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MILKサッカー「生」アカデミー東京校で受講してきた

円衣めがね

毎朝Youtubeに配達される濃厚搾りたてなサッカー情報番組『MILKサッカーアカデミー東京校』のイベントが大塚ドリームシアターで開催されたので参加してきた。

MILKサッカーアカデミーとは？

この番組は世界中のサッカーデータを取り扱う会社を経営しているプロサッカーデータマン【ノーミルク佐藤】こと佐藤祐一さんが講師となり、【芸人】井上マーさんが受講生となってデータ的なアプローチでお届けしているサッカー教育番組だ。

去年からYoutubeでこの番組が始まって、J1は勿論、J2J3までチーム毎に戦力分析を行ってくれて、Jリーグが開幕してからは毎節のプレビューにレビュー、はては選手個人にフォーカスして特集を組んでくれている。

これを見るようになって、今まで以上に他チーム、他カテゴリにも興味が出て毎日が楽しくて仕方ない。

『相馬勇紀特集』とか去年いち早くしてくれて本当に嬉しかった。

そんな、MILKサッカーアカデミーが初のイベントを行い生収録まですると聞いたら行かない手はない。

という事で参加してみた。

さて、イベントは色んなチームのサポーターが参加しているので、先日発表された各年代代表の予想スタメンや傾向を話しながら選手やクラブにフォーカスしていく流れだった。

なぜ名古屋の選手は選出されない？

まずはフル代表から。スクリーンにパワポの画像が映し出される。予想スタメンと共に右側にはノーミルク佐藤先生が予想する代表候補6番手までが書き出されている。

名古屋グランパスサポとして気になるのは

・川崎・名古屋から選ばれないのは何故？

という項目。なんとなく想像はしていたけど、ノーミルク佐藤先生からは「代表が必ずしもクラブチームより強い訳ではない」という話が出た。スペイン代表よりバルセロナのが強いでしょって事だ。

チームが強いからといって、そこで活躍している選手を今の代表チームに入れても戦術的に噛み合わない。チームとしての考え方やそれによる動き方が違うから選ばれ難いと。

一理ある。特にディフェンシブな選手はその傾向強いと思う。ただ、これはイベント中に言えなかった事だけど「攻撃的な選手はその限りではないんじゃないか？」と思う。

特に今の代表は中島翔哉、南野拓実、堂安律、香川や乾も個々のイマジネーションと技術の集合によって攻撃をするチームだと思う。そうすると、川崎や名古屋のように個人の技術や判断力を極限まで高めていっているチームの選手は、むしろ選ばれるべきなんじゃないかとも思った。

が、同時に今上げた名前よりも個が強い選手が居るか？と言われたら口籠る。

つまりは「攻撃的な選手は海外組以上のインパクトが必要。守備的な選手は代表の戦術に関係ない圧倒的な個性が必要」とされる。そうなると、名古屋から選ばれる為には今年一年通して圧倒的な結果を残さないと厳しいんだとあらためて思い知らされた。なかなかハードモードだ。

しかしそれでもCBの5番手に中谷進之介の名前を見つけて嬉しかった。中谷の評価を聞けばよかったな。

あと、時折交じるサンフレッチェ広島の裏話的な事が少しきな臭くて興味深かった。なんでそんな事を知ってるんだろう？

相馬勇紀が選ばれないのは？

次の議題はU22代表。こちらも同様に予想スタメンと候補が映し出される。

フル代表でも少し触れられた相馬くんの話題がまずはここでも。やはり理由は戦術的な相性の問題。確かにそれはシステム的にも感じるが、なんとここに来てグランパスは3-4-2-1を練習で試しだしたというニュースが入ってきた。

そして相馬くんはレギュラー組だったらしい。去年もグランパスは3バックを試していたが、これが本格的にオプションになったら相馬くんもそうだし名古屋の選手が代表に呼ばれる可能性上がるんじゃないかな？

それにしても今のU22は層が厚い。メインの世代に加えて99年世代に00年世代、更に久保健英らの世代まで確実に食い込んできているのが熱い。すでにJリーグでも活躍している選手も多数いるという現在に希望しかない。

GKだけ不安があると言われていたが、フル代表含めてJリーグで日本人GKがなかなか結果を残せていない状況にあって大分の小島亨介くんには期待してる。名古屋グランパスのアカデミー出身だから、この前のルヴァンで久しぶりに見て良いプレーしてるのを嬉しく思った。今は他のチームにいるけど、こういう子達を見続けていけるのも若い世代を追う醍醐味だ。

日本サッカーの未来

そしてU20。ここにはグランパスの菅原くんと伊藤くんが不動のメンバーとしている。

だが、櫻川ソロモンだ。ノーミルク佐藤先生が熱く語っていた。世代的には1つ下の世代だが、すでに身長190cm。ジェフ千葉の期待の星だ。そういえば千葉サポの知り合いが凄い子いると言ってたわ。一度ちゃんとプレー見てみたいな。

この世代で違いを見せたいメンバーとして菅原くんの名前が出た。ずっと世代別代表に入っているわけで、ここで更に一段高みに行って欲しいのは僕らグランパスサポも首がもげる程に同意だ。実際、今は壁にぶち当たっている。ルヴァンでは伊藤くんも一緒に出ているが、まだまだリーグ戦のレギュラーには遠い。

菅原くんには第二の吉田麻也として羽ばたいて行って欲しいと切に願っている。育成が下手だと揶揄される名古屋グランパスだが、着実に育っているんだという事を証明したいのだ。見返してやりたいのだ。頑張れ菅原くん。そして伊藤くんはジュビロ磐田から完全移籍しちゃおう。

最後にU18。グランパスユースのGK三井くんが選出されている事で最近少し勉強しだした世代。まだ全然分からないけど、ノーミルク佐藤先生の熱弁は留まるところを知らない。

我が子どころか孫を語る爺さんのような溺愛。だが、わかる。本当に若い子達には未来しか見えない。

あと、最近ハーフの子が当たり前に入っているのがすごく良い。前出の櫻川ソロモンにしても、U22のGK陣オビ・パウエル・オビンナに山口瑠伊も日本人の遺伝子ではいかんともし難い体格差のハンデを生まれながらに克服出来ている子達がどんどん出てきているのが楽しみで仕方ない。U18にはそんな子達がゴロゴロいる。期待するなと言われても期待してしまうでしょう、これは。

座談会と言う名の相談会

最後に来場者の質問コーナーもあった。何か聞こうかと思っていたが、ジュビロ磐田サポの方が「名波監督は解任すべきだと思いますか？」とか仙台サポの「仙台は大丈夫でしょうか？」みたいな切実な話が出てしまう。難しい問題だ。それだけで何時間か話せそうだ。というか、この時には予定の2時間を超えていた。圧倒的に時間が足りない。

次とかは来場者にも登壇してもらって各クラブのプレゼンコーナーとか参加型のイベントとかもやりたいという話が出ていたけど、そういうのも是非参加したい。MILKサッカーアカデミーの動画を見るようになって今まで以上に他チームの事を調べるようになったし、自然と見るようになった。JFLや地域リーグの事まで最近は気にしてるくらいだ。

次回以降の議題として

・Jリーグ加盟を目指す意義と異議
・東京23区のスタジアム問題
・アウェイ遠征せっかくグルメ
・イチ推し選手プレゼン大会
・お薦めサッカー本

みたいな硬軟織り交ぜたイベントとかやって欲しい。初めてのイベントだったけど、あっという間の2時間だった。次も是非。

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