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読書の秋におすすめ!『車のいろは空のいろ』より名作「白いぼうし」~【期間限定】1話全文公開~

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「車のいろは空のいろ」シリーズは、1968年に第1作目を刊行して以来、世代をこえて多くの読者に愛されてきた日本の児童文学を代表する作品。
 連作短編集として構成され、各話で空いろのタクシーの運転手・松井さんと、不思議なお客さんとの出会いが、あたたかく詩情豊かに描かれています。

 このシリーズの作者はあまんきみこさん。『ちいちゃんのかげおくり』(あかね書房)『おにたのぼうし』(ポプラ社)などでも知られる児童文学作家です。

 これまでシリーズ全3巻で愛されてきましたが、現在4巻目となる新作を刊行すべく準備が進んでおります! 大きな節目を迎えることになるこの機会に、ぜひより多くの方々に、この作品を味わっていただきたい……。
 そんな思いをこめて、新作刊行までのカウントダウンとして、春・夏・秋・冬の季節ごとに全4回、期間限定にて1話全文公開をすることにいたしました。(第3回は10月17日~11月末終了予定)

 さらに、実は現在「車のいろは空のいろ」シリーズとして、noteで開催中の「#読書の秋2021」にも参加しております。

 そんな特別回に公開するのは、長年教科書にも掲載され、多くの方に親しまれている『白いぼうし』です。
 男の子がぼうしの中につかまえていたチョウを、にがしてしまった松井さん。そのチョウのかわりに、ぼうしの中に置いたのは……。夏みかんの温かく澄んだ香りが漂ってくるような、心温まる傑作短編。この機会にぜひ、お楽しみください。

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第3回の公開は終了いたしました。お読みくださった方々、ありがとうございました!

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 4回目の無料公開は、冬を予定しております。どうぞ、お楽しみに!

あまんきみこ
1931年、旧満州に生まれる。デビュー作『車のいろは空のいろ』で日本児童文学者協会新人賞と野間児童文芸推奨作品賞、『こがねの舟』で旺文社児童文学賞、『ちいちゃんのかげおくり』で小学館文学賞、『おっこちゃんとタンタンうさぎ』で野間児童文芸賞、『きつねのかみさま』で日本絵本賞など受賞多数。世代をこえて読み継がれている多数の作品がある。

北田卓史(きただ たくし)
1921年、東京に生まれる。個性的なタッチで、絵本や児童文学のさし絵など数多くの作品を描き活躍する。日本童画会賞、小学館絵画賞佳作賞を受賞。代表作に『チョコレート戦争』、『車のいろは空のいろ』、『さとるのじてんしゃ』等がある。

★現在、北田卓史さんの作品がこちらのnoteアカウントにて公開されています。色鮮やかで美しい原画作品が多数紹介されています。ぜひ、合わせてご覧くださいませ。


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