見出し画像

夏休みに読みたい!珠玉のファンタジー「車のいろは空のいろ」~【期間限定】1話全文公開 夏編~

画像7

「車のいろは空のいろ」シリーズは、1968年に第1作目を刊行して以来、世代をこえて多くの読者に愛されてきた日本の児童文学を代表する作品。
短編集として構成され、各話で空いろのタクシーの運転手・松井さんと、不思議なお客さんとの出会いが、あたたかく詩情豊かに描かれています。
収録作のひとつで、教科書にも長年掲載されてきた『白いぼうし』を覚えているという方も多いのではないでしょうか。

このシリーズの作者はあまんきみこさん。『ちいちゃんのかげおくり』(あかね書房)『おにたのぼうし』(ポプラ社)などでも知られる児童文学作家です。

長らく、北田卓史さんの挿絵と共に、シリーズ全3巻で愛されてきました。そんな本シリーズですが、実は現在、4巻目となる新作を刊行すべく、準備が進んでおります! 「車のいろは空のいろ」シリーズが大きな節目を迎えることになるこの機会に、ぜひより多くの方々に、この作品を味わっていただきたい……。
そんな思いをこめて、新作刊行までのカウントダウンとして、春・夏・秋・冬の季節ごとに全4回、期間限定にて1話全文公開をすることにいたしました。(第2回は8/11~8/25終了予定)

第2回目は、『草木もねむるうしみつどき』。
夜中の1時半すぎ、公園のぶらんこに小さな人影を見つけた松井さん。心配になって、女の子に声をかけますが……?
「うしみつどき」のふしぎな、余韻が心地よいお話です。

**********************

(2回目の無料公開は終了いたしました。
お読みいただきありがとうございました!)

**********************

3回目の無料公開は、秋を予定しております。 どうぞ、お楽しみに!

あまんきみこ
1931年、旧満州に生まれる。デビュー作『車のいろは空のいろ』で日本児童文学者協会新人賞と野間児童文芸推奨作品賞、『こがねの舟』で旺文社児童文学賞、『ちいちゃんのかげおくり』で小学館文学賞、『おっこちゃんとタンタンうさぎ』で野間児童文芸賞、『きつねのかみさま』で日本絵本賞など受賞多数。世代をこえて読み継がれている多数の作品がある。

北田卓史(きただ たくし)
1921年、東京に生まれる。個性的なタッチで、絵本や児童文学のさし絵など数多くの作品を描き活躍する。日本童画会賞、小学館絵画賞佳作賞を受賞。代表作に『チョコレート戦争』、『車のいろは空のいろ』、『さとるのじてんしゃ』等がある。

★現在、北田卓史さんの作品がこちらのnoteアカウントにて公開されています。色鮮やかで美しい原画作品が多数紹介されています。ぜひ、合わせてご覧くださいませ。


この記事が参加している募集

読書感想文