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慎吾しんどいファイトソング〜新しい当て馬の教科書〜前編

2022年1月〜3月、TBS系で放送されたドラマ「ファイトソング」、皆さんご覧になりましたでしょうか?
清原果耶さん演じる木皿花枝が、間宮祥太朗さん演じるバンドマン芦田春樹と、訳あって「最初で最後の恋愛」をするお話です。花枝に好意を寄せる幼馴染、夏川慎吾は菊池風磨さんが演じました。
私は毎週毎週楽しみに見ていました。そして!毎週泣かされていました。夏川慎吾に。

※この記事はネタバレを含みます!

「ファイトソング」は、主人公女を男1と男2が取り合う構図で、恋愛ドラマの定石を踏んでいます。えぇよな。主人公に自分を投影するやん。イケメンに囲まれて困っちまう贅沢な擬似体験。これが恋愛ドラマの楽しみ方やで。

もちろん女は男1(間宮祥太朗)と結ばれ、それがメインなのですが、男2(菊池風磨)の素晴らしいこと!

先に断っておきますと、私は菊池風磨さん贔屓だから言ってる訳ではありません。間宮祥太朗さんのファンです。元はと言えばこのドラマを見始めたのは間宮さんが出るからでした。

恋愛ドラマの主役カップルって、総じてバカになるやん?周りを無視して急に走り出して、とんでもない距離を会いに行ったり、クサい愛のセリフ語り出したり、、そんな間宮さんを初めて見た気がする。でも、そんなことどうでもいいぐらいカッコよかったし、間宮さんらしく、どの瞬間も芦田という人を感じられる素晴らしい演技で最高でした!!

間宮さんといえば、昨年のドラマ「ボス恋」で、いわゆる「当て馬ポジション」で右に出る者がいないほど素晴らしい「男2」役を演じて話題になりました。「半分、青い」や「リモラブ」のイメージも相まって、「成就しない恋が似合う」と評されるほど、もはや当て馬役のレジェンド的存在でした。
そんな間宮さんを男1に置いたのなら、それを超えられる当て馬は誰やねん!?どんなもんやねん!?と相当のプレッシャーのかかる状況で(?)登場したのが、菊池風磨さん(夏川慎吾)でした。

慎吾と花枝、そして後から紹介する凛(藤原さくら•演)は幼い頃から同じ児童養護施設で育ち、友達とかを超えた特別な絆で結ばれています。慎吾はずっと花枝のことを女の子として好きだったけれど、だからこそ、普段から花枝に「俺の嫁〜」みたいなチャラいアプローチをしまくっては花枝にウザがられるという関係から踏み込まず、楽しく過ごしてきました。(慎吾、ポジティブ陽キャすぎ!)

そこに急に芦田(間宮祥太朗)が現れ、花枝と芦田は惹かれ合う。芦田のことを気に入らないとは思いつつも、大好きで大事な花枝には幸せになってほしい、と2人の恋を応援する方にばかり立ち回ってしまう慎吾の言動は、切なさいっぱいで毎週ボロ泣きもんでした。歴代級の当て馬だった!

けれど他のドラマの当て馬たちと違うところは、変なタイミングで告白したりして相手を困らせないところでした。それと、恋愛を超えて、一生守ってあげたいと心から思っていたところです。花枝の不安も喜びもすべて、不器用な本人よりも早く気づいて、側にいてあげる優しさと漢気と、それでいて報われない切なさが私を苦しめました(⁉︎)

途中、花枝は手術をして、耳が聞こえなくなってしまいます。慎吾は筆談と大きな口の動き、そして陽気な表情で花枝とコミュニケーションをとり、他の人との間も繋いでいました。
でも、耳が聞こえなくなってから、聞こえないから、普段の生活でサラッと大好きだって真面目に言ってるところがまた切ない。聞こえないから言えちゃうんだ〜。泣いた。

そんな慎吾がさらに私を泣かせてきたポイントについて!!後編に続く!

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