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しくじりDX!DXの失敗事例

IPA(独立行政法人情報処理機構)の公開資料をご覧頂くと分かるのですが、日本企業の半分以上の企業が、DX未着手またはあまり進んでいないという状況です。
一方で、焦ってDXを進めようと思って、失敗してしまうケースも散見されます。
では、どんなことで失敗するのでしょうか。

それは、現場の意見を聞きすぎて失敗するパターンです。
DXはそもそも、デジタル技術を活用してビジネスモデルや仕事の進め方を根本的に変革する取り組みです。
現場の意見を取り入れすぎると、本来のDXではなく、単なるデジタルツールの導入だけで終わってしまうのです。

さらに、DXを進めるために慣れない新たなシステムを導入してしまい、現場の意見をもとにフルカスタマイズしたシステムを導入するというものがあります。
結果、高度で複雑なシステムができあがり、かえって使いづらくなったそうです。
これは本末転倒ですよね。。。

従業員の意見を聞くことは大事ですが、その使いやすさや利便性を浸透させるにはトップダウンではなく、スモールスタートで試行して、小さな成功体験をスケールさせるに限ります。
アジャイル思考でまずは試行して、失敗8割くらいの気持ちでまずはやってみることが大切で、その後に成功した2割を徐々に広げていくと良いと思います。

経営側と現場の従業員との間でDXに対する認識のずれがあると、DXが逆に事業を停滞させる原因にもなるのです。

5月に控えている講演では、DXの失敗事例を教えてほしいとリクエストがあるので、そのための調査を行っています。

もう少し具体的な失敗事例を資料にまとめて、体系化する予定なので、このDX失敗事例シリーズは続けていこうと思います。

まずは頭出しまで。



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