無知とは(金融リテラシーが低いとは)
金融に対しての相談事や勉強会を通して感じる事は、金融リテラシーの低さです。
FIRE達成友人交流会での会話の共通点は、日本国民の多くが金融リテラシーを持ち合わせてないことです。
決してFIRE達成者が飛び抜けた金融知識を持って、市場を上回る運用成績を出していたわけではありません。
市場に連動して、コツコツと積み立てていた人たちがほとんどです。ここでいう市場とは日本市場ではなく、世界市場を指しています。世界とは主にアメリカ市場のことを指しています。
つまり、外貨を買って、世界全体が伸びている経済成長に乗っかっただけで、大きな資産を形成することができている人が大部分です。
リスク回避に対する例え話1
リスク回避に対する例え話をします。
自動車が走っている信号のない道路を横切る時、あなたはどうしますか?
走っている自動車に轢かれるリスクを回避するための行動をとりますよね。
その行動とは右を見て、左を見て、自分の脚力を鑑みながら、安全に横切られる車間があることを確認してから、道路を横切る行動を起こしている事でしょう。
なぜそのような行動をとったのですか?
それは、あなたが自動車に轢かれたときのダメージをイメージできているのでしょう。
自動車が走ってくる速度を肉眼で確認する能力もあります。自分の脚力なら3秒間かけて道路を渡ることができる自信もあったのでしょう。すべては経験と知識が備わっていたからできた行動といえます。
もしこれが交通ルールを知らない幼児だったらどうですか?
子供は、知識も経験も足りていません。右も左も見ないで道路に飛び出すでしょ。そして轢かれます。
リスクを回避する行動を取らなかったからです。
無謀なのではなくて無知なのです。
リスク回避に対する例え話2
先日大きな台風が来て、災害をもたらしました。新幹線などの交通機関にも大きな影響与えました。
現代の天気予報精度からすると、この事は見えていた未来です。あなたには、その知識があったことでしょう。
その知識を活かせて予定を変更したり、行き先を違う場所に変えたり、自宅で待機をする行動を取ったはずです。
知識に基づいた行動をとっているはずです。
一方、
ニュースによると、前日8/14に新幹線運休の情報を聞いていてもなお、8/15に東京駅に行く行動を取った人達がいるようです。
アホちゃうか?
って思うでしょ。
新幹線が動いてないのになんで行くの? と思ったあなた。
それは一般的な知識を持ち合わせて、その活用をして行動している人です。正常です。だから非常識な行動を取る人を、アホちゃうか? と思ったことで良いと思います。
◇ ◇ ◇
アホちゃうか
FIRE達成友人たちや私は、証券会社に口座を持たない人、投資をしない人を、「アホちゃうか」と見ています。
道路の飛び出して車に轢かれることや、運休している新幹線に乗るために東京駅に行く愚弄な行動をする人と同類です。
当面の生活に必要のない余剰現金を、預金、貯金、定期預金の低金利で、預けっぱなしにしていることを、「アホちゃうか」と見ています。
「元本割れが怖くて〜」、「日本円だけで大丈夫」と宣う人たちを、「アホちゃうか」と見ています。
「NISA口座って開設しなきゃダメかな〜」と迷っている人たちを、「アホちゃうか」と見ています。
すべては知識がないこと、あるいは、その知識を生かすことができないことと解釈しています。全てをひっくるめて無知と表現しています。
わかっちゃいるのに〜って言いながら、行動に生かせないのであれば無知です。
金融リテラシーがあるけど、行動できない人へ
バッサリと切り捨てる言い方をします。行動できていない状態なら、金融リテラシーがあるとは言えません。金融リテラシーがないと認識しましょう。
◇ ◇ ◇
”未来は誰にもわからない” なんてわかったような口を聞く人が多いですが、私は未来は見えるものだと思います。そして未来は変えることができるものです。自分の行動によって。
ただし、未来の見え方は、知識によって見え方が変わります。
知識とは、持って生まれた潜在的なものではなく、後天的に自分で得たものを知識といいます。
自らアンテナを張って情報を収集しているかどうかで差がつきます。努力すれば知識を身に付けます。
◇ ◇ ◇
話が、あっちこっち飛んでますので、金融リテラシーに話を戻します。
資産形成をする上で、金融リテラシーは必須です。勉強してから投資を始めるのではなく、勉強しながら少額から投資を始めましょう。
実際に金融商品を購入してからの方が、金融リテラシー向上はスピードアップします。
無知とは、その字の通り、知らないことです。知らないと気づくことさえもできません。
資産形成において、
増えているのか? 減っているのか?
得したのか? 損したのか?
状況判断ができることも知識があってこそです。無知だと正確な状況も判断できないからです。
◇ ◇ ◇
カエルがぬるま湯の鍋の中で、いつの間にか茹でられていることに気づかずに死んでしまうお話は、現在の日本人の低い金融リテラシーのようです。
本当に無知なまま、気づかずに死んでしまえればいいかもしれませんが、人間の場合は、かなり熱いお湯になった時に、気づいちゃいますよ。
だって、死んじゃう直前ですからね。
そのとき、煮湯から脱出できる体力が残っていますか? 日本政府に向かって、「こら〜、たすけろ〜」 と騒いだところで、時すでに遅しですよ。
日本政府は、国民が茹でられて死なないように、NISAやiDeCoのような消費者思いの制度を整えてくれているんですから。利用しない消費者が自業自得だと思っていることでしょう。だから、助けてくれませんよ。
お詫び
私の金融勉強会参加者のみなさまへ:
個別資産形成相談をしているみなさまへ:
もし、”自分のことだ” と名指しで、「アホちゃうか」とか「無知」呼ばわりされたことで、感じて傷心している方は、大変申し訳ありません。
あなたのことではありません。特定の人に向けてではなく、一般的な多くの人に向けての表現であることをお許しください。
もし、「わたしのことかも?」 って該当された方は、こんなに口の悪いまこさんでよろしければ、今後も親身になります。正直であるが故に口が悪いことをご認識の上で。
ソーシャルインベスター活動
最近、一生懸命、金融情報を発信しているのは、実は私の下心です。
政府は助けてくれないって言いましたが、政治家は国民救済策を打ち出すと、選挙の票が集まります。だから、茹でられた無知な国民のために支援策を打ち出すでしょう。
でもね、その財源は、税金です。
税金はお金を持っている国民から徴収します。
「オイオイ、無知な国民救済のために税金やだな〜」
と、資産形成できた人たち文句を言うでしょう。
そうならないために、情報発信しています。これが、ソーシャルインベスター(社会投資家)と名乗り、世のためへの貢献活動をしていますが、なんと、将来自分の税金が上がらないための下心活動だったんですよwww
おあとがよろしいようで。。。
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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com