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『ストーリーテリング』#44

「イメージを語る」は武器になる

著者:野口吉昭
発行所:大和出版
発行日:2019/04/30 初版第1刷

【ポイント】
1.落語のマクラは聴衆のマーケティングでもある

噺に入る前に、時事的な話や自分の失敗談などをすることで、落語家は今日の寄席にはどんな聴衆が多いのかを知る。

舞台設定が大事。
プレゼンなど話のストーリーは同じでも、語り口を聴衆に合わせて変える。

2.「質問」はアウェーの硬い空気さえ一瞬で変える

このような問いかけは、相手の心を動かす呼び水になる。挑戦的でインパクトのある問いかけは、聴く人を前のめりにさせるのだ。

いい質問をするには、圧倒的なデータ量と情報の整理からなるコンセプトが必要。

3.人がついでくるリーダー

(1)強い信念を強いメッセージとして発信している
(2)常に「舞台」を意識している

舞台設定は5P(Purpose、People、Presenter、Place、Premise)で設定する。

【所感】
5Pを意識してセミナーやプレゼンを設計し、実施する回ごとの聴衆ごとにさらに具体化した5Pを用いるのが良いと思った。

(1)Purpose : 目的は何か?
(2)People : 聴く人はどんな人か?
(3)Presenter : 語る人(自分)はどんな立場か?
(4)Place : どんな場所で?
(5)Premise : テーマを一文にすると?


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