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お互いを知るためのコミュニケーションで、誰もが働きやすい環境を目指す。挑戦を楽しむ仲間思いのチームリーダー

こんにちは! 愛知県瀬戸市に本社を置く大橋運輸の広報チームです。

私たちは、全ての人が個々の能力を発揮し、イキイキと働くことができる職場にしたいという思いのもと「ダイバーシティ経営」に取り組んでいます。具体的な取り組みの一つに「チーム採用(障がい者雇用)」があります。

弊社のチーム採用メンバーは、障がいによって「できないところ」に目をむけるのではなく、「できるところ」に目を向けて得意な分野を担当し、活躍しているのが特徴です。

先日は、チーム採用の1人目として入社し、生前整理・遺品整理事業のスタッフとして活躍する永田幸治さんが、母校で就職を考える高校生に向けた講演会を実施。永田さんは現在、チーム採用のリーダーとして社内で活躍している社員です。学生の方が社会に出るイメージを膨らませ、障がいがあっても挑戦を諦めないことの大切さを伝える機会となりました。

本記事では、講演会の様子を伝えながら、チームリーダーとしての業務や職場で感じていることなど、永田さんの思いをご紹介できればと思います。

卒業生として、働く面白さを直接伝える

永田さんが母校の先生に近況報告をした際、最近の学校の様子について聞いたことがきっかけで始まった今回の講演。参加してくれたのは、一般就労を目指している高校1~2年生の学生たちです。当日は、35名が出席してくれました。永田さんは、大橋運輸への入社の決め手や働くうえで大切にしていることとともに、将来社会に出て困らないように、学校生活の中で今やっておくべきことを、卒業生として後輩たちにお伝えしました。

特別授業「先輩からのメッセージ」

永田さんが伝えたメッセージは大きく分けて2つ。一つ目は「挨拶をすることの大切さ」、もう一つは「挑戦することの面白さ」です。

永田さん「仕事をするうえで、挨拶は大事です。挨拶によって、第一印象が変わるからです。高校生の頃は、私も先生に言われたから嫌々で挨拶していましたが、就職体験に行ってからは『本当に大事なんだな』と気付きました。せっかく仕事ができても、挨拶が十分でないことによって、コミュニケーションがとりづらくなってしまうことがあるんですよ。

例えば、私は入社して間もないころ、仕事を覚えることに必死になってしまって、挨拶ができていなかったことがあったんです。ですが、仕事に慣れるにつれて、明るい挨拶ができるようになったときに、同僚との関係もより良いものになったと感じました」

永田さんからの等身大の言葉に、参加した皆さんは改めて感じることもあったのかもしれません。学生同士で挨拶のデモンストレーションを行ってみると、姿勢や声のハリなどにも気を付けながら挨拶をする、みなさんの声が教室に響きました。

挨拶デモンストレーション

今回の講演で、学生たちには「諦めずに挑戦すること」の大切さも伝えたいと考えていた永田さん。続けて、入社後に挑戦した準中型免許取得のエピソードを語りました。

永田さん「入社2年目になると、チーム採用で働いていることについて社外から取材してもらう機会も増え、自信がつきました。自信がついたことで、もっと仕事で会社に貢献したいと意欲も沸き、準中型免許取得に挑戦をする目標を見つけたのです。

結果、二度受験をして免許を取得。仕事が終わってから自動車学校に行っていたので疲れてしまい、一度目のときは勉強不足で、合格することができなかったんです。試験に失敗して落ち込んだり、投げ出そうと思ったりしたこともありました。でも、周りが支えてくれたおかげで、落ちた理由に向き合い、自分の限界を決めずに挑戦を続けることができました。

私が免許をとれたように、みなさんにも何か目標をもっていろんなことに挑戦してほしいです。失敗したからやめるのではなく、諦めずに続けることが大切だと思います。1つ目標を達成すると、次の目標が見えてくるんです。新しい目標に挑戦し続けることで成長できるし、私にとってはそれが仕事の面白さでもあります」

話を聞いた学生から、さまざまな質問も寄せられました。その中でも「仕事のモチベーションの保つために心がけていることは?」という質問が印象に残ったと永田さんはいいます。

永田さん「趣味を見つけて、仕事が終わった後や休日にしっかりリフレッシュすることも大切ではないでしょうか。私の場合、ドライブが好きなので、いろいろな場所に車で出かけます。仕事を頑張るためにも、休日は好きなことをするのがいいと思います」

学生からの質問タイム

講演には、永田さんのほか、人事担当の大山、管理栄養士の太も参加。誰もが働きやすい環境づくりを目指す「ダイバーシティ経営」の紹介や、仕事もプライベートも充実させるためには健康であることが何よりも大事であることを伝えました。

参加された学生の中には「大橋運輸で働きたい」と感想を述べてくれた方もいて、とても嬉しい気持ちです。先生たちからも普段私たちが伝えていることを卒業生という外部の人から伝えることで、生徒たちの心に残ったと思う。大切な言葉の代弁をしてくれてありがたかったと、お礼のメッセージもいただきました。これを機に、社会に出て働くことを前向きに捉え、これからの学生生活で活かしてもらえたらと思います。

コミュニケーションをとりやすい環境が入社の決め手

講演会では、永田さんが働くうえで大切にしていることを高校生に向けて話してもらいました。同じ会社の仲間といえども、どんな気持ちでいつも働いているのか聞く機会はなかなかありません。終了後、あらためて永田さんにインタビューをさせてもらいました。

弊社には、チーム採用だけでなく、海外から来たメンバーや介護・子育てをしながら働くもの、LGBTQなど、さまざまな社員が働いています。ダイバーシティな環境にある良い側面を、入社時から永田さんは感じていたそうです。

永田さん「大橋運輸へ入社を決めたのは、職場体験の時に『チームワークの良さ』を感じたからでした。さまざまな方が働いているからこそ、障がいのある自分も受け入れてもらいやすい環境なのではと思えました。入社してすぐの頃は人見知りしてしまっていたのですが、海外メンバーの仲間たちが気さくに話しかけてくれたのも嬉しく、印象に残っています」

永田さんは、現在3名いるチーム採用メンバーのリーダーを担っています。生前整理・遺品整理の業務もしていますが、普段はどのように仕事をしているのでしょうか。

永田さん「生前整理・遺品整理業務とリーダー業務が半分ずつぐらいの仕事量です。障がいのあるメンバーと、その他のメンバーの間に入りながら、互いの理解を促進する手助けをするのがリーダーとしての仕事です。生前整理・遺品整理の現場に一緒に行って、様子を見ながら話をすることもありますし、会社に戻ってから話を聞くこともあります。

私は、障がいを持たない人にとって、障がいを持っている人とコミュニケーションをとることは難しさがあると感じています。障がいによって感じる困難や辛さなど、具体的に困ることをイメージするのは難しいですし、障がいの種類によっても程度は異なるためです。

なので、障がいを理解する第一歩として、障がいの種類を知ってもらえたらと思い、周りのメンバーに話をします。自分の障がいについて、直接話すのが難しいメンバーがいたら、本人とすり合わせながら、必要があれば私が周りに伝達することもありますよ」

障がいの有無に限らず、みんなが働きやすい職場にするためには、それぞれを理解することが大事だという永田さん。これまでの人生において、障がいがあるだけで、話すことを面倒くさがられるなど、コミュニケーションに関して悲しい場面も目にしたことがあるそうです。だからこそ、後輩には「話しやすい人に話すといい」とアドバイスをするといいます。

永田さん「勇気を出して話しにくい人に話しても、空気が悪くなることも多いんです。理解しようという気持ちがない人に、無理して理解を得ようとする必要はありません。だから、まずは仲が良い人や信頼できる人と話すのがいいと、後輩たちには伝えています。大橋運輸のみなさんは、海外メンバーに限らず、話を聞いてくれる方ばかりなので安心して働ける環境です。後輩のマネジメントや育成を通して、自分も成長できるよう日々試行錯誤しています」

目標をひとつずつ乗り越えて、成長を続けていきたい

準中型免許の取得やチームリーダーなど、さまざまな挑戦を続けている永田さんですが、最初からチャレンジ精神が旺盛なタイプではなかったといいます。高校生のころ、先生に勧められて生徒会長に立候補したことがきっかけで、挑戦する面白さに気づいたそうです。

永田さん「人前に立つのが苦手で、生徒会長もできればやりたくありませんでした。でも、先生に背中を押されたこともあり、挑戦してみたんです。大勢の前で話すのは、最初は緊張するのですが、みんなの顔をみることで話を聞いてもらえることが分かって、楽しくなりました。高校生にも話したように、目標を1つ達成するごとに、新しく力がついて成長できると思うんです。自分をレベルアップすることが、仕事の楽しさにもつながっています」

働きながら目標をみつけ、達成することにやりがいを感じている永田さん。最後に、今の目標を聞いてみました。

永田さん「これからの目標は2つあります。1つは、生前整理・遺品整理の仕事に行ったときに、挨拶で褒められる機会を増やすことです。創業当時に比べると、社員の印象は良くなっていると言われていますが、挨拶で褒められることが最近減ってしまっています。自分自身が、挨拶で印象が変わることを知っているからこそ、挨拶で褒められるのは嬉しいんですよね。お客様にも喜んでいただけますし、会社としてもプラスになります。挨拶ひとつで、多くの人が幸せな気持ちになれると思うので、頑張りたいところです。

もう1つは、大型トラック免許の取得です。社内にドライバーが不足している状況をみて、自分が取得すればドライバーとしても活躍できるようになるのではないかと思っています。大橋運輸には、資格取得を金銭的にサポートしてくれる制度があるため挑戦もしやすく、ありがたいです。向上心がある方は、いろんなことにチャレンジできる職場だと思います」

お客様や仲間を思い、自分の成長を続ける永田さんと一緒に仕事ができることに、あらためて喜びを感じました。地域住民の方も含め、会社に関わる人たちに、自分は何で貢献できるかを考えている姿勢に、私の背筋も伸びる思いです。今後も、自分にできることを探し、行動できる永田さんのような方と大橋運輸を通して出会えたら嬉しいです。同時に、一人ひとりが自分のペースで挑戦をできる環境づくりにいっそう取り組んでいきます。

今後も社長や社員へのインタビューを通して、会社の歴史や各取り組みの詳細について紹介していきます。弊社で働くことに興味を持ってくださった方は、ぜひ採用ページをご覧になってください。

また、ビジョンに共感して下さった方で、公開されている求人にはマッチしないものの「挑戦したいことがある」「自分の経験やスキルを活かせるか確認したい」という方向けに、オープンポジションも用意しました。

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