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早稲田大学学生が中心となり活動「高円寺フードロスゼロ」の取り組み①

こんにちは。食に強いPR会社、株式会社ppcの毛塚です。

弊社では「フードロス削減プロジェクト」を行っています。

フードロスに関連するニュースのピックアップや、フードロス削減を柱として動いている企業・団体、フードバンクの紹介などをnoteで定期的に行っています。

記事を読んだ方が少しでもフードロスを身近に考えていただけると嬉しいです。

本日は、学生団体取材第3弾!

高円寺百貨店と早稲田大学の学生チームがタッグを組み、高円寺から「フードロスゼロ」を目指す「高円寺フードロスゼロ」所属のお二人にお話をうかがいました。

■第1弾『Liga 食品ロス削減チーム』の記事はこちら

■第2弾『京都大学 エコ~るど京大』の記事はこちら

高円寺フードロスゼロ」は、高円寺百貨店と早稲田大学の学生チームがタッグを組み、高円寺の飲食店からフードロスをゼロにするための活動を行っています。

高円寺百貨店とは、新型コロナウイルスによる外出自粛や緊急事態宣言を受け発足した、地元のお店のテイクアウトや通販を応援する仮想百貨店。高円寺4大フェスと言われている「高円寺フェス」委員会によって始まりました。

そんな「高円寺フードロスゼロ」は、早稲田大学の学生とどのようにして繋がり、フードロスに向けた取り組みが始まったのでしょうか?

今回お話をうかがったのは、団体を発足した木元葉菜(きもと・はな)さんと、現在中心となって団体を運営されている五反田南見帆(ごたんだ・なみほ)さんです。

お二人からうかがった発足の経緯や目的、それぞれの思いなどを順にご紹介していきます。

まず、「高円寺百貨店」と一緒にプロジェクトを行うようになった理由を教えてください。

(木元葉菜さん)

大学2年生の冬、食品ロスについて授業で発表する機会がありました。その際、高円寺の飲食店でアルバイトをしている学生から「アルバイト先で食品ロスが出ているのでなにかできないか」と声がかかりました。その学生のアルバイト先のお店が、「高円寺百貨店」に加盟していたことから、高円寺を起点に活動することになりました。      

もともと私自身、自宅近くの商店街を歩いているときなどに、「飲食店でお惣菜が余っているけど、あれはどうなるのだろう」「夕方ごろになると安値で売られているけれど、売れ残ったらどうするのかな」という興味をもっいたこともあり、活動を始めることにしました。

五反田さんは現在3年生で団体の中心となって活動されていますが、なぜこの活動に参加しようと思ったのですか?

(五反田南見帆さん)

SDGsの17の目標のうち「作る責任、買う責任」について調べるうち、フードロスについても調べるようになり、興味を持っていました。「高円寺フードロスゼロ」の存在を知ったのは、フィールドワークが必須の授業の時です。オンラインでの取材や、高円寺フードロスゼロの賛同店に足を運んでお話を伺うなどの活動を通して、だんだんと高円寺のことも好きになっていたような気がします。

元々社会貢献に興味があり、なにかやりたいと思っていました。普段よく見るSNSのインフルエンサーにはあまり親近感がわきませんでしたが、「高円寺フードロスゼロ」は「高円寺を良くしたい」という思いをもって活動しており、不思議と親近感がありました。自分も活動の輪に入りたいと思い、参画を決めました。

現在はどのような活動を行っているのでしょうか?

(高円寺フードロスゼロ instagram)

Instagramへの投稿が主な活動です。「高円寺フードロスゼロ」賛同店の紹介はフィード投稿で、お店からのレスキュー情報(「食品が余りそうなので、値引き販売を行います!」など)をストーリーで拡散し、情報展開の場としています。
実際に私たちがお店に行き、そこでいただいた食事やお店の雰囲気などを載せているんですよ。

他にも、賛同店の取り組み紹介や、地域向けのワークショップ展開、ゴミ拾いボランティアのNPO団体「グリーンバード」のイベントに参加したり、共同でワークショップ展開を行うなど、他団体との交流もあります。

活動の中でお二人が感じているやりがいは何ですか?

木元さん:高円寺のみなさんに知ってもらっていると感じる時です。賛同店に行ったときに、「高円寺フードロスゼロの人ですね」と言われることがあり、自分たちのことを認知してもらっていると感じ、とても嬉しくなりました。

五反田さん:「いつもありがとうございます」と賛同店の方から声を掛けてもらったときはとても嬉しいですし、やりがいを感じます。より多くのお店ともコミュニケーションを取っていきたいと思いました。

新型コロナウイルスの感染拡大期、飲食店は毎日試行錯誤の営業を行っていました。
真心を込めて作ったお弁当やお惣菜が売れ残ってしまい廃棄することが多々ある、との声もあるそう。

高円寺フードロスゼロの皆さんは、そんなフードロスをなくすため、日々SNS上で情報を発信するなど、活動を行っています。
2021年から活動をスタートし、現在までで賛同店はおよそ13店舗に及んでいます。
次回は、賛同店を増やす取り組みや、これからの活動で実現していきたいことをご紹介します。次回もお楽しみに!

記事を読んでくださった方はぜひ高円寺フードロスゼロInstagramのフォローをお願いします!

https://www.instagram.com/koenji_foodlosszero/

最後まで読んでくださりありがとうございました。
弊社noteでは他にも、フードロス関連の記事まとめや、ボランティア活動団体、食品ロス企業へのインタビュー記事もあります。
ぜひ、そちらのページものぞいてみてくださいね!