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DXプロジェクトが失敗する原因って何だろう

IT技術の進化に伴いデジタル改革を進める企業が多い中、大企業に限らず中小企業でもDXに取り組むプロジェクトが増加しています。

DXプロジェクトとは事業の在り方や組織を変革することで新たな価値を生み出し、安定的な収益につなげる取り組みを指します。

DXプロジェクトを推進するメリットとしては、環境を整えることにより柔軟な対応が可能になることにあります。

それにより今まではチャレンジできなかった業界でのサービス展開も可能となり事業拡大のチャンスを得られることや、生産性や効率性の向上に伴い市場変化への柔軟な対応が可能となります。

しかしながら、DXプロジェクトへの取り組みを開始する企業が多い一方、成功している企業は意外に少ないのが現状です。

DXプロジェクトが失敗する原因には、健全な企業運営を重要視することから失敗を許容できないという雰囲気があることです。

欧米とは異なり、日本企業では「必ず一回で成功させる」という前提で取り組もうとするため、どうしても及び腰で保守的な姿勢になってしまいます。成功は失敗の中から生まれます。

DXプロジェクトは10の挑戦のうち1当たれば成功という考え方で行わなければなりません。

次にDXプロジェクトはアジャイル体制が適していると思われがちなことも失敗の原因のひとつです。

混成チームを機動的に動かすのがアジャイル体制ですが、いくつかの前提条件を満たしていないとスケジュールの大幅な遅延などのトラブルを招くリスクが高くなります。

アジャイル体制を成功させるためには、反復的に開発を行い徐々にと完成形に近づけていくスタイルが必要です。

また、対話不足も大きな原因になります。
大手調査企業によるとDXプロジェクトの失敗要因のトップは予算とリソース不足ですが、次点がノウハウの共有不足となっています。

推進部門がリーダーシップを持っていないと、関連部門任せとなり情報の共有化ができません。既存の枠組みを超える仕組みを作るなど、組織自体も変革して対話が可能な環境を整えることが重要です。




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