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指導者の役割とは?

こんばんは。かえもんです。

最近呟きばかりでしたが、久しぶりに記事でも書こうかなと思い、徒然なるままに書いています。

さて、今日は「指導者の役割とはなにか。」について書こうと思います。

指導者の役割って何でしょうか。

チームを強くすること。バスケを教えること。

様々な答えが出てくるはずです。

しかし、とある指導者は次のように言っています。

「指導者の役割は課題を選手に与えることだ。課題を解決して上手くなるのは選手の役割だ。」

つまり、指導者はバスケを教えて上手くすることが仕事ではなく、課題を与えてその課題をクリアできるようにサポートするのが仕事であるのです。

私が初めてこの話を聞いた時、疑問が浮かんできました。私は指導者の役割は「バスケを上手にさせること」だと思っていたからです。

バスケを上手にさせて、試合で勝つ。

これこそ指導者の腕の見せ所だとずーっと思っていました。


なぜ、指導者の役割が「課題を与えること」なのか。

それは「主体的な人間」を育てることがバスケで勝つうえでも人としても大切だからです。

1から100まで教えられて上手くなった選手と10を聞いて自分で考えて100までたどり着いた選手では、伸び代が違います。

教えられて育った選手は教えられないと上手くなりません。自分で考えて上手くなった選手は自分の考えが止まらない限り上手くなることができます。

指導者にとっても同じです。

教え込む指導ばかりする指導者は主体性に欠ける選手しか育てられません。自分で考えさせ、チャレンジさせる指導者は主体的な選手を育てることができます。

どちらがより高いレベルにいくのかは明らかです。指導者の役割は「課題を与えること」。そして、その課題を解決する手立てを示してあげることです。


ちなみに、課題とは具体的に3つに分けられます。

①動きの課題
 様々なシュートフィニッシュや体の使い方。そういったものを「動きの課題」といいます。主にミニバスやu14くらいまではこの課題を取り組ませるのが大切だとされています。

②ゲーム性の課題
ゲーム性の課題とは、どうやって勝つかを考える必要がある課題です。

ゲーム性の課題の例としてあげられるのは「ドリブルなしの3on3」です。
オフェンスからすれば得点するために、カッティングやポストアップを仕掛けなければなりません。また、ディフェンスはドリブルがないので、どんどんプレッシャーをかける必要があります。

このように、どうプレーすれば良いかを考えるのが「ゲーム性の課題」です。

③戦術的な課題
戦術的な課題は最も高度な課題です。例えば、スクリーンの攻防やセットオフェンスのオプションなど、ゲーム性の課題より多くの判断やスキルを必要とするものです。おそらく中学生年代では、テーマをもって取り組む試合=戦術的な課題となるでしょう。


まとめです。

指導者の役割は「課題を与えること」。

課題は3種類あり、まずは「動きの課題」からやると良い。

では!


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