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読書:咀嚼する時間が大切

こんにちは キャリアコンサルタントの斉藤ももです

本を読むと 人が書いた文章を読むと
そこに共感し 新たな気づきが得られる
そんな心地よい瞬間があります

同じように 考え方の違いを感じて
違和感を感じることもあります
SNSでは タイムリーに異論をコメントして
炎上するなどの不幸なことにも…

違う考え 異なる意見
これは人間社会では当然のことであって
むしろ全く同じの方が怖い状態です

そして自分とは異質なものを
受け容れられずとも 受け止めること
それには ある程度の時間が必要だと
思っています

これは 内省の時間 であって
社会としても 個人としても
非常に大切なことだと思います

その余裕を与えない今の時代が
一方的に他者を論破したり傷つける
といった炎上を招くのではないでしょうか

最近読んだ本で
「タイトルで期待したものと違ったな」
「この作者の書き方好きじゃない」
「え?そうかなー すごく極論だよ」
と思うことがありました

また内容だけでなく
物言い(書き方)が苦手なんてことも
一人称の表現が苦手ということもありました
いずれにしても そんな瞬間は
がっかり というのが素直な気持ちです

ただこの違和感は時間が経つと
少し変化してきます
最初は 否定 という気持ちから
イライラやちょっとした腹立たしさ
といったネガティブな気持ちが強いです

しばらくすると
ここの部分 この表現が
なぜこんなに嫌だなと感じるんだろう

きっとそこには
何か自分にとって大切なことがあるのだろう
それを侵害されたような気持ちなんだ
ということに気づかされます

新たな見識や異なるものに接して
視野が広がって嬉しいという気づき
と同じように
隠れていた自分の価値観への気づき
これが得られたことは
どちらも貴重な経験だなと思います

自分の中で咀嚼する時間
考えが育まれる時間

を大切にしていきたいなと思います

同じ小説や同じ本であっても
読む状況 年齢 回数 によって
全く違う感想を持つことも多いです

初読では 理解できない 腑に落ちない
そんな拒否反応に近いものがあっても
次読むときは違っているかもしれません

そう考えると
人間は 一時として同じ状態というのは
無いのだなということを実感します

昨日の自分と 今日の自分
今日の自分と 明日の自分
すべて自分であって一緒ではない

本はそういう時間の経過に伴って
何かが残って変化していくことを楽しめる
そういう余裕をもって
受け止めていきたいなと思います

現代社会はスピードが早く
効率的で 便利で
レスポンスの速さは頭の回転の速さ
といった傾向があります

じっくりと考えて
変化していくことを受けとめていく
他者にも優しくなれる気がする

時間をかけることの重要性
もっと自分の中で価値を高めて
日々の生活が送れたらいいなと思います

今日も 良い一日を!

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