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ぽっぽのエッセイもどき

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エッセイと呼んでもいいのか分からない。
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2022年2月の記事一覧

袖振り合うも、一生もの。

袖振り合うも、一生もの。

『我等友情永久不滅』『一生仲仔』

小学校高学年〜中学二年生くらいまで、プリクラでは定番のらくがきでした。
そうです、平成初期生まれ田舎育ちです。

「ずっと・末永く・いつまでも・一生・永遠に」
そんな関係こそが、尊いものであり、理想的だと考えることが多いです。私もそう思っていました。

ずっと仲良くしたい、人生を共にしたい、そのように望む気持ちが溢れる関係性は素敵だと思います。

しかし、それと

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あとがきという名のデザートを

あとがきという名のデザートを

『大丈夫を重ねていく物語を』
読んでくださった方、ありがとうございました。

こちらの記事、節目となる誕生日までに仕上げようと下書きに眠らせていたものですが、創作大賞のハッシュタグをつけて投稿したら少しでも多くの方に触れてもらえるかもしれないという小賢しさから、締め切り当日にぶわっと書き上げました。

少しでも多くの方に触れてもらえるチャンスが欲しいと思ったのは、私の抱いていたこの気持ちが、それを

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大丈夫を重ねていく物語を

大丈夫を重ねていく物語を

私の物語の主人公は、私。
でも、私は一体、何者なのか。
どんな風に、人物紹介をしたらいいのだろう。

バブル崩壊期間に産まれた私は、『失われた30年』という言葉を目にすると、なんだか悔しくなる。それは経済のことを指すと分かってはいるけれど、勝手に決めつけられているようで。失われたと受け身で書かれることによって、被害者意識が生まれてしまいそうだ。

加えて、「これだからゆとりは」なんて、世代でまとめ

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