新興宗教家の悩み。新興宗教に足りない○○の話
以前書いた新興宗教をやっている友人↓
彼のもう一つの悩みのお話、
彼がやっている仏教系新興宗教は、彼の師匠が1代に立ち上げた宗教なので、 この宗教団体に
(歴史がない)
というのが、[時として死ぬほど深刻な問題になる]ということを話していました。
なぜ問題になるのか?
なぜ歴史がないことが問題になるのか?
歴史って、 団体が歩んできた経験そのものなので、その経験の中には「膨大な数の失敗」と、そして「その失敗を修正してきた歴史」というものも、歴史がある団体には存在します。
そして仏教の修行というのは、(比叡山の大阿闍梨の修行)であったり、
(様々な 欲望を断つ断食修行)や (暗闇で永遠とお経を唱え続ける 精神的につらい修行)↓
などがたくさんあったりします。
これは 日本中の艦内神社を回った友人↓から聞いたのですが、
友人が見てまわった 神社に 慰霊碑のようなものがたくさんあったので、
「これは何の慰霊碑なんですか?」
と聞いたら
「これは昔、 神道の修行中に 亡くなった人達の慰霊碑です。」
という説明を受けたそうで……
新たに始めるということは
断食修行だって、今までやった歴史がなければ、
(いったい何日まで断食しても人間は耐えられるのか ?) とか 、
個人差はあるでしょうが、
一体どういう兆候が修行中に出てきたら(この人はもう危険信号だから周りの人間がそれをストップさせないといけないのか ?)
断食しながら暗闇で延々とお経を唱え続けるような 精神を病みそうな修行も、
(どれぐらい連続で暗闇の中で修行をしていると高確率で精神を病んでしまうのか?)
とか……[基本的に 1度精神を病んでしまうと、ほとんど精神を病む前の元の状態には戻らない]
…などなどの様々な、 (失敗の歴史) というものが存在しないのに 「師匠が思いつきで考えた修行をさせられる」って言うのが、彼の悩みの1つで
経験者がサポートしてない状態なので
「うっかり断食しすぎて餓死しちゃうんじゃないのか?」とか
「暗闇での修行も、やり過ぎて完全な精神病になって戻ってこれなくなったらどうすんの?」などの 悩みや恐怖が尽きないそうです。
結論
うっかり死なないため、うっかり精神を壊さないためにも「歴史は大事」という お話でした。
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