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猫を拾ったときの話

気づけば、
5年以上猫と一緒に暮らしているのですが、
「この子がいなかったらわたしは今頃どうなってただろう…」と考えるほど、わたしの人生を変えてくれた存在です。

そんな彼女と出会ったときのことを思い出してみます。

道に猫がいる!

それは、本当に偶然の出会いでした。

当時付き合っていた人と
バスで山梨県(だったような…)へ遊びに行った帰りのこと。
普段は絶対に通る事のない道を歩いていると

「にゃーにゃー」

土手の上にちっちゃな猫が!

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にゃーにゃー

彼と一緒に「かわいい~」と近寄ってみても逃げない。
抱きかかえてみると、少しじたばたしていましたが、弱っているのか本気で逃げようとはしない猫。
近くで見ると、ある異変に気付きました。

「あれ、この子目を怪我してる!」

獣医さんの言葉

右目を怪我しているようで、血のようなものも出ていました。
「なんとかしてあげなければ!」
とりあえず動物病院に連れていくことにしました。

動物病院に着き、
「道で見つけた子猫なんですけど目を怪我しているみたいで…」と
診てもらったのですが、
どうやら怪我ではなく風邪が悪化して目やにが溜まって化膿しているようですね、とのこと。

右目はほぼなくなっていて、
左目もちゃんと見えてないのでは、と。

その言葉が、すごく重たく響いたことを覚えています。

目の前にいる小さなガリガリの猫が、
とてつもなく過酷な環境にいると知ってしまった。

とにかく、そのまま外に放すわけにもいかず
家に連れて帰ることにしました。

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家に来た日のねこ。名前はまだない。

里親さがし

連れて帰ったはいけれど住んでいたアパートははペット不可。
元彼も当時家がないような状態。ついでに無職。(だいたいわたしの家でぷよぷよしてた)
とりあえず里親になってくれる人を探そう!と思いました。

フェイスブックや近所のお店、色々探したもののなかなか見つからず…

いつまでうちに置いておくのかわからなかったけれど
とりあえずamazonで猫トイレを注文しました。

急に家に猫がきてプチパニックになったわが家。
当時社会人1年目だった私は
「なんでも相談してね」と言ってくれたOJTの先輩に猫の相談ばかりしていました。(すみませんでした)

うちの子になるまで

あまり鮮明に当時のことは覚えていないのですが、iPhoneに残っている写真を見てみると

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拾った翌日

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1週間後 めっちゃ懐いた。

だいたい1週間くらいで里親希望者も現れなかったので飼うことを決めたように思います。

家の中で必死についてくる姿を見て、もう2日目くらいで「離れたくない!」と思っていました。

ちなみに名前は、
当時ハマっていたゲームのキャラクターから名付けました。

それから

飼い始めたはいいのですが、猫を飼うのははじめてで。
驚かされることもたくさんありました。

壁や家具をガリガリされる
なんでも登る
信じられないところにいる
急に吐く
とにかく鳴く

などなど数ある猫あるあるに戸惑いながらも、
幸せにのんびりと暮らしてきました。
高いところも登るし、こたつにも自ら率先して入ります。
目が見えないとは思えないほど自由奔放に暮らしているようです。本当は見えてるんやないか、とたまに思います。

結局、ペット不可物件では1年半ほどこっそり飼っていました
(すみませんでした。)
音や、においなどあるかも、と思い隣の方には飼い始めてすぐ事情を説明。
トラブルなどもなく、無事ペット可物件に移りました。原状回復費はまあまあ払いましたが…

引っ越しの話はまた別の機会にできればいいなと思います。

猫が来てから変わったこと

猫を飼い始めて変わったこと、1番は
「猫が一番大切な存在になった」ということでしょうか。

たぶんそれまでは彼氏だったり、自分だったりした優先順位が一気にひっくり返って、見事に猫が1番になっていました。

漠然とした不安や、孤独感も感じなくなったし、とりあえず家に帰りたいし、外泊はなるべくしなくなりました。

だらだらと付き合っていた元彼と別れたあとも猫が一緒だったからさほどダメージなく。

元彼の方はというと、わたしより猫と離れるのが辛いと泣いていました。そうだよねー。

その後、
今の夫と付き合ってからも猫優先は変わらず。
よく結婚できたなーと思います。
ペット飼うとオワリダ、なんていう方もいますが、動物好きな理解ある人を見極められると思えば良いと思います。

わたしにとって、猫はかけがえのない家族であり、親友のような存在です。

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少しでも長く一緒にいようね。


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