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データ連携のDXを考えよう

DXを考えている方々は、もちろんのことデータを扱っているはずだ。
見込み客データだったり給与データだったり。
それらのデータを扱うには最近だだとSaaSを利用することもしばしば。しかし、SaaSも細分化されて業務に特化した製品であることがほとんどだ。
組織のデータや年末調整など人事データだけを扱うSaaSであったり、勤怠だけを扱うものや、顧客状況を管理するためだけのものなど、各分野に特化したものが多いし、導入実績もなかなかのものだ。
SaaSとしても領域特化したほうが業務の網羅性や業務にフィットした製品を作りやすく、選択と集中の原理を利用してSaaSの運営もしやすくなる。
その他にも、スタートアップは資源が少ないから必然的にこのような方法になるし。
標準化した業務にターゲットを絞ったパッケージシステムに業務を落とし込むことはせずに、日本では既存業務はそのままにシステムをカスタマイズして業務に合わせることが習慣となっていることもあり、大きなIT企業ではカスタマイズを優先にすることもあるため、業務網羅した大規模なSaaSなどは少ない。

業務特化のSaaSの場合は導入もしやすく、ステークホルダーも少ないこともあり導入時のハードルが少ないことも採用されている理由の一つだろう。

同じようなデータ何度も登録するよね

そんな業務特化SaaSを数個導入していると気づくことがある。
なんか、同じようなデータを何度も登録しているような気がするということだ。
例えば会社のデータ。営業データとしての取引先などの会社データもあれば、会計業務としての支払い、請求先としての会社データもあるけれど、ここらへんはSaaSが別であったりする。会計業務はFreeeなどで、営業データとしてはセールスフォースなどが考えられるパターンではないだろうか。

そして現場の営業の方は、自分の担当の営業先の会社やリードをExcel管理していて、Excelで会社データを管理していたりする。
会社だけでもSaaSから現場レベルのExcelまで、同じようなデータが別々管理されている。
しかもやっかいなことに、これらをまとめてデータ整理するぞ!となったときに、同じ会社かどうかを判定してまとめることが困難なことがしばしば。
例えば株式会社でも略称で管理していたり、いなかったりで名寄せするにも一苦労でみんな嫌になって、そのまま放置されてることも。

こんなことで時間を使いたくないので、こうゆうときはローコードなどを使って各サービスや現場レベルのExcelまでデータを連携できる仕組みを考えておくと、便利なDXになるのではないでしょうか?
例えばMicrosoft365のPowerAutomateを利用すれば、セールスフォースとデータ連携をローコードでできる。こうゆうときグローバル企業のSaaSはMicrosoftがコネクタを用意してくれてるから、特別に開発しなくても利用できていい。
セールスフォースにAlteryxのようなETLツールを繋いで現場レベルのExcelと同期できる仕組みを考えてもいいし、今ならExcelのPowerQueryを勉強して連携できるようにしたっていい。
とにかく、同じようなデータをいろいろなところで別管理すると整合性もとれないし、集計もできないので精度の高い情報だって得られない。

誰でも扱えるレベル感のツールを見つけて無駄な作業をなくすことがDXには大切なのである。

弊社では、PowerAutomateなどを利用したDXトレーニングやPowerAutomate開発などの無料相談を行っています。PowerAutomateテンプレートを見て気になることや、自分の業務が自動化できるのか?という相談でもOKですのでお気軽にホームページよりお問い合わせください。
他にも、AlteryxなどのETLのフロー作成などの支援も行っております。


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