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DXを推進していく中で、従業員がデジタル化に反対したらどうするか

DXを進めようと思った時、こんな施策をいきなり打ち出すと、従業員から反発を受けることがあります。

・インソーシングで行っていた事業を思い切ってアウトソーシング化させてコア業務に専念できる環境を作る
・フリーアドレス席や在宅ワークや時短勤務やフレックスタイム制を積極的に導入して従業員が働きやすい職場にする
・生活習慣病予防健診やがん検診や悩み相談やストレスチェックなどのヘルスケアを徹底する
・物品購入費や水道光熱費や通信費を見直し無駄をそぎ落としていく

会社の業務効率や生産性を向上させてコストを削減させるために日頃から意識すべきことは数多くありますが、DX推進も職場の理解があってはじめて成立するものです。

システム構築がスムーズにいかなかったり膨大な初期費用がかかったり環境整備が必要だったりなど、DX推進をしていく中で生じる問題は幾つかありますが、従業員がデジタル化に反対するという問題もつきものです。

未だにパソコンを使いこなせていないリテラシーの低い従業員が多い、デジタルに対する苦手意識が強い従業員へのケアが心配、IT担当者の選定で揉めそうなどの悩みを抱えている企業も多いのではないでしょうか。

実は根回しがとても重要になってくる問題であり、定性と定量を切り分けることとボトムアップで共感を促すことが問題解決への近道です。

トップダウンでシステマティックに推進して反対が出来ないように圧力をかけたり、従業員の意見や考えや価値観を尊重せず頭ごなしに否定したりするのは絶対にNGです。

ゆっくりと時間をかけて解決していくべき問題ですので、まずはコミュニケーションを充実させることから始めるべきです。

ペーパーレス化やハンコレス化が叶い一人一人の仕事量が減り負担が軽くなる、長い目で見れば大幅なコスト削減につながりそれが給料に還元される、システムが構築されればパソコンでの煩わしい作業も減りむしろアナログ的な作業になるなど、メリットを明確にして共有することが大事です。


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