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Afterコロナを見据えた人事採用の「新しい生活様式」とは?

こんにちはプロ人事です!

感染が落ち着きつつあるなかで、また新たな株が発見されこの先どうなっていくのかまだまだ不安定な状況にあります。

とはいえ、コロナに対する向き合い方も、コロナが流行してから1年以上が経過している以上コロナが収束した後どうするのかということも含めて考える必要があります。

そこで、今回はAfterコロナを見据えた人事採用の「新しい生活と様式」について解説しています。


➀コロナ渦の「新しい生活様式」

これまで「新しい生活様式」として導入されたものについてここでおさらいしておきましょう。

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~世の中編~

・身体距離の確保
・マスク着用
・手洗い

私生活ではとにかく飛沫感染を防止するという目的のもと、「3密回避」や「ソーシャルディスタンス」という言葉が使われるようになり身体的距離を確保するように促されるようになりました。

また、できる限りマスクの着用することや、外出先から帰ったら必ず手洗いをする(コロナ前からやっている行為ではありますが)ということの意識づけがされるようになりました。


~企業編~

・テレワークの推進
・時差出勤
・オンライン面接

企業においてもやはり感染対策として、身体的距離を確保するという点で様々な対策をとるようになりした。

とくに出勤ラッシュの満員電車はコロナ予防という観点からすると一番避けなければならないという点から、テレワークの推進や時差式出勤というものが導入されるようになりました。

また、就職採用に関してもこれまで主に対面での面接を実施していましたが、やはりコロナ予防という観点からいうと望ましいものではなくオンライン面接を導入していきました。

この具体例からもわかるようにとにかく人との接触を避け感染を防止するという目的であったことがわかります。

しかし、現在コロナが流行してから1年経過した時点でまた「新たな生活様式」はどのような変化をしていくなのでしょうか。

2アフターコロナでは「新しい生活様式」を存続させるべきか?

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コロナへの対応として、急遽「オンライン面接」などの「新しい生活様式」を導入した企業がほとんどでしょう。

そして、オンライン面接を実施したことでそのメリットやデメリネットであったり、逆にデメリットを感じるということがあったのではないでしょうか。

そこで、このオンライン面接についてコロナ対策という観点から離れて検討していきましょう。

メリット

①遠方の応募者の負担緩和
やはりオンラインで実施することのメリットとして遠方の応募者でも面接を受けやすくなるという点は外せないでしょう。

というのも、面接を受けるとなれば応募者側にかかる負担(交通費、宿泊費、時間etc..)がかかってしまいます。

このような理由から、応募者としては面接を受けたい企業であっても諦めなければならないという事態が発生します。

このように応募者にとっても選択肢が増えるという点でメリットになりますが、企業にとってもメリットとなります。

というのも、応募者の数が増えるということが企業にとって対象となる母集団が増える可能性が高くなるのです

②日程調整の柔軟性
またオンライン面接では、会場の場所取りをしなくて済むということもあって日程調整が柔軟に対応することができるようになります。

究極的いうとネット環境とPCなどの通信機器があればオンライン面接は実施可能になりますので、面接官のスキマ時間を利用して実施することが可能となります。

このように面接の柔軟性が上がることによって今まで面接日程の調整の都合がつかずに断念していた学生を減らすことになりますし、ひいては人材の流出を防ぐことにもつながります。

デメリット

①表情や声から読み取れる情報が少ない
画面越しにやり取りをすることになるので、どうしても表情や声のトーンから機微を感じ取りにくくなってしまいがちです。

またネット回線の調子によっては会話にラグが生じやすくスムーズにやりとりがしにくいという点でストレスになってしまいます。

このような事情から、欲しい人材に対するアピールがうまくいかず、他社に人材が奪われてしまうという結果になってしまったという場合がデメリットということになります。

②通信機器やネット回線のトラブルによる面接の中断
通信機器やネット回線のトラブルによってスムーズに面接が実施されないだけでなく最悪の場合には面接を中断しなければならないという事態が発生してしまいます。

このような事態は対面の場合には応募者が来てしまえば基本的に中断されることはないという点でデメリットということになります。

③面接の種類や内容が制限される
特に集団面接やグループディスカッションなどの複数人の参加が必要となる場合にはオンライン面接は向いていません。

というのもネット環境によっては会話のラグなどが生じてしまいスムーズに実施することができなくなってしまうからです。

集団面接などでコミュニケーション能力を知りたい、そのような人物に入社してほしいと考える企業にとってオンライン面接はあまりマッチしないということになります。

3どのような企業がオンライン面接を存続させるべきか

ではオンライン面接を存続させるべき企業とはなんでしょうか。

メリット・デメリットを踏まえた上でオンライン面接が有効な企業について解説していきたいと思います。

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①人気企業

人気企業の場合ですと、 大抵の就活生としては、就職願望が強く企業側から能動的に働きかける必要性が低いです。

また、人気ということであれば様々な地方出身の就活生達が面接を受けたいと考えていることが想定されます。

となると広く浅く対応することが可能となるオンライン面接をメインに導入し多くの人材に出会うチャンスを増やすことが大切なように思います。

また、企業として「ぜひこの人は欲しい!」となった場合には対面での面接を実施して自社の魅力をアピールし信頼関係を構築するということも可能になります。

②不人気企業

人気企業に比べると不人気企業は第2、第3希望で就職したいと考える者のほうが多く就職願望が弱い場合のほうが多いです。

このような場合には企業側として自社に入社してもらえるように強く働きかける必要があります。

また、全国的に就職したいと考える人が分布しているとは考えにくいです。

そのため、狭く深く対応するという点で対面での面接を主流するのがよいでしょう。

間口が狭くなったとしても深く関係を構築して就活生に選ばれるようにするということが重要になってくるのです。

4まとめ

今回は、Afterコロナを見据えた人事・採用の「新しい生活様式」について解説していきました。

コロナに関しては変異株が発見されたりとまだまだ不安定な状況が続いています。

しかし、これまでと同じようなコロナ対応の人事採用システムばかりではそのうち手遅れになるかもしれません。

この機会に、再度見直してみるというのも良いのではないでしょうか。

Afterコロナを見据えた採用の「新しい生活様式」についてこちらの記事でも解説しておりますのでぜひご覧ください。

【人事・採用のafterコロナ】アフターコロナ時代の採用の「新しい生活様式」とは?

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