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リカレント教育が求められる時代にどこでも学べる環境を

ビジネスパーソンが学ばない世界トップクラスの国、日本。
デジタルが当たり前の生活の中で、学び方の多様化が進み、学ぶためのツールが豊富にあります。
電車や車の中で聞きながら学習できる、オーディオブックをはじめ、オンラインセミナーやワークショップも充実しており、その気になれば自宅にいながら多くの学びを得る機会があります。

これまでは、自分の特性を伸ばし、組織から必要とされる人材になるべく学習し、業務ライン上に自身のスキルセットがあったと思うのですが、これからは組織も変わります、業界も変わります、様々な環境変化に対応すべく、学び直しが必要になっています。

学び直しは、「リカレント教育」と呼ばれ、注目が高まっています。
ところが、多くの日本人は、この学び直しをしてきませんでした。

MOOC(ムーク)をご存知でしょうか。
MOOCとは、大規模公開オンライン講座のことで、2008年頃にアメリカでスタートしました。

海外には2つの大きなムークがあり、一つがスタンフォード大学から生まれた「コーセラ(Coursera)」で、2021年5月現在、利用者数が2500万人を突破しています。

もうひとつがマサチューセッツ工科大学(MIT)とハーバード大学が始めた「エデックス(edX)」で、こちらも約2000万人が利用しています。


しかし残念ながら、日本ではこのMOOCは、普及していないのです。

MOOCそのものが知られていないことと、基本的に英語などで講義が行われるため敷居が高い点があります。

このままではますます日本が取り残されてしまいますよね。
そんな危機感から、2014年に日本初の大規模公開オンライン講座「gacco(ガッコ)」がスタートしました。

会員登録や講座受講は無料で、会員数は64万人を超えています。

gacco(ガッコ)では、受講したい講座を選ぶと4週にわたって講義が行われます。1週あたり5~10本ほどの動画で講義を受け、副教材をダウンロードします。科目によってはオンラインで会員同士が議論できる仕組みもあります。講義が終わると小テストが待っています。最終テストがある講座もあり全体で60点以上を獲得すると終了証(PDF)をダウンロードできます。

基礎的な講座内容を自宅で事前に学習して、反転学習が行われる教室へ出かけ、学んだ内容をもとに演習、皆でディスカッションやグループワークをして、さらに深く学習する形になっています。

終身雇用が崩壊している現在、自分のスキルアップや学びと場として、こういったサービスを利用してみるのはいかがでしょうか。

生活の中の空いた時間に学習するよいう発想も大切ですが、学習時間を捻出してみるよう、生活を組み替えてみると良いと思います。
ダイナミックではなく、ほんの僅かな時間でも良いので。


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