春のドライブホリデイ♫

家にじっとしてるのが苦手な私ですが、いつもは都内や近郊をフットワーク軽く愛車で回る日々。まぁゴールデンウィークも長いし、どこかに行きたい。
「遠いわけでもないが近くもなくて、まだ何故だか行ったことがない。生きてるうちに見たいものがある」
家族に言うと、娘達は
「ん、タダなら行く」
来た。らしいお言葉 w
「おし、決行だ」
我家の運転手は私ひとり。私は自慢じゃないが、日常茶飯事にちじょうさはんじにあちこち痛むガタガタ人間。東京の西の端から茨城の上まで往復、多分距離なら浜松往復くらいある。自分の車で、これほどの長距離な1人運転は経験がないけど
「まぁダメなら途中で帰るか〜」
それほど前のめりな私の「行ってみたい」熱で、かなり強引に限界突破げんかいとっぱなドライブになった。

朝8時出発。見事に晴れて爽やか。目黒から三郷みさとインター、連休だから混雑は覚悟していたのに、意外とスイスイ。愛車SUVはスピードに抜群の安定感…遠出しなかったので自分の車なのに全然知らなかったわ。

☆ 友部ともべサービスエリア（常磐道じょうばんどう）

大型のサービスエリアはスタバも完備で、焼きたてパンも充実。ピカピカな施設。

推おしはやはり納豆。水戸が近いから？

早速チャレンジャーな娘は、納豆チーズドッグを迷わず食す。
「チーズも納豆も、どっちも伸びるから、どっちだかわかんないよ〜〜」
楽しそ。

なんだかシャレた納豆で、色んなトッピングの小さめ舟形の納豆が気に入り
「お土産にこれ絶対買う！」
決めたが、帰りの友部サービスエリアには売ってなくてかなりガッカリした。いつか食べたい舟納豆。

☆  国営ひたち海浜公園

意外とどこも混まずに10時半に到着。とにかく広い賑わっている公園だ。

＊　ネモフィラの花畑

よく見るこのネモフィラの水色の花畑が1度見てみたかったのだ。駐車場から入口、公園内を通りしばらく何にも見えない道を行くと急に（ドラマティックに）うわーっと目の前に広がる水色の花の丘！沢山の人をさばくように道があって、もうこの辺りは最近あまり見かけない外国人客もいっぱい。誰もがこの、青い空と向こうに見える海とネモフィラの花畑の丘にビックリしてしまう。美しい3種類の青色のハーモニーの世界。ベタだが、この季節限定のこの光景が見てみたかった。ウェディングドレスの花嫁さんの前撮りや、愛犬撮影の人達も沢山。でもどの人も本当に嬉しそうで微笑ましい、ハッピーネモフィラブルーの世界でした。

太陽を浴びたネモフィラの花は、光を増して青がより輝く。

菜の花畑の黄色も、ネモフィラブルーを引き立てます。

民家園もあり、竹馬や昔の遊びを体験するスペースになってました。

我家は（私以外）大好きな観覧車で公園全景と海、はしゃいでました。

園内は広いのでレンタサイクルも大人気、キャンプエリアやアスレチック、園内は沢山の美味しそうな出店がいっぱい。楽しくて目移りしました。

☆  日立おさかなセンター

車で20分くらいの魚市場と道の駅が合体したところで、名物のっけ丼ランチ。

海から上がった新鮮なお魚たち、帰りだったら買いたかった。あ、さかなクンの色紙ありました　ww

¥2000くらい？無料のごはんはサイズ選択で、海鮮スープは出汁がすごい。娘はおかわりしてました。

☆ 袋田ふくろだの滝

1時間強、誰もいない山道をクネクネ…ようやく小さな赤い欄干らんかんと映画のセットみたいな古い土産屋のエリアに到着。でも全く賑にぎわいも、滝のある気配すらない。でも写真などを眺め、ずっとどうしても見てみたいと思っていた袋田ふくろだの滝。

入口から250mのトンネルはひんやりしている。これは圧巻だと有名な真冬の氷瀑ひょうばくを見る時には、とんでもなく凍こごえるトンネルになるだろう。私は真冬は素晴らしくても、道も凍こおるだろうし無理だ、パス。

長いトンネルを抜けたところに、いきなり迫力ある水しぶきの滝が目の前に広がる。たいして滝に興味のなかった家族が「うわ〜すごい、すごいや〜」スマホを片手に、夢中になって滝を撮影。
滝の幅が広く、ふわりとドレスのようにエレガントこの上ない。なんて美しい滝なんだ。
周りには2人くらいしか他に観光客がいなく、ほぼ独占状態。エレベーターもあって完全なバリアフリー。是非、高齢なご両親など連れて来るのには、ここ最適です。特に紅葉時は人気があります。ナイアガラやらあちこちの滝を見た私が本当に見惚みほれる美滝、もっと宣伝せんか茨城県！

＊　土産店

串焼くしやきしてる煮込みこんにゃくと鮎あゆ。

りんご農園が近くに点在。茨城のりんご？知らなかったのですが、美味しいらしい。名物アップルパイ、私の大好物なのにショック！時間がなくて買い損ねました。

☆  JR日立駅

日立駅はかなり北の方にあり、暮れかかる袋田の滝からも飛ばして1時間。諦あきらめの悪い私のごり押しは実り、なんとか到着。妹島和世せしまかずよ建築の、海を体感できるガラスの駅だ。海に隣接している駅は珍しい。実際のところは海まで高低差があって、距離もあり安全になっているのだが、上手く海を取り込んで見せるテクニックがある。茨城県出身の妹島和世せしまかずよ、頑張ったなぁ素晴らしい。
とにかく見てみたかった。
車内で爆睡ばくすいしてたウチの家族も
「すっげー」
「海だ〜」
海しか見えない見事な写真映えスポットに「こんな駅ある？」興奮してました。

常磐線は1時間に3本。

私は大きく間違えていた。この真っ赤に染まるガラスの駅を、ロマンティックな夕陽だと勝手に思い込み「急げば夕陽の真っ赤な時間に間に合う！」焦あせったのだ。ジャーーン違った。ここが真っ赤に輝くのは朝日。ええっ、うっそ〜！
近くのホテルに泊まりまだ明けない暗いうちに日立駅に来て、朝日を待つ。5am？起きるの4時半？ムリ〜〜
こんな素晴らしい光景を撮影するなら、超早起きと執念しゅうねんが必要です。

☆ シーバーズカフェ （日立駅）

駅の大人気カフェ、建築家・妹島和世せしまかずよの家具などを配した海を感じる貴重な場所。地方にあって、満席で待たされる特別な店。パンケーキやランチもあります。ぜひ♫

建築家・妹島和世せしまかずよ

代表作 / 金沢21世紀美術館

途中の友部サービスエリアで、夕飯を食べて休憩。特にどこも渋滞せずに10pm帰宅。300km以上走った。でも「行きたい！見たい！」は強い？全員大満足キラキラ休日になりました。ウチの娘達と来たら
「これっくらいなら日帰りで楽勝らくしょうでしょう！」
おいお〜い待て〜運転してたの私だけですから。私を万能と思うなかれ。困った奴らだっ！w

帰りに買った土産。
上のほしいもミックスは、私への母の日のプレゼントって。
「えっ？安っ！」
「だって好きでしょう？」

袋田の滝の土産物屋（駐車場使用させてもらった）でタケノコ2本買ったら、おばさん残りの2本までくれた。4本、ウチに着いて、とりあえず洗った。