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日本のデジタル化が進まない理由ってなんだろう#1

日本はIT技術の先進国だと思われがちですが、デジタル化が停滞しているという状況があります。

それには多くの理由がありますが、その中でも特に大きいのは過去の延長線上の経営です。

デジタルが苦手な経営層が牛耳っている場合、古い体質のまま企業活動が継続されていきます。

昭和からあまり変化していないケースも珍しくありません。
そして、若手の社員がデジタル化を推進しようとしても、その抵抗勢力となって門前払いしてしまうのです。そういう経営陣には、自分たちが築き上げてきた方法で取り組めば、この先も間違いないという驕りがあります。

危機感がないという危機感を持たなければならない状況です。
上記の事例として、勤怠管理のデジタル化を断られたエピソードが挙げられます。

従業員の勤怠は適切に管理しなければ、給与の計算を行えないだけでなく、法令に違反するようなリスクも発生します。

そのため、迅速にデジタル化することが望ましいですが、年配の経営層はタイムカードによる管理が良いといって譲りません。

新しいものを警戒するメンタルブロックに加え、慣れているタイムカードのほうが都合よく手を加えやすいという心理も働いています。

そこには、デジタル化によるメリットを直視するスタンスは存在しません。その結果、ITを積極的に導入するライバル企業に差を付けられることになります。

国を先導する役割の政府も、デジタル庁が設立されたばかりです。
根幹にあるのは古い体質にしがみつく上部であり、それは企業においても同様のことがいえます。

これからデジタル化を推進していくなら、経営陣がそれを自覚することから始めなければなりません。

危機感というネガティブな意識を原動力に変えることがポイントになります。
どのようなリスクがあるのか整理することが必須であり、それを損失に換算して具体的な金額を算出することも有効です。

同時に、デジタル化によって得られる収益を計算することも重要になります。


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