Monkirigata

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記事一覧

留学記(終)

なんとなく書き始めた留学記、いざ書き始めるといろんなことを思い出して、些細なこともいちいち愛おしいためとりとめがなくなってきてしまいました。そのため今回でいった…

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2週間前

留学記④

10月、ブライトンで経験したハロウィンも思い出深いものでしたが、11月からクリスマスムードのロンドンは本当に素敵でした。暑いのが苦手で冬生まれの私は冬が大好き。様々…

Monkirigata
2週間前
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留学記③

ブライトンからロンドンに引っ越してもイギリス生活は順風満帆でした。ロンドンの語学学校で出会った日本人はワーキングホリデーで来ている子が多く、最初の1−2ヶ月で語…

Monkirigata
2週間前
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留学記②

ブライトンでの3ヶ月を終え、ロンドンに引っ越したのが11月でした。サマータイムが終わった11月のイギリスは、16時には日が暮れ、来る日も来る日も、雨。気持ちも晴れず、…

Monkirigata
1か月前
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留学記①

前回、イギリスに留学したことに触れたので、少し振り返っておこうかなと思います。 2022年8月から2023年5月までの10ヶ月をイギリスに行っていました。最初の3ヶ月をブライ…

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2か月前
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夏が来れば思い出す

3年前の夏、当時の仕事でひとつ大きな区切りがついた。2年前の夏、その仕事を辞めて、イギリスに10ヶ月ほど行くことにした。42歳の夏、子どもはいないけれど結婚はしていて…

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2か月前

じゃない方の願い

始めたばかりのnote、こまめに更新しようと思っていたものの気づけば7月。まとわりつく湿気ですでに夏バテしそうですが、久しぶりに癖毛をしっかり伸ばしてもらって、気持…

Monkirigata
3か月前
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共感と苦労マウントの境界線

少し前に、仕事を辞めた。退職するにあたって、食事に誘っていただけることもあったし、辞めてからのんびりしている間にも、軽くお茶でもと声をかけてもらえることもあった…

Monkirigata
5か月前
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ラッキーマンホール

小さい頃、数メートル先にマンホールが見えると「右足(時には左足)で踏めればいいことがある」と心の中で決めるクセがあった。歩幅を調整することなど簡単であるから、当…

Monkirigata
6か月前
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留学記(終)

留学記(終)

なんとなく書き始めた留学記、いざ書き始めるといろんなことを思い出して、些細なこともいちいち愛おしいためとりとめがなくなってきてしまいました。そのため今回でいったん終わりとして、また「どうしても残しておきたい!」と思い出した出来事があれば、改めて書いていこうと思います。
イギリス生活も後半に入ると、「そのうち行こう」と思っていたあちこちにようやく行くようになりました。博物館やミュージカルにマーケット

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留学記④

留学記④

10月、ブライトンで経験したハロウィンも思い出深いものでしたが、11月からクリスマスムードのロンドンは本当に素敵でした。暑いのが苦手で冬生まれの私は冬が大好き。様々なイルミネーションで彩られた街は、毎日歩いてもまったく飽きずにいつもわくわくしていました。そんな中でも一番感動したのがウィンターワンダーランド!ハイドパークに設置される移動式遊園地で、クリスマスマーケットや数々の屋台もあって、アトラクシ

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留学記③

留学記③

ブライトンからロンドンに引っ越してもイギリス生活は順風満帆でした。ロンドンの語学学校で出会った日本人はワーキングホリデーで来ている子が多く、最初の1−2ヶ月で語学学校に通いながら生活基盤を整え、仕事も探す、というようなことをしていて、家探しや仕事探しの苦労を見ていると、同情する気持ちを抱く隙などないほど、ただただ感心するのみでした。私がワーホリの資格を有していた年齢の頃、海外で暮らしたり働いたりす

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留学記②

留学記②

ブライトンでの3ヶ月を終え、ロンドンに引っ越したのが11月でした。サマータイムが終わった11月のイギリスは、16時には日が暮れ、来る日も来る日も、雨。気持ちも晴れず、新たな環境になったのが思いの外ストレスになっているのかもと思っていたのですが、ある晴れた日に気持ちがスッキリしていて、ああ、最近の気持ちの落ち込みは太陽を浴びていなかったからか!と合点。
引っ越した先は、カイロプラクテターの大家さんが

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留学記①

留学記①

前回、イギリスに留学したことに触れたので、少し振り返っておこうかなと思います。
2022年8月から2023年5月までの10ヶ月をイギリスに行っていました。最初の3ヶ月をブライトンで、残りをロンドンで過ごしました。仕事を離れて完全に休むこと、自分の生活に集中すること、ついでに英語も学ぶこと。ただただ、そんなきっかけでした。
ブライトンでは語学学校の寮に入りました。ひとり部屋で部屋にシャワーとトイレは

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夏が来れば思い出す

夏が来れば思い出す

3年前の夏、当時の仕事でひとつ大きな区切りがついた。2年前の夏、その仕事を辞めて、イギリスに10ヶ月ほど行くことにした。42歳の夏、子どもはいないけれど結婚はしていて、ちょこっとイギリスに行こうと思っていると伝えた人たちの多くから「旦那さん大丈夫なの?」「帰ってきてから何するの?」と聞かれた。夫は大賛成してくれていたし、帰国後はノープランだった。
短期の学生ビザだと11ヶ月の滞在がMAXなので、語

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じゃない方の願い

じゃない方の願い

始めたばかりのnote、こまめに更新しようと思っていたものの気づけば7月。まとわりつく湿気ですでに夏バテしそうですが、久しぶりに癖毛をしっかり伸ばしてもらって、気持ちと姿勢もつられてピンと伸びた気がしています。
昔から、なんとなく七夕が好きです。折り紙で七夕飾りを作るのも好きだったし、織姫と彦星のストーリーは初めて「ロマンティック」と感じたものだったかもしれません。でも、肝心の、短冊に書く願い。あ

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共感と苦労マウントの境界線

共感と苦労マウントの境界線

少し前に、仕事を辞めた。退職するにあたって、食事に誘っていただけることもあったし、辞めてからのんびりしている間にも、軽くお茶でもと声をかけてもらえることもあった。そんな中のひとつのお酒の席でのこと。会を主催してくださった女性に「いろいろ大変だったでしょう」と憐憫の眼差しを向けられた。確かに忙しくはしていたけれど、「聞いてくださいよ!」というようなストレスもなく、「そうですね、でも○○さんもいろいろ

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ラッキーマンホール

ラッキーマンホール

小さい頃、数メートル先にマンホールが見えると「右足(時には左足)で踏めればいいことがある」と心の中で決めるクセがあった。歩幅を調整することなど簡単であるから、当然成功率は100パーセント。しかし、それは自分にだけ備わった不思議な能力だと感じていた。やがてティーンエイジャーになった頃、そんな取るに足らない幼少期のエピソードを友人に話したら、「私もやってた!ラッキーマンホールって呼んでいた!」と少し恥

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