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関西ジャニーズJr.のAぇ! groupがこれからのアイドルを変えていく理由(7)

こんなに長くなるとは思わなかったけれど、省ける部分もなかったです。
今のエンタメの流れから、Aぇ! groupの可能性を語る連載。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。

Backは以下から↓

(1)エンタメ界は矛盾でいっぱい
(2)オーディション番組に熱狂する理由
(3)矛盾は「相反する魅力」となる
(4)魅力1「器用で不器用」
(5)魅力2「古くて新しい」
(6)魅力3「遠くて近い」

まとめにかえて

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
読めば読むほど、Aぇ! groupのことを掴めなくなってしまった方もいるかもしれません。何系とか〇〇みたいなアイドルって言ってしまえば強烈に印象付けられるかもしれないけれど、彼らをそうすることはできなかった。

社会では、「自分らしく」というメッセージが掲げられて久しくなりましたが、
自分らしさや個性を模索して、自分をキャラクター化していくのは、時にしんどいことです。世の中にはもっともっと強烈なキャラクターを持った人がたくさんいる、埋もれていくような感覚になってしまうかもしれません。

でも、リアルはそんなに極端じゃない。矛盾する私がいるけれど、どれも私なんだ。
これから、
共感を生み、支持されるエンターテインメントのテーマは、
そんな矛盾も、すべてを魅力として、
ごくごく自然に打ち出していくことだと思います。

個性を一言で定義してしまうのは、
発信する側にとっても簡単で、
一貫したストーリーは受け手を熱狂させ、一時的に多くのファンを生むかもしれません。でも。

Aぇ! groupは、今は「王道アイドル」ではないかもしれません。
でも私は思います。王道が王道たる所以は、いったい何でしょう。そもそもアイドル自体、歌手の中では王道ではなかったはずでしょう?
エンターテインメントを提供する側も楽しむ側も選択肢に溢れ、世の中に目を向ければますます不安定で、きっとこれから「安全な道」も「正当な道」もありません。

しかし、だからこそ、
多面的な戦い方を持ち、
プリズムのように、光の浴び方によって何色ものカラーを見せてくれるグループが、
正攻法を取らない彼らのスタイルが、
定義しきれない「王道」になる
でしょう。
いつか振り返った時、あの時流れを変えたのはAぇ! groupだったな、と思うはずです。

この春、最年少メンバーは成人を迎えました。年下組と呼ばれた3人は大学を卒業し、Aぇ! groupは新章に突入します。
この連載を読んでAぇ! groupが気になったという方は、是非応援してみてください。
これから彼らが巻き起こすbreakthroughの目撃者になりましょう!!

ここまで読んでくださって、ありがとうございました!!

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