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小さな成功を積み重ねる


こんばんは。かえもんです。

今日は受講したオンライン講習のまとめを書きます。

テーマは「選手の行動を導くマネジメント」です。

色々と学びがありましたが、その中でも特に印象に残ったことを2つ書きます。

1つは「問題と課題の違い」です。
講習では、以下のように定義されていました。

問題=正常な状態とのギャップ
課題=理想とのギャップ

問題は現在に視点が置かれており、課題は未来に視点が置かれているというのも違いとして説明されていました。
当然、問題と課題とでどちらを優先して取り上げるべきかと言えば「課題」の方です。
しかし、課題を見つけるためには「理想の状態」を少なくともコーチが理解している必要があります。
理想のバスケットがあるからこそ、そこに向かってどんなスキルが必要なのかが明らかになるし、今取り組んでいることがあっているかどうかも考えることができます。
つまり、課題を見つけるためにはまず「理想のバスケット」とは何かを考える必要があるのです。

さらに、理解しているだけではなく選手に共有することが必要です。そのためにコーチは自分の考えを言語化する力が求められるのです。
なぜなら、言葉にできないということは理解していないということになるからです。
まぁ国語も勉強しなきゃダメってことです。


もう1つは「小さな成功を積み重ねる大切さ」です。先程の話にもつながる部分がある話です。理想のバスケットが見つかったとして、そこに向かってチームとして進んでいきます。しかし、その進む道が順調なものとは限りません。うまくいかないことや苦しい思いをすることもあるはずです。これは、チームだけでなく個人に対しても起こりうることです。

そうなったときに、失敗が続きすぎると「自分たちはできないのだ」という思いが生まれてしまいます。学習性無気力と呼ばれているそうです。
つまり、「できない」ということを学んでしまい、課題に対して向き合うことをやめてしまうということです。

このような状態にならないために必要なことは「日々の練習の中で小さな成功を積み重ねる」ことです。ここでいう成功とは、昨日までできなかったことができたという技術的なものから、チームの理念に則った言動があったというオフコートの部分まで含まれます。つまり、成功とは「理想に向かって進歩すること」と定義して良さそうです。

ここで大切なのは「成功」ではなく「小さな成功」としたことです。理想のバスケを体現するのは1日では難しいでしょう。しかし、そのバスケのごく一部分のみを体現させることはそこまで難しいことではないはずです。

例えば、パッシング主体のバスケをしようと思っているチームがパスの練習をしました。そのパスの出し方が昨日よりも上手くなっていたとしたら、それは「小さな成功」と言って良いのです。

そして、チームのため、選手のためにもコーチは「小さな成功」を見つける努力をする必要があります。そのためには、小さな成功が起こるような練習メニューを組む必要があるはずです。

この他にもさまざまな学びがあったので、別記事でまとめようと思います。
では!

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