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一日の気分を評価するアプリ「MOODA」を使うと、「リアル」な「つらさ」に気が付いた話

※この記事は「ストップオーバー」に掲載済みであり、内容は同一です。

こんにちは。
ストップオーバー」の森岡です。

皆さんは、毎日「自分の気持ち」を振り返っていますか?
自分の気持ち――すなわちメンタルが安定していないと、感情的になってしまったり、やる気が出なくなってしまったりと、一日を台無しにしてしまうことがあります。
メンタルの健康を保つために、日々のセルフチェックは重要ですよね。

昨今のコロナ禍において、今までとは一変した生活でストレスを感じている人が増えています。コロナ禍の生活者 今のストレスの主な要因は?というアンケート調査結果を見てみましょう。

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現在、ストレスを「よく感じる」という人は22.6%で、コロナ禍前の2019年に「よく感じていた」と答えた人の約2倍という結果になりました。また、「たまに感じる/感じていた」という回答とあわせると、現在ストレスを感じている人の割合は58.0%で、2019年に感じていた人の1.4倍に。ストレスを感じる頻度が多くの人で増えていることがわかります。
出典:「インテージ 知る Gallery」2021年5月31日公開記事『コロナ禍の生活者 今のストレスの主な要因は?

皆さんは一日の出来事をまとめた上で「今日、どうだった?」と振り返ったことはありますか?
私は5年ほど前から、日記を付けています。その日の出来事と自分の考えなどを、箇条書きでまとめたものです。

だから、自分の調子について誰よりも理解している……つもりでした。

今回は、今日の気分はどうだった? という記録をつけていく『MOODA』というアプリを使ってみて、メンタルのコントロールについて私なりに考えてみました。

「今日、どうだった?」

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最近は淡々と日記を付けるの飽きてきて、変わった日記アプリを探していました。
そこで見つけたのが、「MOODA」です。ダウンロードは以下のリンクから出来ます。
AppStore
Google Play Store

このアプリについて説明すると、
・日記をつけるように、10個の表情(すごく幸せだよ、まあまあ、穏やかだよ、疲れたよ、イライラしてる、など)のうち一つを選んで「その日の気分」を選ぶ

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・日記のように文章を書いたり、写真を貼り付けることができる

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といった、ユニークなアプリです。

特徴は「一日を振り返って気分を選ぶ」という点でしょう。
一日の中で、気分を左右する出来事がたくさん起こりますよね。
・仕事でミスをしてしまった
・友人とケンカをしてしまった
・自分の成果を褒められた
……など。

MOODAで一週間ほど日記をつけたあとにそれらを振り返ってみると、とある気付きがありました。
毎日選んでいた「一日の気分」は、私の現実(リアル)を反映していないのではないか、と感じたのです。

「MOODA」と、「リアル」

私は10月から職場が変わって、在宅ワークから通勤するようになりました。
毎日、自宅と職場の往復が始まりました。おおよそ片道、2時間以上かかります。

通勤初日につけたMOODAは「まあまあ」でした。

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しかし、翌日の土曜日は疲労感が強く、ほとんど寝て過ごしました。
この時に初めて、自分が感じていた以上に疲れていると自覚しました。

前日の気分は「まあまあ」でしたが、身体は「疲れたよー!」と叫んでいたのですね。

疲れた要素を考えてみると、複数あります。
・久しぶりの長距離移動
・新しい環境、初めて会う人たちとのコミュニケーション
・新しい仕事を早急に覚える

今回は、日々MOODAをつけていたことで、初日の疲れが土曜日に出てきてしまったとすぐ分かり、「気分」と「リアル」のズレを認識できました。土日は身体を休め、体調のコントロールを行うことができました。

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この「気分」と「リアル」のズレって、今までもたくさん起こっていたのでは?
同じようにズレが原因っぽい過去の出来事を思い返してみました。

「気分」と「リアル」のズレに気付けないと、何が起こるか?


私は大学時代、在学途中で一人暮らしを始めました。
1ヶ月ほど経った頃、急に塞ぎ込んだ時期がありました。明かりすらつける意欲がなく、暗い部屋でただ寝ているだけ。大学にも通えませんでした。

本当にこの何もやる気の出ない時期は、急に訪れました。
何故これほどまでに塞ぎ込んでいるのか、全くわかりませんでした。

当時、親元を離れて寂しい、1人で生活しなければならない、という気持ちがありました。
これらは一人暮らしをするなら「当然」覚えるような気持ちです。

誰しも寂しくなるのだから、自分が寂しいのは当然だ。
一人暮らしって、そういうもんなんだな。
当時の私はそう考えて、自分が「どれだけ」寂しいのかに、正面から目を向けませんでした。

これが、「気分」と「リアル」のズレを生みました。

自分の「気分」が辛いと感じているのよりもずっと、「リアル」は辛かったのです。
孤独感とプレッシャー、緊張が、体調に影響を及ぼしていたのです。
当時は、「気分」と「リアル」にのズレを見過ごしていたから、ある日突然、急な体調不良に襲われたんですね。
結局、私は体調を崩した理由についてはっきりわからぬまま、一ヶ月も消費してしまったのです。

ズレを認識して、メンタルを安定させよう

私のように「気分」と「リアル」に大きなズレがあると、休むべき時に休めずに、メンタルが安定しなくなります。そして急に体調を崩してしまい、元の体調に戻るまで長い時間がかかる可能性があります。

これを回避するために、「気分」と「リアル」のズレを認識することからメンタルコントロールの第一歩を踏み出しましょう!

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私も頑張ります!!!


**TIPS**
試しに一日、自分が感じた「辛かったこと」「疲れたこと」などを、一日の終わりに振り返ってみてください。

私のように『MOODA』や日記で振り返ってみるのもいいですし、定期的に一人の時間を設ける、でもいいと思います。
思い返してみると、意外と疲れている一日が見つかるかもしれませんよ?

もしズレに気付いたら、早めに手当てをしましょう。

スマホを眺めたりダラダラ過ごすのではなく、メンタルの回復に努めるため、しっかり身体を休めましょう。
変な言い回しかもしれませんが、「気晴らし」をしようとして「気晴らし」をすることも大切です。

今回もお読みいただきありがとうございました。
ストップオーバー」では他にも不登校に関する記事を順次アップしております。合わせてご訪問頂ければ幸いです。

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