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開催レポート:【DXオンライン勉強会】第6回 越境学習によるDX ~現場社員がデジタル化を”自分ごと”にするために~
この記事は2021年10月6日(水)に開催された「【DXオンライン勉強会】越境学習によるDX 」の開催レポートです。
Work Switch+Digitalでは毎月「DXオンライン勉強会」を開催しています。本勉強会では、企業が変わるために取り組むべきDXを3つのテーマ「ビジネスDX」「ワークスタイルDX」「プロセスDX」に分解し、テーマごとに現場社員がデジタル化を"自分ごと化"していくための術を学ぶことができます。
第6回となる今回、焦点を当てるのは「ワークスタイルDX」。
昨今、DX人材育成の1つの方法として、社員をDXビジネスのベンチャーに「越境」させ、DXビジネスの実務・実践を「経験学習」させ本業に還元してもらうという取り組みが各社で始まっています。
2021年10月6日(木)、ゲストに「コミュニケーションロボット」事業をスタートアップ・ベンチャーとして立ち上げているユニロボット株式会社 代表取締役 酒井 拓氏をお招きし、越境学習の受け入れ側のリアルなお話をお聞きしました。
▼ユニロボット株式会社
https://www.unirobot.com/
![【グラレコ】10月DX勉強会](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65402305/picture_pc_52aa1d3ae1b2561c6d40c90a9cb7ae1a.jpg?width=800)
越境学習受け入れ側の事例
ユニロボット株式会社では事業を立ち上げる過程の2018年から、他企業から一時的に人材を受け入れ、DX人材を育成する取り組みを行っています。これまで8社の大手企業からの受け入れやメンターを経験しました。
プログラム終了後、「人生や仕事観が変わった」など共通する声が出たそうです。
なかでも一番大きな変化は仕事や会社を自分ごととして捉えるようになり、主語が「会社が」から「私たちが」に変化したことでした。
大企業からベンチャー企業へ越境することで経験できることは大きく3つあります。
①会社の看板を外す
②マルチタスクで業務に取り組む
③正解のない中で自ら考えて行動する
つまり、生身の自分で前例のない幅広い業務に取り組み、会社全体を見る視点を養うことができるのです。
越境学習受け入れ側の気づき
もともとは人的リソースを求めて受け入れを始めましたが、メリットやデメリットなど気づきがたくさんあったそうです。
メリットは、きっかけである短期的なリソースの確保を始め、会社対会社で新しい接点が生まれること、受け入れによる大企業からの信頼度向上があります。
デメリットは期間が短く、慣れたころにプログラムが終了してしまうこと、そして人が会社の資産として残らないことが挙げられていました。
また、越境学習に参加する人は新規営業・マーケティング・会社の経営を学びたい人が多く、専門職の希望は少ないようです。年代は20代半ば〜後半の若手から、管理職手前の30代後半、若手管理職40代前半まで幅広くいます。
参加者は越境学習を通して、ベンチャー企業と大企業の違いに気づき、俯瞰して見ることができるように。
ここで1つ事例をご紹介いただきました。
「自己成長したい!」と越境学習を開始したもののなかなか結果が出せない人がいました。その際、会社の成長のためにどう力になってほしいかを伝えたそうです。すると、会社のために何ができるかを考えて行動し、結果が出るようになりました。こういった成功体験を積み上げられるよう伴走することも、受け入れ側にとって重要な役割です。視点を少し変えるだけで第1の目的が実現した例でした。
これからのDX人材
大企業が積極的に行っているオープンイノベーションがDXとも繋がっているため、最先端のベンチャー企業に越境することでDX人材を育てる取り組みはさらに加速していくでしょう。DX人材に求められることは、自社のリソースと共創すること、そしてテクノロジーを語ることができることです。
自分で考え、行動する。果たして自分はできているのか、問い直すきっかけをもらう時間となりました。
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12月のDXオンライン勉強会は「2022年のDX人材育成を大予想!」です。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)より発行された「DX白書2021」を読み解き、2022年のDX人材育成を予想していきます。
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文・グラレコ/さーや
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