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金木犀とメテオラ|人が思うよりもずっと、この世で奇跡は起きるという話💖

『金木犀とメテオラ』
北海道に新設された中高一貫の女子校。一期生として入学して6年間を共に過ごすことになる35人の少女たちの青春小説。親に訳ありの成績優秀な二人の生徒が輝きを放ちながら大きく成長していく物語。

この記事は、「#読書の秋2020」の応募作品です。

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舞台は北海道に新設されたばかりの中高一貫の女子校・築山学園。進学校として全国から一期生を募る。不仲な父に強制的に築山に入学させられた東京生まれの宮田佳乃はトップの成績で入学。同じクラスには愛人に経済的に依存している母から逃げるために築山を選んだ地元生まれの成績優秀者・奥沢叶がいた。

二人は親に問題があるなどの事情を知らないまま、それぞれ人に言えないものを抱えお互いのことを強く意識するがそれを見せない。

親に寄り添えば問題は解決するように思うけれど、それが出来ない思春期の苦しさを描いている。自分はどうありたいのか? 自分は何がしたいのか?その答えが見つからず狭い価値観の中で動けなくなる。

その中で読み手が苦しくなるくらい、彼女たちの不安や、恐れ、孤独感が伝わってくる。それでも歯を食いしばって立ち向かおうとする姿に心奪われる。

女の子特有のドロドロした展開では無く、周りの友人たちもなんだかんだでサバサバしてて恋愛要素もなく読みやすい。二人がお互いの事情をほんの少し垣間見ながらクラスメイトとして歩み寄り、これから前向きになれそうなことを匂わせて終わる。

金木犀が金色に輝くような静かな美しさで、成長と友情は育まれる。人に優しくしたい、そんな感情を引き起こす物語。

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生きている以上、誰もが様々な悩みや不満や悲しみや息苦しさを抱えて生活している。自身の不遇への恨みを抱きながら他人と比べて生きていては、いつまでも隣の芝が青く見えるように、決して幸せにはなれない。
他人の苦労は目に見えないし、自分に自信がなくなり、完璧を求めたくなる悪循環が起きる。

他人と比較して生きる必要はない。なぜなら自分の人生は自分のもの。人に寄り添い、人のために尽くして生きることで自分に幸運を引き寄せ、幸せになれる。自ら与えることで自ら受け取れる。この法則こそが、この世の中での奇跡。

それに、必ず神様は見ている。頑張れば頑張った人にご褒美をくれる。だから目標を立て、目の前のことを一生懸命に取り組む。私たちが思うよりもずっと、この世で奇跡は起きるんだから。そのためには自らから行動を起こし挑戦して努力を積み重ね自分を成長させていく。

不安も、恐れも、孤独も、緊張も、自分ひとりで抱えなくていい。人は一人では生きられない。支えてくれる周りの人達に感謝しながら、生きていきたい。

わたしも 生きているうちに、自分のやりたいことは全部やるつもり。挑戦をする時点で、実は得るものしかないし、失敗なんて存在しない。どんな結果になっても成長できる。その経験が財産になって次のステージにも挑戦できる。

踏み出した一歩からみえる景色が、自分にとっての明るい未来なんだと思う。


おしまい。

最後までお読み頂きありがとうございました。また、貴重なお時間まで頂きまして、ありがとうございました。今後もがんばっていきますのでスキ・フォローなど頂けますと嬉しいです🙇‍♀️

※コンテスト応募作品ということで、私の本気の作品に集中して頂く為コメント欄は廃止しています。ご了承ください🙇‍♀️

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