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夫婦喧嘩から学ぶ

先日、大きな夫婦喧嘩をした。
それはそれは涙垂れ流し状態の大喧嘩。
出逢ってから初めて、夫の涙を見た。
今でも、その表情は鮮明に覚えている。

しかしながら、喧嘩の内容は、小石にぶつかった程度から始まった。
今思い返しても、ここから大喧嘩に発展するほどかというもの。

改めて思った。
夫婦って難しい。

だがしかし、ふたりの気持ちが落ち着いたとき、行きついた話は
「いつの間にか、当たり前になる日常ってこわいよね。」ということ。

一緒に住みだした頃は、「夫はこんなに長く大変な仕事をしてくれているから、私も頑張らなきゃ。少しの気になることがあっても許してあげよう。」ってなって、今ある生活のありがたみを噛みしめていたはずなのに、今や「仕事をしてくれるよね、ありがとう。でも、なんでこんなことできないの!?」と許せる範囲がとても狭くなっていっていた。

いつの間にか「パートナーとしてずっと一緒にいるんだから、私の気持ちもくみ取って動けるよね!?」という驕りが無意識にできてしまった気がする。
所詮、他人であるのにも関わらず。

今、私は自分の戒めとしてnoteを書いている。

まずなにより、今自分が好きな生活を選べてるのは、自分とは違う戦場で夫が頑張ってきてくれるおかげ。
感謝の気持ちを忘れたら、お互いの自由を狭めるだけ。

当たり前だ~。当たり前すぎる。

とはいっても、ムッとしたことをずっと我慢していると気が狂うから、手始めにアンガーマネジメントを勉強することにした。

こちらの本、入門としてとても頭にスッと入ってくる良書。
過去にアンガーマネジメントについて書かれた大ヒットした本を読んでみましたが腑に落ちなかったが、これは読み進めながら自分を投影しやすい本。

全体的に学びが多かったが、特に「~べき」「~べきじゃない」という考え方が怒りの原因になっているということ。

今回の喧嘩でいうなら「夫は、自分のことは自分でやれるべき」ということからスタートした。
世間一般にいったら、そりゃそうだろうと思うかもしれない。
しかしながら彼は、私より、いや同世代の男性よりもしかしたら圧倒的に仕事量が何十倍もある難しい仕事をしている。人のキャパは有限なのだから、なにかしらが欠落してしまうのは当たり前。
なのにも関わらず、そこで私は彼自身を見ずに、世間一般の男性と比較していて、怒ってしまった。
あくまで、「~べき」という考えは、自分が作り出した価値観であり、一緒にいるからと言って彼自身にその価値観がコピーされるわけではない。
それは親子関係にも、友人関係にも、仕事関係にもいえて、親しいからといってコミュニケーションを簡略してはならないと気づけた。

加えて、こちらの本には怒りを表現する語彙力を身に着けると怒りが爆発することはなくなると書かれていた。

たしかに全部を「ムカつく」「うざい」「意味わからん」「キモイ」という略された表現を使うと、自分の感情を的確に表現されているように思えず、消化不良で余計に脳に記憶だけへばりついて、怒りが増幅してしまう。
なにが原因で、どのくらい私は怒っていて、どう伝えればいいのか、なにか違う視点でみたらどうなのか、どう解決できるのか、それを深呼吸して言葉にする。
怒りながらでも、自分が明確になるし、ストレスのかかった嫌な気持ちも、言語化できるようになれば、成長の機会をもらえたと思えるかもしれない。
だから、いまわたしは、自分の気持ちをうまく伝える勉強中。


まだまだ学ばなければいけないことは多そうだ。
人は学びを止めないかぎり豊かになれると信じてるから、頑張る!!

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