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病院食と飲み物について

 本日は病院での食事や飲み物の特徴をご紹介致します。


【病院食】

◯  通常食

 通常食は一般食であり食事に特別な調整をせずに食材そのものの特徴を残した食事です。
 私たちが日常から食べているのもと同じです。年齢の若めの方や飲み込み機能に低下がない方は基本的には通常食となります。

◯  軟菜食

 軟菜食は通常食よりも軟かい食事となります。名の通りですが、ゴボウなどの芯がある食べ物は除外されるため、噛む力や飲み込みの力が少し低下している高齢者は提供されることがあります。

◯  嚥下食

 嚥下食とは、飲み込み機能の低下が著しい方に提供されやすく、飲み込みをサポートするために素材がかなり柔らかく形がペースト様となりやすく、食材そのものの感触は感じにくくなってしまいます。美味しくないとの声もよく聞くため、味の調整などが必要となることが多いです。

【飲み物】

◯  お茶

 通常のお茶になります。もちろん水などもありますが、食事の際はお茶が用意されることが多いです。私たち一般の方が飲んでいるいわゆるスーパーに置いてあるペットボトル飲料と同じです。

◯  とろみ茶

 お茶を紹介したのはとろみ茶を紹介したかったのが大きいです。
 食事を飲み込みやすくするのはイメージがつきやすいですが、飲み込み機能が低下した方は飲み物も普通のものを飲めなくなります。
 とろみの種類には薄とろみ・普通とろみ・濃いとろみなどとろみの濃度が異なります。個人の飲み込み機能が評価されて提供されます。
 通常のお茶にとろみ剤をスプーンで調整して入れます。そして、かき混ぜるとあんかけの様なとろみがついた飲み物が出来ます。
 患者様からとろみ茶に良い印象があると聞いたことはありません。
 しかし、誤嚥を避けるには大切な手段です。家族様へ退院後もドラッグストアなどでとろみ剤を購入して付けるように依頼する事ももちろんあります。ここでは、とろみ付きの飲み物があることをぜひ知っておいて頂きたいです。

【おわりに】

 本日は、病院食や飲み物についてご紹介させて頂きました。
 家族様が入院していて状況確認面談などでこのような話が医療関係者から出ることはほぼ必須です。その時に少しでも知識があると理解しやすいと思い投稿させて頂きました。
 少しでもお役に立てると嬉しいです。
 最後まで閲覧頂きありがとうございました。日頃よりフォローやスキのご協力感謝致します。

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