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主観と客観-二つの景色

人それぞれの【心のフィルター】主観と客観

※上図は主観と客観を総体的に捉えきした。

皆さんは「主観」「客観」
どちらで事象・物事や人物を捉えますか?

主観は、主に相対的な事実を現します。
詰り、個人的な見方に染められた世界観で、
姿形によって識別したり、個人的な推測に
よって解釈したり、誤った知識の捉え方や、
原則的な道徳に対する無明さや驕り高ぶり
や未知のものへの恐怖心などを元に、理解を
するように仕向けられて来た私的な見方です。

この主観を元に喋ったり話す人は、
世界を有りのままで見ることが出来ず、
その世界についての自分勝手な億説を
説明しているだけである思われます。

それに比べて「客観」は、
ありの儘の世界を偏りなく見ることです。

この世界との関わり方は、
虚偽や偽善が全くない時間をかけて証明された、
原則のある道徳(倫理感)に基づいています。

この活動は、人が究極の真理(真諦)
を見つけ出したいと切望することから
それぞれ人の心(気持ち)に起きます。

そして、客観を理解することで、
結果的に存在するもの全ては多様な関係
により相互に繋がっていることを知得します。

その多様な関係とは、
本当の自分、自己判断した自分の人格、
交際相手、友人たち、そして常に変動
している生社会活環境や身の回りで
起こるあらゆる種類の事象や現象などです。

主観で物事を見ていると、
なんらかの争い事に向き合った時、
大体は物事を自分の思う結果へ操りたがるので
自ずと競争的(対比的)な付き合い方になり、
上手く行かない場合は嫌々妥協するものです。

ですから、全ての物事を客観的に見る心を
養う方が遥かに徳を得られるのです。

主観

個人の主観

主観と「思い」『想い』

個々人の主観(≒自心)を紐解く上で
思い」『想いの理解認識は大切です。

「思い」は、
どちらかと言うと一人称でり、
自分自身の心の領域を表す「田」と「心」、
『想い』は、
多人称の二人称である相手や
相対する物事などを表す「相」と「心」
この夫々の語は、異なった二つの
文字から組み立ててあると解します。

「思い」『想い』の心の占有率は
個々人の主観的・客観的な思考力、
想像力の大小によって差異が生じます。

そして、人の顔が異なるように各々の
心の位置で表現伝達の仕方が変わります。

体験を元にこの二つについて考える。
①=一人称
🈕=他人称

①自心で解釈し、思考する「思い
🈕相対する人や物について
 心の中で色々と想像する『想い

①自分自身の意識や活動に
 ついて思考する「思い」
🈕他人や回りの人々のことに
 ついて想像する『想い』

①「思い」は「心の礎」
🈕『想い』は「心の源」

①「思い」は
「感情と状況に影響される」
🈕『想い』は
「夢や目標・目的から生まれる」

①「思い」は「意思・信念」
🈕『想い』は「想像・発想」

①「思い」は「我が心を律し、利他心を生む」
🈕『想い』は「一体とさせ、技と力を高める」

①「思い」は、今現在の心
 (思考・思案・意思)を表す
🈕『想い』は、回想(追想・想い出)
 ~予想(構想・夢)を表す

また、「思う・想う」の夫々は、
次のように結論づけられます。
一般的に「思う」が使われますが、
「ある対象を心に浮かべる」
と言う気持ちが強い場合や、
「芸術作品の構想を考える」
「人の気持ちを想像する」
という場合には、
想い』が用いられます。

この「思い」『想い』を言行や態度に
表し伝えるには、
一人称の主観的思考と共に、
 他人称の
客観的思考と発想
と意識することが大切です。

同時に、ТPОで使い分け、
五現(現場・現物・現状・原因・現況)
の意識を以って多角的に思考し、
適時適切適正な言行態度で
対象者に表現伝達することです。

また、対象の領域は「思い」=ミクロ
想い』=マクロとも考えられます。

※思う・想うも似たような語彙を持っています。



「思い」 📚辞書検索

①思うこと。思うところ。考え。
思慮。 「 -を述べる」 「 -にふける」
②感じること。感じ。経験。
「いやな-をした」 「やっとの-で作り上げた」
③予想すること。もくろみ。推量。
「 -どおりになる」 「 -のほかの収穫」
④あれこれ心に浮かべること。
「 -が乱れる」
⑤気にかけること。心配すること。
「親-」 「 -に沈む」
⑥希望すること。願い。
「 -を遂げる」 「長年の-がかなう」
思いしたうこと。恋すること。恋心。
「 -を寄せる」 「 -がつのる」
⑧恨み。にくみ。
⑨喪に服すること。また,その期間。喪中。
〔「想い」 「念い」などとも書く〕

📖思いの用例

思いを馳せる、思い邪なし、思いが届く、
やっとの思いで、思いを寄せる、
鮑の片思い、親方思いの主倒し、
思いを晴らす、血を吐く思い、
思いも掛けない、痩せる思い、
思い半ばに過ぐ、三秋の思い、
思い立つ日が吉日、磯の鮑の片思い、
蟻の思いも天に登る、思いを懸ける、
思い内にあれば色外にあらわる、
思い立ったが吉日、蟻の思いも天に届く、
思いも寄らない、思いを致す、

『想い』
1 ある物事について考えをもつこと。
 また、その内容。所懐。「年頭の―を述べる」
2 予想。予期。想像。゜
 「―もしない結末」
3 願い。望み。
 「長年の―がかなう」「―を遂げる」
4 物思い。回想。
 「秋の夜長に―にふける」
5 思慕の情。愛情。恋心。
 「彼女への―が募る」
6 執念。恨み。
 「この世に―を残す」
7 あることを経験してもたらされる感じ。
 「胸のすく―」「自分だけいい―をする」
8 ある対象を気にかけ
 大切にする気持ちが特に強いことを表す。
 「親―の息子」
9 《4の意から》喪に服すること。
 また、その期間。喪中。

想いの熟語
想起・回想・追想・感想・予想・夢想
空想・発想・想を練る・楽想・構想

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