20.9回、19.3回、14.7回、25.3回の平均は20.0回
未投稿日:5.0回、3.5回、7.1回、8.1回の平均は5.9回
未投稿日は投稿日と比べて、なんと71%も減少しました。

投稿した記事のウケ度合いによって左右されるとはいうものの、はっきりとした結果が出ましたね。

今回の結果は、ビュー数の減少幅より、スキ数の減少幅の方が明らかに大きいです。しちゃうおじさん(https://note.com/shichaoji)の記事を参考にすると、スキは相互フォローやお付き合いスキがあることを知りました。

つまり、ビューは読んでも読まなくてもフォローワーのTop画面に表示されるとカウントされます。スキ数は、表示された記事を、さらにクリックもする必要があります。この差が、今回の差に出たのでしょうか???

今回、投稿間隔をあけることで、ビュー回数、スキ数が下がると想定していました。しかし平均を取ると、スキ数は予想通り下がったものの、ビュー回数は、やや上昇する結果になりました。


◇   ◇   ◇


自己承認欲求のためのnote

話しを承認欲求に戻します。

noteには、いつも自分の思いを好き勝手に書いています、と言っている割には、人一倍の他者承認欲求があることに気づかされました。面白いなぁと思います。口で言っているのと本音が違うのかもしれませんねw。

振り返ってみると、際限なく、成長しなければいけない社会人生活でした。成長するスキルを追求して、その事で、他者からの承認欲求を満たす人生を過ごしてきました。

そのゲームをクリアすることが楽しかったんです。楽しい社会人生活で何の後悔もありません。今の自分を作ってくれたのですから。


2022年春、私は自分の意思で退職をしました。際限なく成長し続ける人生からの転換を図るためです。新しい人生は、他者からの承認よりも自己承認に重きを置いて、楽しい毎日を過ごせるセカンドライフを選びました。

noteも、その一環としてこれからも書いていこうと思っています。

思考整理のためにテキストとして書き留める事は、この上ない自己満足が得られるからです。私の新しい趣味といえます。セカンドライフとは、会社員としての属性を失って、承認欲求に対する考え方が大きく変革するってことです。

300を超える記事を1年かけて書き続けていることは、他者から認められなくても、自己承認欲求を満たしてくれています。ビュー数、スキ数に頼らなくてもいいのです。テキストとして見える形で成果物としてストックされていくこと自体に、ものすごい充実感が得られるのですから。

ビュー数を論じるReviewを何度も書いていますが、半分くらいは自分自身で読んでいる回数がカウントされてるんじゃないかと思うほど読み返しています。

セカンドライフ開始からすでに1年以上が経過しました。思いの外、時間がかかって、ようやく、揺れ動く中年おっさんの心理を言語化できるようになってきた気がします。

投稿のペースは変動しながらも、これからも継続していこうと思っています。

よろしければ、今後もお読みいただければ、スキとサポートをいただける嬉しいです。よろしくお願いいたします。


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振り返りnote

フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com