いまの我慢が、「日常」を再び取り戻すことを願って
約1ヶ月前、3連休を控えていたころ。
そのころの日本にはまだなんだかんだで緩い空気が流れていたように思う。
しかし、3月末に志村けんさんが亡くなったり、今月になって緊急事態宣言が出されたりしてからというもの、恐怖や危機感を強く感じる人が増えつつある。
そしてごく個人的な実感ながら、今週は、いよいよ疲弊が限界に達した人が一気に増えはじめた1週間だったように感じている。
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いつもは思慮深い人が冷静さを失って言葉の端々に混乱をにじませたり、「なんとか耐えて事業を続けてきたけど今回だけはもう無理だ」と諦めの言葉を口にするようになったり。
まだそこまで達していない人でも、休校や在宅ワークで家ごもりを余儀なくされてどこにもお出かけできず、メディアから流れる情報はコロナのことばかり。
自分としてはじっと静かに過ごしているつもりでも、やはり不安とストレスがジワジワたまって心にダメージを与えているかもしれない。
そんなに疲れることはやってないはずなのにと思いつつも、妙に疲れを感じてしかたないなら、たぶんその影響は否定できない。
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残念ながらこの事態はまだまだ続きそうだし、感染を拡大させないためにも我々一人ひとりがいまは耐えるときなんだろう。
そうすることが、また笑顔でこの世界を謳歌する日を取り戻すためにできる一番の行為なのだ。
いまの我慢によって、ついこの前まで存在した“日常”を再び取り戻せる日が早く訪れることを願う。
そのためにも、お互いへのねぎらいの意味を込めて今日の最後はこの言葉で締めたい。
「今週も1週間お疲れ様でした。とにかく今夜はゆっくり休もう」
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