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5年間で4回の引っ越し:変化に対応する私たちのライフスタイル

新天地に打合せに行く相方。その場所が
「たまにならいいけど頻繁に行くとしたら遠いよね」
そんな会話のあと、我が家で自然と出てくるのは

「じゃあ近くに引っ越しする?」

冗談ですが…(笑)

以前は考えられなかった会話内容。

こんな会話をする我が家ですが、この5年間で4回引っ越しをしています。

なぜこんなに引っ越しをしたのか?
生きる場所が固定ではなく、その時の仕事と生活の仕方を考えて動くというカタチをとったのです。
私は香川県出身で、先に上京していた相方を追いかけて2019年に上京
その後の経緯についてまとめてみました。



最初に住んだのが世田谷


◆なぜここにしたのか?
最優先条件:渋谷で勤務していた相方が15分以内で通勤できる場所
とても明るい街で、お店も多い。駅まで5分程度
マンション3階 1LDK 
都心に出るのはとても便利だし、街並みもとてもおしゃれで住みやすい場所

ただ、私が住み始めて4か月後にコロナ禍に。
相方は在宅業務にかわる。
日々、近くのスーパーに買い物に行くだけの状況に。
◆出てきた問題点
1LDKの中、一日中2人が在宅で仕事をしながら生活するのは窮屈。
オンライン時の対応も難しい。

2020年の夏から引っ越しを考えはじめる。
条件は、渋谷へ1時間以内で行ける場所。
2LDK以上で家賃は安くなる。
という条件で検索

2番目に住んだのが横浜の山方面


◆なぜここにしたのか?
最優先条件:前のとこより安くて広くなる
最寄り駅まで3分程度。
スーパーや商店街は駅周辺にあるので生活必需品はすぐに揃う。
オシャレさより、下町感漂う雰囲気。
都心へは乗り換えしながら1時間近くかかる。
マンション3階 間取り 2LDK
少し古いが家賃はこれまでより4万円下がる。
川が近くに流れており、畑もある。
散歩コースには花々や植物があり、のどかな環境。


部屋が一つ増えたことにより、相方専用の仕事部屋を確保。
私はダイニングでOk。
白を基調としてシステムキッチンとキッチン前にある小窓が気に入った。

◆出てきた問題点
1年近く経った時、週に2日ほど私が仕事で渋谷へ出ることが増え、乗り換えをしながら50分かかる。
相方が新しい事業立ち上げで北区王子に出ることが増え乗り換えしながら1時間半近くかかる。

2021年夏過ぎから引っ越しを考え始める。
条件は渋谷と王子に30分以内でいける場所
3階より上の階
部屋の広さは今と同じかそれ以上
という条件で検索

3番目に住んだのが豊島区

◆なぜここにしたのか?
最優先条件:渋谷までは20分、王子まで20分程度で行ける場所
板橋に近い豊島区。
最寄り駅までは8分。
マンション4階 2LDKだがこれまでより面積が広くなる
家賃は上がる(笑)
ここで電動アシストを購入。
池袋駅周辺まで自転車で10分程度。
都心にも埼玉方面にも電車で近いので気軽に行けることで行動範囲が広がり上京して初めて地理感ができてきたように思う。
仕事も渋谷へ、王子へと、あちこち移動していたけど、それも1年くらい経って落ち着き始めてきて、在宅が増えてきた。
◆出てきた問題点
家にいるとやはり窓からの景色が気になる。
4階とはいえ、住宅街。そして、その向こうには首都高が走っている。
朝、夕と空を見上げると、屋根と首都高の向こうに空が広がっている状態なのだ。
「なんか思いっきり空という景色が見たいようね~」
パソコン作業をしてふと窓に目をやった時、そんなことを思う回数が増えてきた。

2023年春から新しい物件を探し始める。
空が広く見えるとこ
駅から近いのはマスト
周辺の街の雰囲気が整っている
東京駅や新宿など都心まで1時間以内でいけるところ
2LDK以上
ベランダが広め。
キッチンとダイニングは別がいい。
という条件

4番目に住んだのが千葉県

◆なぜここにしたのか?
最優先条件:空が広く見えたのです。

最初、豊島区より西方面を探していた。
何回か物件を見に行ったのだが、何かがしっくりこない。
スッキリ気分になれないのがなぜかと思いつつ、二人の吉方を見てみたら、その年はなんと二人が合うのが東方面のみ。
全く反対方向ばかりを探していたのだ。
すぐに意識を変えて、千葉方面でもその吉方に入る範囲で検索。
物件を探すより先に、方角に合う街を歩いてみる。駅を降りた瞬間にこの街いいね~って思う街で物件探し。もちろんあちこち数件見たが、最初に降り立った街で、駅の目の前がスーパー。その向こうにあるマンション。電車降りて2分もあれば帰れる。
5階建ての5階なのだが、内見してみたら、なんと!ベランダからまっすぐ向こうにスカイツリーが見えている。そして、その横にうっすら富士山も。
えーーー!こんなに空が近くて、スカイツリーと富士山。
たぶん、私の心はこの瞬間に決まったんだと思う(笑)

あれから一年以上経ったが、私は今「ここ」にいる。
家賃は3万円下がった。
2LDKだが、また面積は広がった。キッチンは別になっているしDKが12畳もあって、とても使いやすい。
ベランダから入る暖かい陽ざしで、つれてきた植物はすくすく育っている。
冬になると富士山がくっきり見える。夏は花火がベランダから見える。
心がゆったり穏やか。
◆住んでみて出てきた問題点
近くに居酒屋などの気軽にいけるお店がない。私たちはそれが楽しみなのに。それと電車賃がちょっとお高め。

引っ越し貧乏?

どこに住んでも完璧ということはない
そして、引っ越しとなればやはりお金はかかるのだ。
でも、引っ越しを繰り返しても収入に大きな影響はない。私たちは今幸せに生活ができている。
それに、これまで物件を探したり、新しい街を探検するかのように歩いてみたり、それすべてが二人で楽しい旅行をしたようなそんな気分になっているのだ。
それを考えたら、引っ越し費用というよりは、自分たちが人生を楽しむための費用がかかっていると考えてもいいのではないかと。

関東に来て5年で4か所に住んでみて

こんな感じで5年に4回引っ越しをした私たち。
今回、相方が打合せ行くのに遠いことから
「じゃあ近くに引っ越しする?」
という言葉は冗談であり、でも、これまでの経験でできないことはないと思えたからこその言葉かもしれない(笑)

できないではなくできる方法を考える手段は、経験があればあるほど、たくさん出てくるのかもしれない。

引っ越しして場所が変わることに対してのブロックがだんだんなくなって言っている?慣れってすごいね。

でも、今年になって高松での仕事も増えて通うことが多くなったのだが
今住んでいる場所は、羽田まで距離としては今まででの中で一番遠いのに、行きやすさとしては一番かも。

トランクをゴロゴロ転がしながらも、駅まで2分→ 電車で1時間強だけどだいたい座れるので最初に座っていたら羽田に着く。帰りも羽田発なので座って帰ってこれる。

これすごい楽です。

以前は品川と池袋での乗り換えが尋常じゃなかった💦
特に雨の日なんかは、疲れ倍増!

私たちの「今度はここに住もう」と思う直感と、住んだからこそ仕事や生活の流れが変わってくるという環境が自然と心地いいように調和されているのかもしれないなと。
風のように吹かれるままにこれからも直感を信じて
また引っ越しするかも?

それは感じるままに流れるままに……かな✨

でも、引っ越し自体はやはり大変です(笑


#創作大賞2024
#エッセイ部門



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