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Cut illustrations #2 母の日

テーマ毎に制作してきた幾つかのイラストたち。
どんな想いで、描いてきたのか…
その意図を紐解きながら、色々な視点からのアプローチを試みます。

今回のテーマは「母の日」です。


★目標としたこと
・人物とお花、それぞれが主体の絵を描く
・イラレのパスを使って仕上げる
・色の階調を活かした表現
・簡素でフラットな表現


Step1  シチュエーションを想像する

母の日に「いつもありがとう」の気持ちを伝える方法として…
・お花(カーネーション)を贈る
・手紙を書く
そんな行動をイメージしました。

さらに、お花(カーネーション)にまつわる場面を想像して、
・花を手渡す
・花瓶に生ける
・花束にする
など、いくつかのバリエーションを考えました。

おおまかなシルエットも決める


Step2  パスを作成する

ラフを元に、イラレ(Illustrator)を使ってパスを作成します。
パスとは点と点を結んだ軌跡で、刺繍の縫い目のようなものです。
針を出し糸を通すような作業を、コンピュータ上で行います。

山と谷を繋ぎながら
ぐるっと一周して線を閉じる


カーブを活かしながら、複数の図形を組み合わせるように(切り絵のようなイメージで)シルエットを形作っていきます。


Step3  パスを塗り分ける

作成したパスは、グループ毎に色を塗り分けます。
今回は赤系4色+緑色を使い、モノトーンに近い表現で仕上げます。


パーツ毎にまとめて
色の変更をする


全体が調和するようにバランスをみて配色します。


★完成

4点×2セットに振り分けて、完成です。


人物のイラストセット
カーネーションのイラストセット


Illustratorを使って単純化(デフォルメ)することで、削ぎ落とされてすっきりとするものもあるように感じられました。ある程度の制約があることで、それがガイドのような役割を果たしているのかなと。

コンピュータ上での操作になるので、カタくならないように…との意識を念頭に置いて制作しましたが、点と点を繋ぎ合わせ、丸みのあるフォルムを表現することができました。

どんな媒体やツールでも、手触りやリズムの伝わるカタチを表現できたら…と思います。



それでは、次回の更新も楽しみにしております💐





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