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『脳科学セールス』#4

物語によってミラーニューロンを刺激する

商談の場で、あなたは相手と人と人とのつながりを築きたいと考える。相手のコルチゾールレベルを下げ、オキシトシンレベルを上げたいと考える。いちばん良い方法は、相手のミラーニューロンを活性化することだ。そのためにいちばん良い方法は、相手が自然に耳を傾け、感情移入するような話をすることだ。そうすれば、相手の頭の中であなたの物語が再現され、ミラーニューロンが活性化するだろう。

『脳科学セールス』

「相手が自然に耳を傾け、感情移入するような話」とはあなたの弱みを見せ、正直で、装わず、謙虚であることを示す物語だと著者は言います。

心理学NLPでも相手のミラーニューロンを活性化させるために、ペーシングやバックトラッキングを使ってラポール(信頼関係)を築いていきます。
しかし、NLPは元が優秀なカウンセラーの違いを生み出す違いの探究から始まっているだけに、相手の話をどう聴くかであって、自分の話をどう話すかについては覚えがありません。
LABプロファイルもヒプノセラピーも、相手の言葉を使って話すことや無意識に直接語りかけることはしても、自分の物語をどう語るかをテーマにはしていない。

その意味で、自分の話をするだけで相手のミラーニューロンを刺激しているという本書の主張は面白く感じました。
そういえばストーリーを語ることは、これまでnoteに記事にした本だけでも2つありました。

本書の中でも多くの物語(事例)が示されていますが、自分のストーリーを語ることで人となりを理解してもらい、共感してくれる人と何かを行っていくことは、これからの時代必要になっていくことかなと思います。

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