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『特装版 車のいろは空のいろ』刊行記念!「白いぼうし」~【期間限定】1話全文公開~

「車のいろは空のいろ」シリーズは、1968年の第1作目の刊行以来、半世紀以上多くの読者に愛されてきた、あまんきみこさんのロングセラー作品です。
短編集として構成され、各話で空いろのタクシーの運転手・松井さんと、不思議なお客さんとの出会いが、やさしくあたたかく描かれます。
とくに、教科書にも長年掲載されてきた「白いぼうし」のタイトルで覚えているという方も多いのではないでしょうか。

長らく全3巻で愛されてきた本シリーズですが、今年11月23日、4巻目となる新作『新装版 車のいろは空のいろ ゆめでもいい』の刊行が決定!
なんと22年ぶりとなる新作です!!

書き下ろし4編を含む新作『新装版 車のいろは空のいろ ゆめでもいい』
同時にシリーズ全4巻が新装版として刊行されます。

その刊行を記念して、これまで長く北田卓史さんの絵で愛されてきた、既刊『車のいろは空のいろ 白いぼうし』と『車のいろは空のいろ 春のお客さん』2巻セットの豪華特装版ができました!

デザインは名久井直子さん
箔押し、クロス装の豪華な仕様です
特典として、北田卓史さんの絵の魅力がつまった飾れるアートカードや、あまんさんが各収録作について綴ったリーフレット「思い出すままに」もつきます

今回はこの刊行を記念して『特装版 車のいろは空のいろ』より、収録作の1つ「白いぼうし」期間限定で全文公開いたします。(2022年11月2日~21日まで)
世代を超えて読み継がれている名作短編「白いぼうし」。ぜひこの機会にお楽しみください。みなさまからのご感想も、お待ちしております!

さらに、現在ポプラ社のTwitterアカウント(ポプラ社こどもの本編集部)にて、この特装版・新装版が当たるプレゼントキャンペーンも開催中です!
「白いぼうし」以外のお話も読んでみたい! また松井さんに出会いたい! という方はぜひ、こちらもチェックしてみてくださいね。

★キャンペーン詳細はこちら

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(全文試し読み期間は終了いたしました)

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 あまんきみこ
1931年、旧満州に生まれる。デビュー作『車のいろは空のいろ』で日本児童文学者協会新人賞と野間児童文芸推奨作品賞、『こがねの舟』(以上ポプラ社)で旺文社児童文学賞、『ちいちゃんのかげおくり』(あかね書房)で小学館文学賞、『おっこちゃんとタンタンうさぎ』(福音館書店)で野間児童文芸賞、「車のいろは空のいろ」シリーズで赤い鳥文学賞特別賞、『きつねのかみさま』(以上ポプラ社)で日本絵本賞など多くの賞を受賞。作品集に『あまんきみこ童話集』(全5巻・ポプラ社)『あまんきみこセレクション』(全5巻・三省堂)がある。日本の風土に根ざしたあたたかい童話の世界は、世代をこえて読者の心をとらえ読み継がれている。

絵 北田卓史(きただ たくし)
1921年、東京に生まれる。画家として児童書の分野で活躍し、日本童画会賞、小学館絵画賞佳作賞を受賞。絵本に『もりたろうさんのじどうしゃ』『山ねこおことわり』、挿画に「車のいろは空のいろ」シリーズ(以上ポプラ社)『チョコレート戦争』(理論社)『さとるのじてんしゃ』(小峰書店)などがある。独特のタッチと色使いで描いた自動車、飛行機などの乗り物、子どもたちや動物などの個性的なキャラクターが親しまれ、今も多くのファンに愛されている。1992年逝去。

★現在、北田卓史さんの作品がこちらのnoteアカウントにて公開されています。色鮮やかで美しい原画作品が多数紹介されています。ぜひ、合わせてご覧くださいませ。

★11月25日発売!「新装版 あまんきみこの車のいろは空のいろ」シリーズ

特装版と同じく、デザインは名久井直子さん

22年ぶりの新作『ゆめでもいい』含む全4巻を、黒井健さんの美しい装画、挿絵による新装版としてリニューアルしました。各巻末には、作者あまんきみこさんが全ての収録作について綴った、ファン必見のライナーノーツ「思い出すままに」を収録しています。