海外生活|差別

海外生活と聞くと、今でも憧れが先行していて、
日本のメディアの海外(ここでいう海外は欧米諸国=白人諸国)の持ち上げが異常だと思う。

そんな私も海外生活に憧れを抱いた人間の一人で、実際にオーストラリア、カナダ、ドイツと、所謂白人の国にばかり住んだのだが、
今日はそこで起こった差別の実態を書こうと思う。

*注意*
あくまで私の経験です。みんながそうではないことは百も承知。
ただただ私の差別経験を書いてます。
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まずオーストラリア。
私はゴールドコースト周辺、シドニーなどの都会から、ファームジョブのために田舎にも住みました。全部東海岸。
初めての海外生活(ワーホリ)で、オーストラリアを選んだのは、気候が良くて治安も比較的良く、さらには「親日国」というネットの記事を鵜呑みにしたからw

んで住んでみたら、まーこれが大違い。
「白人に股開いてんだろこのアバズレ」
「国へ帰れこのクソアジア人」

「F*** YOU Asian」なんて何度言われたか、、、数え切れません。

道を歩いていたら水をかけられたり、
歩いていると車で隣をゆっくり走りながら罵声を浴びせられたことも。
ショッピングモールで子連れのパパから「ファッ*ゆーアジア人」と叫ばれたこともあるし、
バスで母国語話してたら「何この雑音うるさい」と言われたことも。

本当に、最初はもうびっくりしすぎて、空いた口が塞がらなかった。

「オーストラリアって親日国なんじゃないの・・・」

でもね、日本人とかあの人たちには分からない。
名誉白人とか言われてきた日本人だって、外に出ちゃえばただのアジア人。
なんの名誉もクソもない、というかそんな肩書きうれしくない。と思った。

レストランやカフェではあからさまに後回しにされ、後ろに並んでいた白人カップルを先に通すなんてこともあった。そんな堂々と差別されたらもう笑うしかないw
空き巣に入られた時も、警察に行っても全然対応後回しにされ(2週間は放置された)、当時の雇用主のオーストラリア人男性に事情を話して警察に話をつけてもらったら、その場で対応してくれたりと・・・

これが現状。今こうやって思い出すと、結構ひどいなw


次にカナダ。
カナダは本当に差別は少なかった。オーストラリアの経験があったから、人が優しくて感動した。直接的な差別はナシ。

でも働いていたレストランでウェイターがお客のアジア人を「イエローモンキー」と言っているのを聞いたことがある。私がカナダで経験した差別的なものはこれだけ。

そしてドイツ。
今、現在進行形で住んでいて、おそらく(離婚とかしなければ)このまま骨を埋めることになるであろうこの国は、オーストラリアとは違った差別感情をひしひしと感じる。
まず、オーストラリアと違って、露骨じゃない。面と向かって直接叫ばれるってことはないけど、ジロジロみられたり、ヒソヒソと「カタログワイフ」(文字通り、カタログからオーダーした嫁のことで、よくタイ人妻を持つ人に使われる)と言っているのが聞こえたり。
幸いにも、私はまだドイツで「アジア人だから」という差別を露骨に受けたことはない。
「チンチョンチャン」はアジア人差別のド定番用語だけど、直接言われたことはまだない。

そもそもこの国は、アジア人だけじゃなくて、どの外国人(多分白人以外の外国人?)に厳しい気がする。
そして基本当たりが強いし愛想もクソもないので、それがデフォルトならもういっかーという感じで開き直るしかないかな。

もし何か言われても、ドイツ語で言い返す言語力がまだないのがもどかしい・・・
私は英語で怒鳴り散らせるようになった時、初めて「言語習得」を実感しましたw



今でも、差別を受けると外に出るのがすごく怖くなり、人間不信になる。
どうしようどうしよう、と頭でぐるぐる、、、私悪くないけど、こんな気持ちになります。


差別にはどう反応するのがいいんでしょうか?

あなたは差別、受けたことありますか?


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