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家計簿・個人資産を見える化しよう

金融勉強会で、個人資産の見える化を推奨しています。
家計簿と資産管理の2つです。

ざっくり言えば、
P/Lが家計簿の相当して、
B/Sが資産管理に相当します。



簿記の教科書に書いてあるのは、下記のよう図表です。

PLとBS


このP/LとB/Sの各ボックスに項目を書き加えると
下記のようになります。


P/Lについての説明

もし、証券口座がなく、投資をしてなけれれば、とてもシンプルになります。
収益=給与収入
費用=生活費支出
利益=貯蓄に回せるお金

収益ー費用=利益 です。

投資をしている場合には、
収益=給与収入+インカムゲイン+キャピタルゲイン
費用=生活費支出+インカムロス+キャピタルロス

値上がりしている株式や投資信託を保有している場合は、収益ではありません。B/Sの資産としてカウントします。売って利益が出た時、キャピタルゲインと言ってP/Lにカウントします。

また、家計簿として割り切るならば、インカムゲイン、キャピタルゲイン、インカムロス、キャピタルロスはP/LカウントしないのもOKです。もちろん、それらは、売買によって、B/Sの現金⇆有価証券の数値は変えてください。

B/Sについての説明

B/S上で資産の部に該当する代表的なものは、
現金(=銀行預金、郵便貯金、定期預金)
有価証券(=日本株、外国株、投資信託、債券)
保険(=貯蓄型の終身保険・個人年金保険・学資保険)
不動産(=土地、建物)

その他、自動車を所有している場合、売れば現金化できるので、売却可能評価額も資産です。宝飾品やブランド品はここに入ります。

次に負債の部と純資産の部です。負債は、
住宅ローン
自動車ローン
奨学金
クレジットカード支払い
税金  などが該当します。

◇   ◇   ◇


家計簿と資産管理の2つをつけて欲しいです。

できれば避けて欲しいのは、細かい項目を積み上げることはやめましょう。挫折してしますので、ざっくりで大丈夫です。

毎日、レシートを保管して、その都度、一円単位で控えていく方法は、すぐに数値が合わなくなります。継続することが困難な方法です。大まかな流れを把握することを心がければ、それで大丈夫です。


収益、費用、資産、負債 
このたった4つだけで大丈夫です。

そこから利益と純資産は計算して求めることができます。
利益=収益ー費用
純資産=資産ー負債


家計簿の付け方

収益(毎月の収入=給与)と費用(毎月の生活費支出)だけが把握できれば、それでOKです。

費用の求め方は、
先月と今月の給与が振り込まれた日の残金が分かれば、計算しても求めることができます。過去に遡って計算することも可能で簡単です。

具体的に下記通帳で説明すると、

通帳から算出する費用(=毎月の生活費支出)の求め方


利益(貯蓄に回せるお金)→ 135万円ー130万円=5万円
費用(生活費支出) →  30万ー5万円=25万円


もし、生活費25万円の使用項目も知りたければ、25万円がわかった後に、光熱費、教育費など分類分けすればいいでしょう。クレジットカードの明細も探れば、細かく何に使ったのか分類分けすることは可能です。

毎日の支出を積み上げて生活費を計算するのではなく、通帳の残金から計算するくらいの数値で家計管理は大丈夫かと思います。

これは一つの銀行で管理している場合に限ります。引き落とし口座が、複数の銀行がある場合は、手作業でこの作業をしてみてください。



資産管理の方法

「いくら持っているの?」
この質問に答えられるようにしてください。
この質問に答えられることを資産管理と呼びます。


資産管理としては、
A銀行 普通預金=〇〇円
B銀行 定期預金=〇〇円
C証券 株式=〇〇円
C証券 投資信託=〇〇円
C証券 債券=〇〇円


持っている金融機関は漏れなく書き出しましょう。
これを月一回エクセルなどに書き出すことで、資産管理は完成します。
できれば、定期的にしてください。毎月変動しますので。
1年も続けるお金の流れが見えてきます。

◇   ◇   ◇

しばらく、できれば1年くらいは、月一回ペースで続けることを薦めします。自然と自分の保有する口座とその金額が理解できてきます。多くの気づきの中から生活改善は自ずとできるようになるものです。

現金を使用しない生活の方は、
銀行引き落とし、電子マネー、クレカ、〇〇Payでほとんどの生活をしていますよね。その方は、ぜひ、マネーフォワードなどの家計簿&資産管理アプリを使ってみましょう。

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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com