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高齢両親の体調管理を行う際に確認すべき項目 7せん

 本日は、両親など高齢の方の体調管理の際にどのような所を注意して観察したら良いかをお伝え致します。


【体調観察のポイント 7選】

1  体重の増減

 体重の増減は非常に重要な観察項目となります。数日で数kgなど増え方が急激だと心不全による浮腫などが原因となっている事もあります。また、逆に体重が低下している際は、食事摂取量などを確認するなど栄養状態の管理も必要です。体重の変化は増減共に多くの病気で症状が出る可能性があるため、日頃から管理しておくことが大切かと思います。

2  食欲の状態

 食欲の状態を管理するには、日頃からの摂取量を確認する必要性があります。食欲不振が続くと筋力なども落ちていき寝たきりに繋がりやすく、そこから肺炎へと繋がる可能性が高いです。特に夏場など体力が落ちやすい時期の食欲不振による入院はかなり多いため、家族の管理が必要な事も多くあります。食べ過ぎの方がまだ良いですが、糖尿病などのリスクもあるため、こちらも管理が必要です。

3  むせの有無

 高齢者の観察するポイントとしてむせの有無が挙げられます。普段はむせていない食事でむせるようになってくると飲み込み機能の低下などが疑われます。そのまま、同じものを食べ続けると誤嚥のリスクが高まります。また、この際に気をつけるのは食べ物だけでなく飲み物も大切です。食べ物よりも飲み物の方が誤嚥しやすい特徴もあるため、私たちが普段から普通に飲んでいる水やお茶などにもむせの程度によってはとろみをつける必要性もあります。

4  疲労感の程度

 疲労感を観察するには日頃の日常生活で息切れや呼吸の回数などを確認することが大切です。
 普段は疲れなかった動作でも明らかに疲れている場合は心臓に負荷がかかっている可能性があります。また、呼吸の回数(正常だと12〜18回/分)が逸脱していないか確認する事も大切です。
※(30回/分)など著名に呼吸が早くなっていないか確認をして下さい。
 高齢者は自分の疲れに気付きにくい可能性もあるため、休憩を促すなど疲れた状態が続かないように誘導してあげて下さい。

5  排尿頻度の変化

 1日のおしっこの量などを確認することは、腎臓機能を把握するためには重要です。おしっこが出ないと身体の中の水分量が増えてしまい浮腫につながる可能性があります。心臓への負担もかかりやすくなるため、トイレの回数や量がしっかりと出ているか確認をして頂くのが良いかと思います。目安としては、1日に5〜7回程度が正常となり、数回や10回以上など明らかな逸脱は注意が必要です。

6  精神状態の変化

 活気がなくなる・表情が乏しい・性格の変化など一例ですがよく起こることがあります。病的に表情が変化する可能性があったり認知症の進行など刺激が少なくなる可能性もあるため、普段との明らかな性格の違いなどは注意が必要です。

7  体温の変化

 ここ最近、微熱が続くなど体温の変化はよく起こります。
 しかし、微熱だと思って簡単に考えるのはよくありません。先ほどお伝えしたむせが多いと誤嚥している可能性が高く、その際に肺炎を起こすと発熱しやすい特徴があります。微熱が続く際は、むせが同じ時期に頻発していないか確認することをおすすめします。

【おわりに】

 本日は、体調管理のポイントをお伝えさせて頂きました。両親など大切な方の症状を少しでも把握して頂きたく今回は投稿させて頂きましたが、これ以外の項目でも多々気をつけるポイントはあります。その中でも特に起こりやすいことを挙げさせて頂きました。
 症状が強い際は、一度受診するなど検討が必要です。その際に、先ほどのむせの回数や体温など把握できる所はメモしておき伝えられると良いかと思います。
 最後まで閲覧頂きありがとうございました。日頃よりフォローやスキのご協力感謝致します。

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