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僕が起業前の学生時代にしたこと5(パーティー編①)


🐤ここまでのあらすじ

大学3回生の僕は「就職をしない」と決めたものの、
お金はない、時間はまあまあある僕は香港系カナダ人のシゴでき美女のCちゃんと付き合い、
「日本にいる外国人の悩みを解決できたらいいね」
ということと、
「自分に出来そうなこと×人が集まること」
を考えて「国際交流パーティー」なるものを始めた。

まだなにも会社を起こしてない。

🐤パーティー前の僕

さて少しだけ時を戻して・・・
カナダから帰ってきて夜のバイトに再び戻った僕は、茶髪でロン毛ソフィアの松岡充系の格好というまあチャラっチャラな格好で。

そんな僕だけれども、本と夜の世界を通じて学び、情報を集めていった。
ところが、当時の僕は何をやるか、選定基準が分かってなかった。
逆算して物事を考えられなかったし、経験もお金もない。

そう、つまり行き当たりばったり

本の中で、「営業をしなさい」とあったので、とりあえず情報商材の営業も並行してやってみた。
これがもしマーケティングを選んでいたら違う自分になっていた。
けれど読んだ本の巡り合いと、たまたま営業の仕事があったので営業をやってみた。

営業を通じて面と向かって人と会い、人との関わりの中で学んでいったことがたくさんある。
これが今の僕がやっている「人のマネージメント」につながっているのだと思う。

「人は人で磨かれる」
今振り返るとまさにこの言葉は僕にピッタリ当てはまっていたといっても過言ではない。

🐤パーティー始めました

結論から言おう、国際交流パーティーは最終うまくいかなかった。
いや、大きな意味で最終的には毎月100人以上が集まり「リアルな人の集め方」というノウハウは溜まった。
しかし事業として成立できるぐらいの経済的規模には発展しなかった。

なので、
このパーティー編はよくある漫画の不幸なサブキャラクターの回想編同様、パーティーの始まり、全盛期、衰退という結果のわかりきっている歴史をつらつら書いていくことになる。(予定)

行き当たりばったりの僕は、この時、本当に行き当たりばったりで・・・
営業の仕事も始めたこともあって、
「人が集まりゃモノもカネも流れるだろう」
というスーパー安直な考えで、とにかく集客営業をしていってしまった。

何がダメだったかというと、

・損益
・市場規模
・マーケティング

がまったくできていなかった。

なので集めてはパーティーに放り込むというフローをただひたすら繰り返すことになる。

■集客をしよう

とはいえ、
「人が集まりゃモノもカネも流れる」
というのはいろいろな経営者やビジネスマンがそこらかしこで言っているが、この「集客」に苦労する人もたくさんいてるのが現実。

そう考えると利益はあまりないとはいえ、毎月100人規模にまで発展したのはなかなかではなかろうか。

僕がどうやったかと言うと、
当時は日本にまだ上陸していなかったfacebookを使った。

「なんだよSNSかよー」と思われるかもしれない。

でも当時はここがポイントで、
18年前に僕の留学していたカナダでアメリカからfacebook渡ってきた。
16年前、帰国した当時は日本にもなかった。

当時は珍しい顔が見える連絡先ツール、そして当時はまだフェイクなんてものは存在しておらず比較的純度が高かったのだと思う。
そして、その頃にfacebookをやっていた人は海外に興味のある日本人か、外国人かどちらか・・・
まさに「国際交流パーティー」にうってつけだと思って、とりあえず知っている人、そのまた友達にも送ってみた。

まだSNSの先駆けむしろ日本にはなかったということもあり、あまり無視されることもなく、都合の会う人は集まって30人。

そして、1人では集客も仕切りも難しいので、同じ大学で一緒に留学していた友達Aを誘ってみた。
Aは、僕の
・稼ぎたい
・英語は忘れないように使っておきたい
・人の役に立てば幸い

という思いに賛同してくれた人。

料金形態は、入場料500円だけもらってアイリッシュパブを貸し切って、ドリンクはオーダー制。
なのでお店にしても600円〜700円のドリンク🍺が平均2杯出たとして、平日はそんなに満杯になることがないアイリッシュパブはまあまあの利益。

そして僕たちの利益は💰入場料500円×30人=15,000円。

全然儲からないけれど、お店の貸切代なども一切かかっていないしお店にしてみたら集客してくれてありがとうなのでリスクゼロ
最初、2人の主催でやるにしては上々かなと思った。

■競合リサーチをしよう

どこのマーケティングの本にも書いてあることだが、「競合リサーチ」は大切。

同じような・・・どころか100人規模で毎回やっている関西最大規模のところも参加してみてそこを目標にしてみた。(前向き😎)

マーケティングはできていなかったとはいえ、意外とニーズとウォンツは掴んでいて、市場規模も感じていたからお店を借りても閑古鳥にはならずマスターに感謝してもらえるぐらいの人が入ったし、損益はまあ赤字にならない程度(笑)

実はここがマーケットの罠だと思っている。
ふわっと勢いでこのまま続けていたら、慣れと肌感でひょっとしたら関西最大規模とかにまでなっていたかもしれない。

でもここの数字には根拠が何もなく、
「前回これでいけたからいけるだろう」
「この辺で人を集客したら集まるだろう」

というなんとなくの経験則、つまり子どもが海辺で砂の家を豪華に作れた!けれど再現性がない素人技でしかなかった。

あとから振り返るとここをちゃんと分析して明確化していたら関西最大規模だけでなく全国最大規模にまでなっていたかもしれない。
(超前向き😎😎😎)

■最初のつまづき

まあまあの人数が集まったので、僕はここで勢いよく毎月定期開催することにした。
やったりやらなかったりだと、人もついてこないし、定期的にやることで人が人を呼んでくれると考えたからだ。

ところが・・・・

2〜3回目は来たけれど、5〜6回目からは全然来なくなった。
来てもほぼ日本人だったり、学生がテスト前で集まらなかったり・・・・

仕組み上、赤字になるわけではないが、
最初のコンセプトの「国際交流」ではなく海外好きの集まりになっていた。

それはそれで集客ができていたら問題はないのだが、人が来ないしドタキャンも多い。

一番申し訳ないのはBARのマスター。
時間貸ししていても人が少なかったら盛り上がらないし、盛り上がらなかったらお酒も進まないし当然売り上げもあがらない。

■Aの裏切り

はい、友達とやるとあるある
ここで一緒にやってきた友達Aと連絡がつかなくなってしまったのだ。

忙しくなったのか、飽きたのか・・・
不確定要素が多い中で不安だったのか。

おそらく全部だろう。

これはこのパーティーに関する方向性をしっかりAと話せていなかったせいだと思っている。
事業をやるにしても「誰と組むか」も大事だし「ビジョンを共有できているか」これは非常に大事だと思う。

行き当たりばったりとにかく集めようのパーティーはここでいったん見直しを余儀なくされる。

続く

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