ポプラ社 こどもの本編集部

ポプラ社で「こどもの本」を作り届ける人たちです。日ごろ絵本を担当しているメンバーが、小…

ポプラ社 こどもの本編集部

ポプラ社で「こどもの本」を作り届ける人たちです。日ごろ絵本を担当しているメンバーが、小さなチームを作り、記事を発信していきます。大人になったあなたも、久しぶりに、こどもの本にワクワクしてみませんか?

マガジン

  • 編集者のちょっと3分ください!

    こどもの本の編集者が、「いま」伝えたいこと、アピールしたいことを熱く語る連載です。

  • 新しい本ができるまで

    制作過程の裏話や、絶賛制作中のアトリエなど…新しい本が生まれる現場から、ほやほやの情報をお届けします!

  • できたてほやほや 作家が語る

    新しく出た絵本・児童書について、作家さんや画家さんにお話を伺う連載です。作家・画家志望の方には、特に必見!アイデアの源は?どうやって作品をつくっているの?本づくりの意外なハプニングなども!

  • 絵本作家の日常 私の必需品3つ

    絵本作家さんに「日常に欠かせないもの3つ」をテーマにお話を伺います。作家ならではのこだわりや、プライベートの意外な一面、仕事や生活に生かしたい発想のヒントがたくさん。

  • 担当編集のきかんしゃトーマスがたり

    「汽車のえほん」日本での刊行50周年記念‼ 担当編集者がトーマスへの熱い想いを語ります!

最近の記事

【人気ドラマ登場で話題】ロングセラー絵本『ルラルさんのにわ』

社会現象となったドラマ『silent』のチーム制作による、家族の物語を描く話題の月9「海のはじまり 特別編」が、先日(8月26日)放送されました。 劇中の読み聞かせシーンで登場したのは、いとうひろしさんのロングセラー絵本『ルラルさんのにわ』。 1990年の初版刊行以来、多くの読者に愛され続けています。 軽やかで楽しいけれど、読む前と読んだ後では、自分のなかで何かがちょっと変わっている。言葉では表せない何かを、心のなかにそっと置いてくれるような作品です。 まだこの絵本を読んだ

    • 【1本のnote記事が繋いだ出会い🦊】自分ですごろくを作っていたかつての小学生が、小学校ですごろく作りの授業をすることになった!

      こんにちは。ポプラ社の竹村と申します。ポプラ社で働く一会社員の私ですが、この度なんと 小学校で「すごろく」について授業をしてきました……! 会社で働く会社員が小学校で授業???? それもすごろくの授業???? 今回の出来事は、実は私にとっても寝耳に水の話でした。 しかもすべての発端は、私が2年前に書いた1本のnote記事なのです………!! まったく予期しない出会いでしたが、この貴重な経験が、子どもに関わる仕事をする私に、重要な気付きをあたえてくれました。 思いがあふれ

      • 【夏休みにアート脳開花⁉🌻】老若男女を夢中にさせる新感覚アクティビティブック『アート脳ちぎりえ』をレビュー‼(おためし台紙も配布中✨)

        紙をちぎって、貼って、ちぎって、貼って……。小さい頃、「ちぎり絵」で遊んだ記憶はありませんか? ちぎった紙をせっせと貼っていくと、いつの間にか大きな作品が出来上がる、その達成感がたまらないですよね!  でも、いざ作ろうと思うと、準備するものが多かったり、のりで手がべたべたになったり……なにかと面倒なのが残念なところ。 今回は、そんなちぎり絵遊びの懸念をまるっと解決する本をご紹介します! 「ちぎり絵」を体験できる台紙のダウンロードも。ぜひ最後までご覧ください🎶 シールを「

        • キラキラゆめかわいい♡なつかしのミョウバン結晶実験! 大人が全力で挑んでみたら…⁉

          暑さが半端ではない7月🌞 皆さんはいかがお過ごしでしょうか? できるかぎり家にこもる派の黄(この私)にとっては、セミの声よりエアコンのリモコンの「ピ!」という無機質な音のほうが夏の風物詩になっている気がします。 とはいえ、やっぱり「夏を存分に楽しみたい!」「可愛いことをしたい!」という心の中のスクリームがアイスクリームに勝ったので、夏バテの中、おうちの中でも可愛く楽しめる 工作キットを世に出しましたーー! そう、まさにこの可愛いパッケージに包まれた『ゆめきら!カンタンにつ

        【人気ドラマ登場で話題】ロングセラー絵本『ルラルさんのにわ』

        マガジン

        • 編集者のちょっと3分ください!
          75本
        • 新しい本ができるまで
          31本
        • できたてほやほや 作家が語る
          21本
        • 絵本作家の日常 私の必需品3つ
          8本
        • 担当編集のきかんしゃトーマスがたり
          3本
        • 編集者オススメの本
          24本

        記事

          シュールすぎるごりら(?)の絵本『いちごりら』がうまれるまで

          6月の新刊絵本『いちごりら』。発売から10日で重版がかかる、という 異例の早さで話題を呼んでいる本作の誕生秘話を担当編集小堺が語ります。 『いちごりら』というタイトルの通り、表紙には頭がいちごになったごりらの姿が。目が合うとドキッとするほどのインパクト! 作者は絵本『あみあみあみちゃん』(ポプラ社)や中学年向け児童書『およぐ!』(文研出版)を手がける麻生かづこさん、絵は『めんぼうズ』(アリス館)でようちえん絵本大賞を受賞されたかねこまきさんです。 いちごの すきな ごり

          シュールすぎるごりら(?)の絵本『いちごりら』がうまれるまで

          祝50周年❣「ねずみくんのチョッキ展」を作者のなかえよしをさんとレポートします🐭✨5月22日~6月3日まで開催中!

          「おかあさんが あんでくれた ぼくの チョッキ  ぴったり にあうでしょう」 このフレーズからはじまる、小さなねずみの男の子が主人公の絵本『ねずみくんのチョッキ』が、2024年の今年、50周年を迎えました。 これを記念して、このたび「誕生50周年 ねずみくんのチョッキ展 なかえよしを・上野紀子 想像力のおくりもの」がスタート! 第1会場として、東京・松屋銀座の8階イベントフロアで5月22日から開幕しています。 そこで今回は、初日に「ねずみくんのチョッキ展」にいらっしゃっ

          祝50周年❣「ねずみくんのチョッキ展」を作者のなかえよしをさんとレポートします🐭✨5月22日~6月3日まで開催中!

          娘との楽しいあそびが…7年越しに絵本になった! 大人気「あかまるフレンズ」シリーズ絵本作家・しみずだいすけインタビュー

          2024年4月発売の『たたいてたたいて あかまるたいこ』。 子どもが絵本をたたくと……親がたいこのように鳴る!という、斬新な、でもアナログなあそび方で、楽しい親子のコミュニケーションが生まれる絵本です。 それっていったいどんなあそび方!?と思った方は、ぜひこちらの動画をご覧ください⇩⇩ 2017年刊行の『あかまる どれかな?』をはじめ、マグネットやカード、しかけ絵本など多様な展開で累計40万部を突破している「あかまるフレンズ」シリーズに、今回仲間入りしたこの絵本。そもそも

          娘との楽しいあそびが…7年越しに絵本になった! 大人気「あかまるフレンズ」シリーズ絵本作家・しみずだいすけインタビュー

          「自由でいい」と気づいて地獄から抜け出した~『ねこまたごよみ』石黒亜矢子~祝🎊第15回ようちえん絵本大賞

          子どもの頃に読んでいた、あの懐かしい絵本。 今お子さんに読み聞かせている、そのおもしろいお話。 これを作ったのはどんな人だろう? どんな生活をしているんだろう? と気になりませんか。 この連載では、そんな子どもの本の作家さんに「日常生活に欠かせないもの3つ」をテーマにお話を伺っていきます。 仕事道具、思い出の品、好きな食べ物など…経歴やプロフィールだけでは見えてこない、作家さんのすこしプライベートな部分までご紹介します。 ★過去の連載はこちら -------------

          「自由でいい」と気づいて地獄から抜け出した~『ねこまたごよみ』石黒亜矢子~祝🎊第15回ようちえん絵本大賞

          絵本作家・塚本やすしの「ヘンテコな」頭の中 『おにの パンや』刊行記念インタビュー!👹🍞

          もしも、鬼たちが暮らす地獄にパン屋があったら……。あなたはどんなパン屋を想像しますか? 怖そう? まずそう? 気味悪そう? だけど、意外と美味しいかも。 そんな想像がモクモク膨らむ新刊絵本『おにの パンや』が好評発売中の絵本作家、塚本やすしさんに刊行記念インタビューを行いました!  「『おにの パンや』には、ぼくが頭の中で考えたヘンテコなことがいっぱい詰まっています。難しいことは考えず、頭をゆるめて楽しんでください」 そう語る塚本さんが、本作にふんだんに盛り込んだ「ヘンテコ」

          絵本作家・塚本やすしの「ヘンテコな」頭の中 『おにの パンや』刊行記念インタビュー!👹🍞

          お江戸のユーモアを現代へ!「納得感」を探りつづけた2年間~絵本『なぞなぞどろんのもり』作者インタビュー~

          2024年1月、とってもかわいくて笑える、ことば遊びの絵本が誕生しました。文・織田りねんさん、絵・ちえちひろさんによる『なぞなぞどろんのもり』です。 この絵本は、江戸時代を中心に楽しまれていた言葉あそび、「判じ絵」をテーマに作られています。言わば令和版判じ絵えほん! こんな感じで、お話の中に、絵とひらがなをヒントに解くなぞなぞが、全部で26個入っています。 わずか32ページの絵本ですが、完成までには2年以上かかりました。 「判じ絵」というテーマがいかにして、この『なぞな

          お江戸のユーモアを現代へ!「納得感」を探りつづけた2年間~絵本『なぞなぞどろんのもり』作者インタビュー~

          汽車に乗って絵本の世界へ! 夢のトーマス号に乗車してみたら…【写真たっぷり📷イギリス探訪記】

          「汽車のえほん」日本刊行50周年を記念した連載記事。 前回は、「きかんしゃトーマス」の原点の景色として、トーマス編集担当がイギリスでめぐったウィルバート・オードリーゆかりの地をご紹介しました。 ★過去の連載はこちら イギリス探訪記、2本目となる今回は、イギリスの保存鉄道をご紹介します。「汽車のえほん」に登場する汽車と出会ったり、トーマス号に実際に乗車したりして、「きかんしゃトーマス」の世界を五感で感じる体験となりました。 そもそも保存鉄道とは?「汽車のえほん」の作者で

          汽車に乗って絵本の世界へ! 夢のトーマス号に乗車してみたら…【写真たっぷり📷イギリス探訪記】

          ロングセラー『おまえうまそうだな』の続編登場!貴重なラフも大公開! 絵本作家宮西達也さんインタビュー🦖

          いよいよ今年も、残りわずかになりました。 この時期、ご家族が集まったり、久しぶりに友だちや親戚と会う…という方も多いのではないでしょうか。 身近な人との愛や絆に触れるこの時期に、ぜひ読んでいただきたい絵本があります。 それが『おまえうまそうだな』(宮西達也/作・絵)からはじまる「ティラノサウルス」シリーズ。  2003年刊行の『おまえうまそうだな』は、その後シリーズとして15タイトルの作品を刊行し、子どもから大人まで多くの読者に愛されてきました。  第16作目となる今回の

          ロングセラー『おまえうまそうだな』の続編登場!貴重なラフも大公開! 絵本作家宮西達也さんインタビュー🦖

          ロングセラーの奇跡と出会う旅…「きかんしゃトーマス」作者ゆかりの地へ! 【ゆったりイギリス探訪記📷】

          「汽車のえほん」日本刊行50周年を記念した連載記事。 今回は、トーマス担当編集者がめぐったイギリス「汽車のえほん」ゆかりの地ツアーをご紹介します! 作者の育った家や、晩年を過ごした教会など、ファン必見のディープなこのツアー。今回、編集担当として参加し、イギリスで生まれた作品が日本で愛され続けている…ロングセラー作品の奇跡を感じる旅となりました。 イギリスをゆったり旅する気分で、ご覧ください! ★前回の記事はこちら。「汽車のえほん」についてご紹介しています。 トーマスの原点

          ロングセラーの奇跡と出会う旅…「きかんしゃトーマス」作者ゆかりの地へ! 【ゆったりイギリス探訪記📷】

          息子のためのお話が、世界的キャラクターに!「きかんしゃトーマス」の原点は、実は絵本って知っていましたか?~「汽車のえほん」日本刊行50周年🎊~

          「きかんしゃトーマス」と言えば、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか? さまざまな形で世代を超えて愛され続けるトーマスですが、その原点が、実は「汽車のえほん」という絵本だったということは、あまり知られていないかもしれません。 ですが、実は今年2023年は、日本に「汽車のえほん」シリーズがやってきてから50周年の、アニバーサリーイヤーなのです! この機会に、「汽車のえほん」の魅力をぜひみなさまに知っていただきたい! と思い、これから数回に分けて、トーマスの担当編集が「汽車の

          息子のためのお話が、世界的キャラクターに!「きかんしゃトーマス」の原点は、実は絵本って知っていましたか?~「汽車のえほん」日本刊行50周年🎊~

          物語で寒さも吹きとべ! 児童書には、大人にも必要なエネルギー🔥がいっぱい詰まっているんです!【編集部おすすめ記事ピックアップ】

          東京ではようやく、冬らしい寒さになってきました。 今年も残るところ1カ月強(きゃ~!)、ますます忙しくなるその前に。このあたりでいったん、児童書でエネルギーチャージはいかがでしょう? 児童書? 子どもむけ? と侮るなかれ。 児童書にこそ、この寒さや忙しさを乗り切るために、かつて子どもだった我々大人にも必要なエネルギーがたくさん詰まっているのです。 児童書にももちろん、様々なテーマがありますが 大人から見ると驚くほどまっすぐな思いであったり… 身近な小さな感動、打算のないピ

          物語で寒さも吹きとべ! 児童書には、大人にも必要なエネルギー🔥がいっぱい詰まっているんです!【編集部おすすめ記事ピックアップ】

          谷川俊太郎・訳『はな とったの だれ?』刊行記念! 子どもの本専門店さんに聞く、谷川さん作品の魅力とおすすめの楽しみ方!

          ユーモアあふれる翻訳絵本『はな とったの だれ?』が、2023年10月に刊行されました。 翻訳をしてくださったのは、詩人の谷川俊太郎さん。鼻をなくしてしまったゾウが自分の鼻の行方をあれこれ想像するという、イタリアで大人気のちょっとシュールでおしゃれな幼児から楽しめる絵本です。 この刊行を記念して、谷川さんからのご推薦で、谷川さんと長年親交のある子どもの本専門店「メリーゴーランド」店主の増田喜昭さんにお話を伺いました。 今回の絵本についてはもちろん、谷川さん作品全般の魅力につ

          谷川俊太郎・訳『はな とったの だれ?』刊行記念! 子どもの本専門店さんに聞く、谷川さん作品の魅力とおすすめの楽しみ方!