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週休2日の切っ掛けは、松下幸之助の号令
今では、当たり前の「週休2日制」。
法律では、週休2日にしなさいとは定められておらず、「使用者は、労働者に対して、毎週少くとも1回の休日を与えなければならない(労働基準法 第35条)」と書かれています。
でも、義務化されていないにも関わらず、週休2日が常識とされていますよね。
誰が私たちに休日を2日にしてくれたのでしょうか?
それは、あの実業家の松下幸之助さんなのです。
1965年に松下幸之助の号令のもと、松下電器産業(現パナソニック)が始めたそうで、他の企業が導入しはじめたのは、15年後の1980年頃だそうです。
官公庁に導入されたのは、さらに12年遅れの1992年、そして公立小中学校及び高等学校の多くでは、2002年に毎週土日が休みになりました。
今考えると、日曜日だけが休みの週休1日制って、日本人はどれだけ働き者なんだよと思いますよね。
週休2日の導入に関しては、当時、松下電器の労働組合から大きな反対があったそうです。そんな中、導入理由と共に語られた松下幸之助の有名な言葉が「教養がなければ、いい仕事はできない」です。
「1日休養、1日教養」
これ、ホントに良い言葉だと思います。
週休2日制について、私が注目したいポイントは、浸透するまでに時間が掛かっていることです。
良い制度や考え方があったとしても、世の中に浸透するまでに15年以上掛かっているんですよ!
どれだけ現状維持が好きな国民性だったのでしょうか。
当時は、仕方なかったのかも知れませんが、良いものは良いという社会受容性があれば、多様性にも順応できたのかも知れませんが、総中流主義のため、重い岩を動かすのが難しかったのでしょうね。
それでも、世の中に受け入れられ、いずれ常識になるという、思考と言葉の重みを考えると、松下幸之助はホントにすごいと思います。
「1日休養、1日教養、1日投資」の週休3日制にすると、これからの時代にマッチするのではないかと、勝手に引用させてもらっていますw
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