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卒業生答辞【R4卒業式リポート】

今年度(令和4年度)の卒業式の最後に卒業生代表から答辞が述べられました。この3年間の数々の思い出が甦ってきて、本当にかけがえのない時間を共に過ごしたことを、教職員、在校生一同あらためて感じることができる答辞でした。


夢や目標を抱いて


3年間一緒に過ごした仲間たち、私たちのことを一番に考え、支え導いてくださった先生方、共に本気で目標に向かってくれた後輩、そして私たちが大きく成長することができたこの環境に別れを告げる時が来ました。

3年前、私たちは15歳で親元を離れ、この信光館で夢や目標を抱きながら入学式を迎えました。新しい環境で慣れない生活や新しい仲間との関わりなど上手くいくか不安もありましたが、偉大な先輩方の姿や、築き上げてきた実績に私たちも追いつき、追い越したいと強く思っていたことを今でもはっきりと覚えています。

私たちの学年は、新型コロナウイルスの流行により、入学後すぐに外出もままならない生活となりました。流行初期段階のメガクラスターを体験し、誹謗中傷を受けたこともありました。
当時は未知のウィルスへの恐怖から来る不安を感じながらの日々でしたが、先生方は必死に私たちを守り続けてくださいました。また、全国各地から多くの支援物資応援メッセージも届きました。多くの人々の支えがあって私たちは生活を送ることができているのだと身をもって感じました。
この体験により、コロナ禍の高校生活でも目標を見失うことなく進んでいくことができました。


高い志(学校全体でトップを狙う)


そして、最高学年の3年生になったこの一年間は、特に精神面で大きく成長ができ、大切なことを学びました。
野球部秋・春の県大会で優勝を果たし、学校全体に勢いをつけてくれました。私たちサッカー部「野球部に続け」という気持ちでインターハイ予選に向かいました。厳しい戦いを勝ち抜き全国の切符を掴むことができましたが、インターハイは一回戦で敗退しました。全国大会とは、どういうものなのかを体感し、自分たちの今までの取り組みの甘さを痛感しました。
そんな中、射撃部、eスポーツ部、マーチングバンド部の活躍もあり、学校全体でトップを狙うという高い志をもつ雰囲気が出てきました。

その流れに乗り、サッカー部も、3年ぶりに全国高校サッカー選手権大会出場することができました。
私たちが入学してから初めての全国選手権大会。南先生(監督)の言葉を信じ、チーム一丸となり練習に励み、準備をして臨んだ試合当日。
伝統の声出し応援ができるようになり、メンバーに選ばれなかった3年生が中心となって作り上げた日本一の応援は選手の背中を心強く押してくれました。
…が、それでも勝てなかった全国大会。まだまだ遠かった日本一。
悔しさと自分達の不甲斐なさで涙が止まりませんでした。
しかし、この悔しさから強く感じました。お世話になった方々への恩返しのために「勝ちたかった」と。


「感謝」と「恩返し」の素晴らしさ


今ここにいる全員が淞南高校を選択したことは、決して間違いではなかったと感じています。
なぜなら、信頼し合い、目標に向かい本気でぶつかり合い、時には辛く苦しいときも支えあいながら乗り越えた最高の仲間ができ、そして「感謝」と「恩返し」の素晴らしさを学ぶことができたからです。

そんな淞南高校に入学させてくれ、私たちを信じ、温かく見守り、誰よりも応援してくれた親には感謝の気持ちしかありません。
本当にありがとうございます。


全ての皆さんへ感謝


在校生の皆さん、私たちに付いてきてくれてありがとう。
これから皆さんは学校を担っていかなければなりませんが、私たちが成し遂げられなかった目標を達成できると信じています。
そして、多くの方の支えがあり、それには自分たちの取り組みの結果で恩返しができることを忘れないでください。
私たちは皆さんの活躍を常に応援しています。

ここにいる卒業生一同は、明日からの新たなステージそれぞれの目標を達成するために人生を突き進んでいきます。私たちに関わってくださった全ての皆さんへ感謝の気持ちをおくり卒業式の答辞といたします。
3年間、ありがとうございました。


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