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アメリカの大学受験の基礎知識

基本について。


アメリカの大学について

アメリカの大学は、日本と同じように公立と私立があります。また2年制も4年制もあり、女子大もあります。
有名な公立大といえばUCLA(University of California, Los Angels) 。アイビーリーグと呼ばれる8つの大学は全て私立大。
4年制大学にはUniversities(総合大学)とLiberal Arts Colleges(リベラルアーツ大学)があります。Universitiesは、いろんな分野の学部があり、そこで学士号から修士号・博士号まで取れる大学。リベラルアーツと言うのは人文科学、自然科学、社会科学の基礎を幅広く学ぶ科目で、一般教養みたいな感じ。リベラルアーツを学ぶ Undergraduate(学士課程)のプログラムに重点をおいた大学がLiberal Arts Colleges。

community collegeと言われる2年制の公立大学もあります。生涯学習のコースなんかもあって地元に根付いています。私もThanksgiving dinnerを地元の有名シェフに教わるクッキングのコースを受けた経験があります。ここで卒業したのち4年制の大学に編入する人もいます。詳しくは学費の話のときに…。

アメリカの大学へ行くには…

まずは出願に必要なものをあげると…

  • 高校を卒業しているまたは見込みであること。

  • TOEFL, IELTS等のスコア。レベルは大学により違います。

  • 履修している科目の成績。卒業の2〜3年前からの成績が重視されます。

  • Letters of recommendation 学校の先生やカウンセラーからの推薦状

  • Personal essay(エッセー)。自己アピールに大切です。

  • SATまたはACTのスコア。必要のない場合や提出するかどうかは自分で決めていい大学もあります。

  • Extracurricular Activities(課外活動)。学校でのクラブや生徒会活動、学外でのボランティア、スポーツやアート、アルバイトの経験などなど。

これらの書類を元に、出願先の大学のAdmissions Officeが総合的に審査をして合否を決めます。いわゆるAO入試です。いくら成績が良くてもそれだけではなかなか合格できません。

出願のしかた

多くの大学が Common Application (Common App) というオンラインの出願システムを採用しています。他にもCoalitionやQuestbridgeというシステムがありますが、Common Appを使用している大学数が一番多いです。
他に、UC (University of California) は独自のシステムを持っているし、直接大学に送るシステムもあります。出願したい大学のadmissionsのページをよーく読んで準備することが大切です。基本的には何校でもapply可能です。ただし各大学につきessayの提出があるので、それができる範囲内ですね。

Common Appより

もう一つ大切なことが。major(専攻)を書く欄があると思いますが、何をしたいか絞れないなら undecided (undeclared) majorとしてapplyすることができます。入学してから決めるか、決めていたとしても変えても大丈夫。アメリカの場合、majorを変えることは難しくありません。

まとめ

大学にはUniverisitiesLiberal Arts Collegesがある。合否は成績だけを見るのではなく、どういう人間なのかというのを学業や課外活動等から総合的に見て判断される。これはholistic admissionと呼ばれますが、それは別の機会に。 アメリカの大学の出願は、何校でもapplyできる。何を専攻したいか絞れていなくても大丈夫。


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