関西ジャニーズJr.のAぇ! groupがこれからのアイドルを変えていく理由（3）

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3.矛盾は相反する魅力となる

一世を風靡するオーディション番組ですが、
デビューメンバーが決まってデビューしてしまうと、注目が拡散されてしまうことがよくあります。
オーディションは見ていたけれど、デビューしてからは見てない、という人も多いのではないでしょうか。
これは、成長のストーリーが一旦完結して（矛盾が解消されて）しまうからかもしれません。
でも、だからといって一生矛盾し続けるわけにはいきません。ストーリーにはいつか、ゴールがあるわけです。
だからこそ、
矛盾を矛盾として持ったまま、
それが相反する魅力となり融合するエンターテイメントができれば、
これからの時代、もっとも共感を生むようになるといえます。

これは実は、ある意味チャレンジングなコンテンツです。
なぜなら、「キャラ立ちしていない」とも言えるからです。
今の時点では、何でもオールマイティにこなす人より、何かひとつ突出したものを持つ人の方が、アーティストと称され、時に天才と呼ばれ「バズる」傾向にあります。
私たちは、立場が極端でわかりやすいストーリーの方が覚えやすいので、
キャラクターがハッキリしたものに好感を持ち、
他のファンと差別化しながら「私は〇〇派だから！」と
応援の対象（推しなど）と共にアイデンティティを作っていきます。
そのため矛盾を融合して共存させ、相反する魅力を持つものとして打ち出すことは、
難しいことでもあるのです。

しかし、Aぇ! groupにはそれができます。
ここで、やっとのことで本題です。
Aぇ! groupがこれからのアイドルを変えていく理由。
それは、「キャラ」に囚われない、矛盾する魅力も最大に発揮しながら、多面的に成長していくことができるグループであり、
今、他にないスタイルで、
幅広い大きな共感と、応援したくなる熱を生む可能性があるからなのです。

ここからは、Aぇ! groupの「相反する魅力」について深掘りしていきます。

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