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フランス・スイス一人旅(3日目)~リギ山の自然を求めて~【ルツェルン・リギ山編】

こんにちは!
この記事では2泊3日の旅の3日目、ルツェルンから日帰りで行けるリギ山に訪れた日を取り上げます。
旅の1日目と2日目では、コルマールとストラスブール、そしてルツェルンの街を観光したので下のリンクからご覧ください!


ルツェルン近郊の【リギ山】って聞いたことがありますか??
おそらく、ご存じの方は少ないのではないでしょうか。(私のPCのキーボードはリギという単語が予測変換に出てこなかったです笑)
私はスイスに来るまでその名前を聞いたことはありませんでした。


スイスの山岳観光としてはユングフラウツェルマットが有名ですが、リギ山はルツェルン観光のついでに気軽に行ける標高約1,798mの山です。

スイスには標高3000~4000m級の山がたくさんあり、有名な山にはロープウェイや登山鉄道で簡単に展望台に行けるので、観光で「スイスの山に行きたい!」と思う方にとってもリギはその選択肢になかなか入りにくいと思います。
標高の面でインパクトは劣るかもしれませんが、交通手段や価格の面で行きやすく、自然を感じられ気分がスッキリするおすすめの山でした!


***リギ山に行きたいと思った方にはぜひSBBのSaver Day pass を購入しての観光をお勧めします!(Swiss travel pass でスイス旅行をされている方はそれが適用できます。)

実はリギ山、スイス国鉄SBBのDay pass(一日乗り放題券)でその登山鉄道に乗れる山なんです!
通常、登山鉄道はその鉄道のチケットを別で買う必要がありますが、リギ山はSBBのチケットでカバーされているのでSBBの一日券を持っていたら追加料金なしで山頂の展望台まで行くことができます。
SBBのDay passにはいくつか種類があるので下のリンクからご確認ください。




3日目 ルツェルンから自然を求めてリギ山へ

まずはルツェルン駅から鉄道に乗りアルトゴルダウ駅に向かいます。

【朝のルツェルン】気持ちのいい天気でした。電車の時間を待つ間、駅周辺を散歩していました。

ルツェルン(10:18発)→ アルトゴルダウ(10:45着)
価格は6.5CHFですが、今回はSaver Day passを利用しているのでその一日券に含まれています。


アルトゴルダウ駅から登山鉄道に乗り換え山頂の駅へ

アルトゴルダウ駅に着いたらアルト=リギ鉄道に乗り一気に山頂駅Rigi-Kulmへと向かいます。

この駅が登山鉄道の駅になります。SBBの駅から標識に沿って歩くと見えてきます。
アルト=リギ鉄道はこの可愛らしい青い電車です。
リギの登山鉄道は歴史があり、この路線は1875年に開通したそうです。


Rigi-Kulm(リギクルム)に到着

青い登山鉄道に乗って45分で山頂駅Rigi-Kulmに到着です。
私が到着したタイミングは霧が立っていて景色が見えませんでしたが、1時間ほど経つととこの絶景が広がっていました✨

写真に写っている青い電車に乗ってやってきました。
この景色を見ながら電車を降りて山頂の展望台まで少し歩きます。
すごく綺麗ですよね。空気も澄んでいて本当に気持ち良かったです。
ここが展望台で途中まで登れます。
そんなに景色は変わらないので開放的な展望台の周りを歩きながら景色を堪能している方がほとんどでした。私もとりあえず一番高いところまで行ってみようという気持ちで登りました笑。



人が少なく、周りが開けていてとっても気持ちの良い場所でした。
私が行った時間は最初の1時間は曇っていて霧に覆われていたので駅にあるレストランで晴れるのを待っていました。

本日のスープをいただき晴れるのを待っていました。美味しかったです!
他にもソーセージとチップスや辛ラーメンがありました。


Rigi-Staffelへ

Rigi-Kulmから一駅下ったRigi-Staffel駅へ
リギ山は主要な駅の様子をWeb cameraで見ることができ、私が行ったときは山頂駅にはまだ霧が立っていましたが、一駅下がると晴れていて街や湖が見えたのでRigi-Staffelへ行きました。

景色はRigi-Kulmとそこまで変わりませんが、山頂駅周辺が曇っていてもこの駅は晴れているなんてことがあるかもしれないのでWeb cameraを確認してみてください!リギのホームページから見ることができます。


山頂駅から145m下がったところにあるので少し街や湖が近く感じます。

景色はそこまで変わりませんが、山頂が曇っていてここが晴れていたら立ち寄ってみるといいと思います。


フェリーに乗るためにVitznauへ

Rigi-Kulmを満喫したらフィッツナウ=リギ鉄道で山を下ります。
この路線は1871年に開通したもので、ヨーロッパ最古の登山鉄道です。

山頂駅の開通式には、たまたまスイスを訪問していた岩倉使節団が式典に参加しました。

スイス政府観光局


歴史の授業で習った岩倉使節団が当時訪れた場所を旅したのかと思うと歴史を感じます。
そして、この歴史ある鉄道路線から見える景色はリアル・世界の車窓からの景色です✨

窓からはこの絶景です。のどかなスイスの景色を見ることができます。


Rigi-KulmからVitznauへは電車で40分です。リギ山ののどかな景色を見ながら山を下っていくのでそこまで長く感じなかったです。

Vitznau駅に到着すると駅の向かいにフェリー乗り場があるのでそこへ向かいます。ここからルツェルンまで戻ります。

Vitznauのフェリー乗り場


フェリーでVitznauからルツェルンへ

VitznauからLuzern Bahnhofquaiという船の駅まで1時間ほど船に乗りました。この船もSBBのDay passが適用されます。

この船に乗ってルツェルン駅近くの船着き場まで行きます。船内にはレストランもありました。


船は湖のいくつかの船着き場に停まりながらルツェルンまで向かいます。

この船から見える景色もまた、最高に綺麗でした。
穏やかで山と湖に囲まれていてカモメのような鳥が飛んでいて、、、
現実にある景色だとは信じられないほど美しかったです。

船にはスイス国旗も掲げられていました。リギ山も船上から見えます。
展望台が目立つので、あの場所にいたんだなーって感じに思っていました。
こういうのどかな所で生活することに少し憧れますね。


この景色を絵として残せるような、絵を描くのが好きで上手な人が羨ましくなりました。
今でも写真や動画を見るだけでその時の景色や風と船の音を思い出すぐらいに印象深い景色でした。

まとめ

今回はリギ山の旅行記を書いてみました。
チューリッヒ、ベルン、ルツェルン等の都市から日帰りでも行きやすい距離にあるので、都市部の観光のついでに訪れてみるのも良いと思います。

大自然に囲まれて気分をリフレッシュすることができたり、綺麗な自然の景色をたくさん見ることができて満足でした。

スイスの山を観光すると誰もが山派になるのでは?と思うくらい魅力的ですね。特に、登山好きではない私にとっては登山鉄道に乗って展望スポットまで行くことができ、気軽に楽しめるハイキングコースがあるところが気に入っています。

次はイタリア旅行の話題で書いてみたいと思っています。

ご覧いただきありがとうございました♪
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