会社に依存しないポータブルスキルの必要性
50歳代となり定年退職を控えていて、経済的に余裕があるのに退職を決断できない人が多いことに気がつきました。私もそうでしたから。
個人が持つスキルが会社に依存しているかどうかがポイントかもしれないと思いつきました。今日はそのことについて書いてみます。
あなたは歯車かも
会社という大きな組織に所属していると、自分自身が固有に持つ資産やスキルではなく、歯車として存在しているとドライに考えてみることも一つの見方です。
友人たちの会話をまとめると、自分ひとりでは何もできないし、何の特徴もないので、消去法で会社員として居続けることがベターと考えている方がおられます。
豊かな人生を送りたいと願うのであれば、今のまま会社に居続けることが本当に最適な選択なのか、一度立ち止まって考えてみることをおすすめします。
会社員として働いていると、その会社に依存したスキルと資産を持つようになります。
スキルとは能力のことです。その会社のみで生かされる固有の技術のことです。そのスキルが他の会社でも活かされれば転職や独立できる可能性が見えます。そのスキルが自分ひとりの人生として生かされるかどうかが考えるポイントです。
資産とは、金融資産といった数値で数えれるお金はもちろんのこと、稼ぎを生み出す知識や能力、マインドを含めて資産です。また、コミュニケーションや交渉力といった人間的な魅力も個人の持つ資産です。
この個人資産はその会社に依存されたものですか?
それこそが、自分ひとりの人生において会社に依存しなくても、生かされる能力の可能性はあります。
会社に依存しないポータブルスキル
2023年度の給与所得がゼロで、住民税非課税の私が言うセリフではありませんが、退職してから、自分に稼ぐ力が備わっていることに気づきました。会社に依存したスキルや資産ではなく、私個人が保有するポータブルスキルがありました。
在籍中は、自分は何もできないから、十分なお金を貯めてから退職しようと、かなり保守的な思考でした。最終的には機会損出回避を理由に退職しましたが、会社に依存しない私個人のポータブルスキルにもっと早く気づいていれば、退職時期はもっと若くできただろうと、今、振り返っています。
セカンドライフは稼ぐ必要がない気楽な立場だからこそ、趣味娯楽として、ビジネスを立ち上げるのも面白そうだと思い、会社経営について情報を集めてみました。
そしてとりあえず、会社を設立してみました。ポータブルスキルが活かせることができるか楽しんでみようと思います。
頭でっかちに情報収集ばかりするよりも、まずは行動してみようと決意して法務局に出かけました。何事も行動してみないとね。
会社の業務形態は金融資産管理と国際協力活動です。あえて、会社員として身につけたビジネススキルや薬剤師資格に頼らない新しい領域を選びました。
「楽しめればいい」 これこそが人生です。
ローンの返済とか、教育資金のためとか、老後資金のためとか、、、これだと収益自体が目的になってしまい、仕事を楽しくことができなくなってしまいます。
生活のために仕事をしている人が多数なので、反感を買いそうですが、定年退職した人は(私はまだ50代ですが)そこまで一生懸命に生活のためだけに働かなくてもいいはず。贅沢できなくても最低限の生活するだけの金融資産は貯蓄したのですから。
あまり老後の心配ばかり増長させないで、それよりも、楽しく収益を得たり、毎日を楽しめる人生へのマインドチェンジが必要と思っています。それを私は実行に移して始めています。
老後のために貯蓄された方は多いはず。あなたの老後は何歳からですか? もしかしたら、あなたはすでに、その老後を始めているのかもしれませんよ。
私は老後って響きがネガティブなので、セカンドライフという名称で56歳から開始しています。
不安解消に役立つポータブルスキル
さて、会社に依存しない個人が保有するポータブルスキルがちゃんと理解できれば、漠然とした不安解消に役立つはずです。
何も持ってない人なんて存在しませんよ。少なくとも会社員として30年以上も働いて、まさか本当に歯車だったわけではないでしょ?
かならず会社に依存しないポータブルスキルをお持ちのはずです。もしかすると、在籍中には気づきにくいかもしれませんね。
定年前に辞めることができる可能性を探るためには、
「自分は何ができるだろう?」
「稼ぐ能力はあるのか?」
「どうすれが収益化できるか?」
自問自答してみてはいかがでしょうか。
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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com