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ブレない心の軸=心技体の作り方

ブレない心の軸=心技体を創る

ブレない心-心技体

1.「心・技・体」の意味

「心・技・体」

「心・技・体」を私たちのビジネスや
日常生活に置き換えると次のようになります。
」…志、精神力、心の強さ、使命、構想、価値観
」…技術、スキル、マ-ケッティング、セ-ルス、コミュニケ-ション
」…身体能力、取り組みの姿勢、挨拶、返事、掃除
アスリートは、こ心技体が三位一体
となり、基礎から身に着けることにより、
その道一流人に茄成れるとされています。
スポ-ツに限らず、ビジネスの世界でも、
心技体のそれぞれがバランスよく磨き、
鍛え上げることで良い結果に結びつきます。

2.「心」-ビジョンを描き達成するまでやり抜く心


人生を生き抜く上で、
一生涯順風満帆と言う訳には行きません。
何処かで壁や障害物が立ちはだかっています。
その度に挫折しては立ち上がることの
繰り返しであり、挫折したままで、
立ち上がれなければ成長もストップし
そこで人生が終わってしまうからです。

ですから、
挫折は克服することに意義があり、
人(=心)は挫折する度に強くなり、
克服する度に人間の幅が広がって行ける、
と考えられるようになれれば
苦労や困難も前向きに受け入れて、
益々磨きがかかっていくと言うものです。

精神力の強さは、
土壇場に追い詰められたとき発揮されます。
昭和を代表する稀代の経営者、松下幸之助氏
成功する方法は、成功するまでやり続けること
という名言を残しました。

「心」とは精神力を磨くことで
「諦めない気持ち」
「現状に満足せず常に高い目標を掲げ挑み続ける」
こと、人生に於ける強い精神力とは、
壁が立ちはだかる度に超えるまで
やり抜くと言う強い意志を備えることです。

一流アスリートと言われているプロ野球の選手や
プロサッカ-選手は喩え日本の頂点に立っても、
更に高い世界のステ-ジで挑戦しています。

私たちも与えられた持ち分の中で、
常に高い目標に挑戦すると言う気概を
持ちながら生きることが「心」を磨く
鍛錬であると言えるのではないでしょうか。

3.「技」-熱い情熱がよい良いキャリアを積む

ビジネスの世界では、
スキルを身に着けるほど能力が発揮されます。
スキルといえば、とかく資格や検定と
思いがちですが、周囲を明るい雰囲気にする、
リーダーシップがあるなど人間的な能力も
とても大切で重要なスキルの一つです。

仕事が出来る人には共通点があり、
「仕事に熱い情熱を傾けていられる」
と言うことに尽きると受け留めています。
その情熱が、熱いエネルギ-となって、
周囲に活力を与え組織を活性化します。

与えられた職務に安住せず絶えず
新しい価値観を創造しることが大切でまーす。
だからこそ結果として「できるビジネスマン」
として評価され、キャリアを高めて行けるのです。

一方キャリアを築けない人は、
「仕事に情熱が持てない。」
と言う同じ共通点があると思われます。
必要以上の仕事は極力避けようとし
夕方になるといち早く仕事を片付けて
ストレス?を発散させようとします。

いつしか「やらされ仕事」と言われている
被害者意識が充満し不平不満がうっ積します。
これでは、スキルを磨くことも
良いキャリアを積むこともできません。
「技」を磨くためには、
「情熱」がなければ身につけることは
出来ないと言う現実が理解されましたか❓

「情熱」が持てない理由は人様々です。
しかし、その根本は
『仕事とは、単に生活の手段だけとして
 捉えるのではなく自分の「生き方」』

として捉ええることに目覚めない限り、
周りに原因を求める結果にしかなりません。

その境地に達することを実感することによって、
そこから「技」に磨きがかかってくる、
と言えるのではないかと体験からも思います。

4.「体」-日々の地道な努力と取組み姿勢

様々なスポ-ツの世界がありますが、
ただ体力だけに恵まれたアスリ-トが
必ずしも優れた結果を残すとは言い切れません。

喩え資質があったとしてても、開花できない
アスリ-トを私たちは数多く知っています。
そこには、様々な理由があると思われますが、
表舞台でいい結果を残すアスリ-トは、
公の目に見えないところで練習や稽古に
精進することの中にその秘密が隠されています。

それは、「取り組み姿勢」にあると言えます。
練習量の多い少いと言うことも大切な要素ですが、
それに加え「練習の質」が更に大切な要素となる
と考えられ、その両面がかみ合ってこそ、
紙一重の勝負を決定づけて行くのです。
その原点となるのが「取組み姿勢」です。
この「取組み姿勢」は挨拶や返事など「礼」
から生まれる、と言うと意外な感じと
受け止める人がいるかもしれませんが、
一例を挙げれば相撲の世界で
「礼に始まり礼に終わる」
という言葉が古より伝えられています。

これは、島国日本独特の考え方ですが、
基本は武士道の精神から受け継がれています。

相撲の新弟子時代や高校野球の新人時代は
資質の有無で特別扱いされることはありません。
誰もが、稽古場やグラウンドの整備、清掃から
始まり大きな声で率先し挨拶をする日々の行為が
練習以前の練習として鍛えられます。
これはいわゆる「修行」と称される行動です。

厳しい練習に耐えていくためには
修業時代を通じてこの「取組み姿勢」
を日ごろの稽古で培うことが基本だからです。

一般社会において「体」とは、
仕事に耐えうる体力造りもその一つですが、
ビジネス社会では「学歴」「能力」など
入社時から持ち合わせているものも「体」
と考えられ、優秀な学歴を持ち、喩え能力が高く
なくてもそれだけで仕事ができると評価される
ビジネスマンになれるかどうかはわかりません。

その後、本人の取り組み姿勢意識
が大きなターニングポイント=分岐点となります。

恵まれた学歴や能力に甘んじることなく、
その会社、その職場での一流社員となるには、
やはりスポ-ツの世界に見られる新人時代からの
修行の精神を参考にして日々研鑚して行く
繰り返し基礎修得の取組みが必要と思われます。

その基本=礎の上にシッカリ立ってこそ、
能力が向上していくものだといえます。

5. 「心・技・体」バランス取れ、人格が形成される

心技体育成⇒基礎の反復

大相撲の横綱に推挙される条件の中に
品格、力量共に抜群…」という言葉が
定義づけられていることは広く知られています。
この人格とは、単に身体能力が高い、
技術が優れている、と言うだけでは不十分で
そこに人としての「品格」が備わってこそ
「人格者」といわれる領域に達しられます。

その共通点は、
常に謙虚さ=リスペクト意識を持ち
そして周囲から尊敬され、信望され、
信頼され、共感され、存在感が備わって
いる人間力=にんげん力にあります。
大相撲の横綱が、「心・技・体」
具現者たる所以(ゆえん)がそこにあります。

とはいえ、
横綱に限らず人格を備えている人と言えども
最初からこの「心・技・体」の意識と体力が
決して備わっていた訳ではありません。

決して口に出すことはありませんが、
血のにじむような努力で心身共にに鍛え抜き
その領域に到達したことはその風格が物語っています。

私たちは、生まれながらにして、
それぞれが個性的で異なった感性、
資質や才能が与えられています。
そして人として大切なことは、
心・技・体」を磨くことに精進し、
その人なりの人格の完成形に向かい歩み続ける
ことに人生の意義があるのではないでしょうか。
「心・技・体」とは、人間力=
人格を磨き上げるための日々の修養
です。

心技体=人間力


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